ひよりみっ!

ディープインパクトが三冠馬になった年からやってる日記

なりたい自分になれる人はそんなにいない

2019-10-13 18:55:43 | アニメ
「空の青さを知る人よ」を見てきました。
その前にあのはなのスロを回したけど、天井手前まで一回もめんまチャンスに入らず、天井直前ではじめて入っためんまチャンスでうっかり当たってしまうという、一番やってはいけない負け方をしました。
天井までいけば、そこそこ期待値あったはずなんだけど。
というわけで、めんまにヘイトをためた状態で映画をみた(めんま関係ないやろ)。

内容ですが、主人公相生あおいのお姉ちゃんであるあかねと、その彼氏慎之介は高校を卒業したら東京へ行くつもりだったんだけど、そのタイミングで両親が事故死してしまったので、あかねはあおいと一緒に秩父に残ることになったところからスタート。
13年後、あおいもまた高校生となって進路を考える時期になり、とにかく東京へ行こうと考えます。
というのは、自分が秩父にいるから、姉が自由に生きられないのではという思いがあるから。
そんなところに、かの慎之介が演歌歌手のバックバンドとして戻ってきます。
さらに同じタイミングで、かつては慎之介たちが、今はあおいが楽器の練習のために使っているお堂に、13年前の慎之介(しんのと呼ばれている)が現れます。

さて、慎之介は音楽で生きていこうとして東京へ行き、ある意味それは果たせています。
が、しんのと呼ばれていた自分が描いていた未来の自分ではない。
そして、現実を知っている自分には、あおいはかつての自分と重なる部分があって、ついいら立ってしまう、と。
一方で、あおいはまだ未来の輝きをまっすぐ信じられるしんのに惹かれるわけですな。

誰が言ったか忘れましたが、

「子供はなりたいものになろうとする。それが、なれるものになろうとしたら、大人になってしまったということだ」

慎之介が抱えている傷というのは、そういうことです。
その傷のせいで、あかねの前に戻ってこられない。
今の自分は、あかねの彼氏だったしんのではないのだ、と。
まあ、それを取り戻すのが本題であり、「空の青さを知る人よ」というタイトルもそこにつながります。

雰囲気的には、「時をかける少女」を思い出させる感じでしたわ。
日常にちょっと不思議なことが加わって、それをきっかけに物語が動くと。
マリーにしては、あんまり生臭い部分もないし、わりと見やすい作品じゃないかなーと思いました。
コメント
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