星のぶろぐ

日々あったことを徒然に…。ほとんど趣味。

その瞳が胸を焦がし 眼差しが突き刺さる

2016-07-03 22:50:18 | 芝居

ミュージカル エリザベート
帝国劇場

なんと、花の会貸切公演です。そんな本日のキャストはこちら。

子ルドが加藤くん。これで、今回見てないのは城田トートと蘭ちゃんシシィのみです。

さてさて、入場時とミニうちわをいただきましたよ。表はコレ。

裏はコレです。個人的にうちわはテンションが上がる(笑)。

サイズが小さいので邪魔にならず、ちょっと扇ぐのにちょうど良いサイズでした。

さて、本日の公演ですが、一言で言えばとっても良かったです。全体的にまとまりがある感じ? 去年のプレビュー&初日メンバーだし、花ちゃんの気心が知れたメンバーなのかなと。まあ、私もこの組み合わせが大好きですけどね。元ルドルフ率が最も高い組み合わせ(笑)。

そんな本日の貸切公演、私のお席は2階の中程上手側。初日から上下上、ときてます。ばらけてるのはとてもありがたいです。2階席でも見えにくい箇所は、客席降りだけだし。というか、今年は見られるだけマシと思わねば。私の周りでもチケット取れなかった人続出なので。
そんな感謝の気持ちを胸に、観劇です。

先ほども書きましたが、今日は全体的にまとまりのある公演でした。何というか、すごく安心して見ていられる感じです。

芳雄トート、本日は歌にやたらアレンジが入ってました。私は彼の譜面通りな歌をとても愛しているのですが、今日のはコレはコレで良かったです。でも、今日やるんだね。まあ、花の会の会員を信じてくれてる証拠だと思いますが。実際、ほとんどの人が芳雄くんは好き(少なくとも嫌いじゃない)と思うけど。花ちゃんも芳雄くん相手だと容赦ないというか、安心してるというか。皇后陛下の体操室のシーンは毎回少しずつ違います。つか、芳雄トート、「待っていた!」でヒャッハーとなりすぎだ(笑)。今日は長椅子に寝転んで笑ってた。ちょっとびっくりした。長椅子に上るのもサイドからじゃなくて正面からだし、随分違うなぁ。ココだけ日替わり? そこから「まだあなたとは踊らない」につながるから、ハウス! が少しずつ違ってくるんだろうなぁ。今日は「ええ、マジッスか」みたいな感じで両手を広げてて大変可愛かったです(←黄泉の帝王なのに)。こういうトコ宝塚っぽいなぁ。そうそう、『愛と死の輪舞』で、閣下が恋に落ちるのは歌い出し直前ですね。シシィと目が合ってそこでズキューンとなってる。目を丸くする閣下が愛おしいです。

いくさぶルキーニ。初日は上手いけど芝居が安定してない印象だったのですが、今日はとても良い感じでした去年のナルシストっぽさが戻ってきた! うれしい。賛否両論あるようですが、私はいっくんのナルシストっぽいルキーニが大好きです。むしろ、それが彼の持ち味だと思うので。だから、後半に行くにつれてオドオドビクビクするのが良い。小者感パネェ。トートの手駒感も。それがルキーニとして正しいのかは分かりませんが、私個人としては良いと思うよ。

まりおフランツ、相変わらずお育ちの良いマザコン皇帝。そしてシシィに対する愛が凄い。見てるだけで「ああ、本当にシシィが好きなんだな」と分かる。音域に不利なところがあっても、私は大好きだ。今日は『我ら息絶えし者ども』もとってもよく聞こえました。お見合いのシーンの登場は、ドキドキしちゃいましたけど、問題なし。でも、棺桶って結構揺れるのねと再認識。個人的にですが、『あなたが側にいれば』のときのフランツの「ハハハッ」という笑い声はマイク入れてて欲しい。今日は聞こえたけどあれは地声かな? そして、歳をとってからのフランツも良い。毎回『夜のボート』で泣かされる。

タータンゾフィー、歌と芝居の安定感パネェ。文句なし。去年より、ルドルフに対しての愛情が見えるような気がします。『ゾフィーの死』はマジで泣けます。というか、年々感情はシシィよりゾフィー様よりになっていく(苦笑)。でも、宝塚版と違って、東宝番は“国を憂う皇太后”なので、当然かもしれませんが。東宝初演にあった『皇后の血筋』が残ってたらまた違う印象になってたかな。

ゆんルドルフ、歌に不安があれど、圧倒的なヴィジュアルと芝居でそれすら味にしてる気がします。今日の『闇が広がる』は上パート頑張ってた! そして、ラストはやっぱりハグ。強い意志を持ったルドルフに対して、芳雄トートの悪い笑顔ったら! しかも客席に向かって、というのがまたイヤらしくて……大好きだ。それはさておき、革命失敗してフランツに叱られた後の「父上!」はどうして分かってくれないんだ! という怒りと悲しみが籠もっていて切ないです。戻ってきたママにも拒絶されて、もう死に一直線! 死ぬときまで自分の意志。だから死のキスもがっつり、閣下の後頭部に手を回してとっても男……漢らしい。そしてバキュンの時の頭の吹っ飛び加減~死体の目の開き具合が怖いくらいに良いです。あ、そういえば、ルドルフは後半しか出てこないから途中でモブやるのですが、『ミルク』は割とわかりやすいのですが『エーヤン』は毎回わかりにくいです。一応見つけてはいますが、なんせ双頭の鷲の旗で顔が隠れてる。ですが、今日は何故か顔出し(笑)してました。なんのサービスだろう。

加藤子ルドルフ、歌はちょっとハラハラしたけど、お芝居は上手い。さすがは二代目子供店長。つか、今回の子ルドルフの中でイチバン小っちゃいのかな? とにかく可愛いのでよし。可愛すぎるから、閣下がとんだショタコンに(笑)。

終演後にアフタートークがありました。司会は中井さん。花ちゃん登場までエリザベートまでの軌跡的なVTRが流れました。初演雪組エリザベート、モンテ・クリスト伯、レディ・ベス、モーツァルト!、1789……だったかな? ソロだけじゃなく、デュエットも流してました。ということは、モーツァルト!以外も映像があるんですよね? 東宝さん! 資料映像でいいから売ってください。そう思ってる人他にもいると思うの。

それは置いておいて、映像が終わると花ちゃん登場。お衣装は結婚式のワルツの時のピンクのドレス。どうしてそのお衣装にしたかというと「着やすいから」とのこと。すかさず中井さんが「コレが着やすいと……」と突っ込む。中井さんGJ! 私も同じこと思ったよ。しばらくトークしていると、下手から不意に芳雄くんが登場。トート閣下のお衣装(カテコの時の黒いやつ)のままの芳雄くん! おかげでトークが回る回る。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿