ホソバノヤマハハコ

「エーデルワイス」という花があります。ヨーロッパのアルプスに咲くキク科の花です。死ぬまでには見てみたいと思いますが、夢は叶うかどうか。


そのエーデルワイスに近いといわれる花がウスユキソウの仲間です。この花も東日本に多く、西日本ではあまり見ることができません。それでも一昨年は九州で見つけることができて感激しました。昨年も同じ場所に行きましたが一株もありませんでした。そんなわけでウスユキソウも憧れの花になっています。


このあたりで見ることができて、エーデルワイスやウスユキソウに一番似ているのはこのホソバノヤマハハコではないでしょうか。エーデルワイスやウスユキソウはキク科ウスユキソウ属、ホソバノヤマハハコはキク科ヤマハハコ属ですからはっきり言って違うものです。でもホソバノヤマハハコも葉っぱに薄い綿毛があって白くなっています。ウスユキソウ属の花がないのですから、ここは「滅多に会うことのない遠い親戚みたいなもの」ということで勘弁して頂きましょう(何のこっちゃ！)。

東日本ではヤマハハコ、西日本ではホソバノヤマハハコと分布がはっきりと分かれているみたいです。ヤマハハコの写真を見ましたが、僕には同じ物に見えました。

このホソバノヤマハハコ、花がいっぱい咲いている草原みたいなところよりもガレ場や少し崩れたような所が好きみたいです。先日はこのホソバノヤマハハコをいっぱい見ることができて満足でした。