今日は、ゲーセンスロ屋で昔の台を回してたんですが、昔の萌え台は声に魂入れてないなと痛感しました。
あのころは、出玉を導くためのフラグの立て方にこそ注目が集まっていて、萌え絵はあくまでおまけだったんよね。
そこで、出玉規制ののちにはかわいい女の子を盛り込むことがヒットにつながることを見越して開発されたツインエンジェルは当時から未来に生きていたと思います。田村ゆかりと能登麻美子起用したしね。
いや、昔は声は自社の女子社員に適当にしゃべらせたとか普通だったんよ。
フィーバーパワフルの深雪さなえのケースは超例外で、あれが人気キャラになったことを思えば、やっぱり声は大事だと思います。
それでは、ここまでのアニメ感想。
・琴浦さん
刑事に追われて、琴浦さんが上に逃げてくのを見て、私もやっぱり突っ込んだわw
それを言ってしまえば、叫びながら逃げれば、誰か出てきてくれたかもと思わないでもない。
そういうところは、もうお話の都合があるということを隠しもしないということで潔さすら感じる。
その刑事については、残念なことにいい友達に恵まれなかったんだなあ、と。
まあ、正直友達少ない私は、そのへんうまいことやる人の方法論というのはわからんのだけど。
私の場合は、他人にとってわりと利用価値がある人間だったらしいから(委員長やらされまくってたあたりから察しろw)何とかやっていけたっぽい。
そういう意味では、自信なんだなあ。他人に言われなくとも、自分には存在意義があるってわかってる人は、わりと余裕もって生きていけるんだけど、そうでない人は周りの人が盛り立ててあげないといけないわけだ。
いや、実際そういうの面倒くさいってのは認める。でも、家族とか先生とか、そういう人を育てる役目の人は、子供たちに自分のいいところを教えてあげてほしいな。
で、真鍋とか室戸くんのいいところは、人をほめられるところなんだわ。
以前にも言ったことあるけど、他人をほめるという行為は、プライドが高すぎるとできなかったりするの。
なんでわざわざ自分の負けを認めないといけないのかってね。
しかし、友達のためなら自分はかっこ悪くったっていいという態度が取れるあたりが、この作品の男子の「かっこいい」ところなんね。
・ちはやふる2
クイズとカルタの共通点については、ウルトラクイズ13代チャンピオンの長戸さんが書いてた本で読んだわ。
てか、あの本読んだ人は、みんな同じこと思ったはずw
一方で、クイズには形式による戦術が存在することも書かれていたので、クイズ研の子は、それもふまえてカルタのセオリーも押さえておくべきではなかったかと言いたい。
あえてセオリー破りをして、相手を混乱させようとしたみたいだけど、正攻法っていうのは勝率が高いからこそ正攻法なんで。
まあ、相手が何やろうが「記憶には絶対の自信あるし」という太一はかっこよかった、さすがだぜ。
しかし、不正の件について決してぶれなかった新もまたかっこよかったんよ。
言い訳のしようはいくらでもあるし、感情に訴えればどうにかならんでもなかったのに、それを潔しとしない態度がね。もっとも、クイーンに泣かれてちょっと困ってたけど。
私が主催者なら、もう開き直って個人戦の参加者に全部ぶっちゃけて、その場で「新の出場を認める?」って聞く。みんながOKって言えば、それでいいじゃん。
しいて被害者がいるといえば、団体戦のときの対戦相手だが、チームとしては勝ったし、まともに勝負してもらえたほうがよかっただろう、きっと……。
・さくら荘のペットな彼女
最終回、Aパートは落ち着いた雰囲気で、けっこういい感じだと思ったんだけど、Bパートのぐちゃぐちゃさで台無しだw
この作品の観てて辛かったところは、世間に合わせるということができる人間がいなかったあたりでね。
「天才だから奇人変人」という理由で、協調性のなさをごまかさないでもらいたいと思ったんだわ。
そういう意味では、生徒会長はもっと目立ってもよかった。
「紅茶王子」の生徒会長なんかがそうだったんだけど、世の中には「みんなの都合を調整する係」ってのがいないとうまくまわらんのよ。
本来は、空太がそれになればよかったんだろうけど、彼は自分のことでいっぱいいっぱいだったからねえ。
観終わって、あらためて近い作品は「ハチミツとクローバー」かと思った。あれも、主人公は常識人なのに、まわりが変だった。
あちらに共感できたのは、みんな誰かが好きだったからかもねえ。さくら荘でも好きになれたのは、ラブ感情がはっきりしてた七海とリタだったから。
美咲先輩は、好きという感情が自分の中で完結してなくて、相手にも同じものを要求するところがうざかったというかw
結局、ましろがマンガ描くことになった理由とかもわからんままだったし、人間、何ができるっていう能力は別段人間的魅力ではないということをあらためて理解した作品だったかな。
・AMNESIA
最終的に、いろんな世界で経験したことがまとまって事件が解決するのかと思ったら、そんなことはなかった。
オカリンの立ち位置は、ウキョウさんだったね。
ようは、各キャラのルートを順番に描くために、何度も主人公に死んでいただいたとw
そういう意味では、最後に花婿決定戦をやると決めてた「アルカナ・ファミリア」のほうが、私としてはわかりやすかったな。あっちはヒロインが能動的だったし。
男性キャラは、後に出てくるほうがエキセントリックで面白かった。やはり、ヒロインを檻に閉じ込めたトーマの印象は抜群。
そんな感じで、男性キャラに萌えまくっていればよかった作品(D.C.3を男女ひっくり返したようなもんだな)だったんだと思うけど、ついつい世界の謎とかを気にしてしまったので、序盤の印象が薄くなってしまった。
男女逆といえば、一時期ギャルゲーの主人公は無個性だなと言われてたのを、今作の主人公を見て理解したわ。
・閃乱カグラ
いってみれば、なのはvsフェイトみたいな関係を4組作ってみましたみたいな作品だった。
春花と雲雀は、ライバルって感じじゃなかったので除外。これでもはるひば派とやぎゅひば派に分かれてたりするのだろうか。
蛇女の子たちも、仲間同士は助け合ってたし、善忍と悪忍の差は、目的のために手段をどこまで選ぶかの差でしかなかったよなーと。
そのへんは個人の好みが出るところで、「任務のために、泣く泣く友を見捨てる」お話が好きか、「甘ちゃんと言われても、決して仲間を見捨てない」お話が好きかで、どちらに感情移入するか決まりそう。てか、これってガルパンにも当てはまらね?
キャラの好みでいうと、やはり天真爛漫な雲雀ちゃんがかわいいわけだが、もやしにこだわる詠さんはやよいちゃんと仲良くなる二次創作を妄想してみたくなるねえ。
葛城さんラインとかどうでもいい私は、姉御肌なキャラは当たり判定から外れてるみたいね。むしろ、男なら好きかも。
まあ、エロではなくて、かわいいのほうを推してきてたし、これっぽっちも不快な気持ちにならない、朝に観て一日楽しく過ごせるいい作品だったよ。
・たまこまーけっと
思えば、この作品に対する感覚がずれてたんだよなー。
本来、王子様と結婚といえば大事であり、人生が180度変わってしまうくらいの出来事なのに、私の感覚としては、どこかの村のえらい人と結婚するくらいのもんで、「いや、別に断っても問題ないよな……」と思ってた。
王子も、話せばわかってくれそうな人だったし。てか、わかってくれたし。
もっと、あの国が国際的にどういうポジションにあるのか説明してもらえてたら、私も「たまこがとんでもないことになってる!」という危機感を持てたかと思う。
しかし、友達同士はみんな仲良かったし、それを見てるだけで十分楽しい気分にはなれた。
特に、みどりの百合入ってるあたりはいいアクセントになってた。
ただ、みんなびっくりなくらいいい子すぎたのが問題だったかもしれない。
さくら荘みたいなのはやりすぎだが、もうちょっと問題児みたいな子がいてもよかったかもしれないね。
そういう理解しにくい子を理解できてこそ、器の大きさというのが見えてきたりもするし。
まあ、史織はわかりにくい子だったけど、彼女をこれっぽっちも悪く思わなかったあたりがたまこの器か。
早い段階で感じたのは「京都を舞台にしたARIAみたい」ってことだったけど、それをふまえるなら、ゲストキャラみたいな外部視点を適当に取り入れておくべきだったかもしれない。
チョイちゃんがそれに当たるのだけど、彼女はめちゃくちゃ順応しちゃったからさあw
・ラブライブ!
ラブライブには不出場が決まり、学校もひとまず存続が確定して、μ'sの存在理由が怪しくなってきたところへ、ことりちゃん留学とかいう衝撃。留学については伏線あったけどね。
穂乃果はショック受けてたけど、そういう理由でことりちゃんが留学やめちゃうみたいな展開はやだなあ。
なんか、穂乃果のわがままで引き止めたみたいで。
ここは、ふたりがサシで話し合って、お互いの気持ちをきちんと確かめ合うことを希望。
その前に、どうやって穂乃果の気持ちを整理するかだけど、あそこでひっぱたくのは海未ちゃんにしかできなかったなあ。真姫ちゃんは、よくぞにこちゃんを止めた。あらためて考えてみても、彼女が止めなければ誰も身体は動かなかった。
そもそも、海未ちゃんには言えたことを、どうして自分には言えなかったのか、穂乃果は落ち着いて考えるべき。
まあ、考えるとドツボにはまりそうだから、考える前に動くタイプに見えるけど。
私から見れば「いや、先に言ったら、ライブ前にこうなってたでしょ?」と言うことだが、ライブが成功してたらもうちょっと言いやすかったんだろうなあ。
とにかく、最後は解散ライブとかじゃなくて、あらためて穂乃果がアイドルやる理由を見出す前向きな終わり方を希望。もっとも、希望しなくても「ラブライブ!」の商業展開は続けたいだろうから、μ'sが解散するなんてことは考えられないのだけど。
あとは、ことりちゃんが居残る場合の、納得できる展開だな。
私としては、穂乃果には夢を見守るほうを選んでほしいのだけど、ことりちゃんが抜けた場合、2期をどうするかという問題がw
・ビビッドレッド・オペレーション
カラスがれいちゃんの矢を奪って巨大化したが、いちいち思惑をしゃべるものだから小物臭が酷かったw
人間ってのは、何考えてるかわからないが、とにかく凶悪みたいなやつのほうが怖く感じるから。
「彼ら」とやらがこの行為をどう見たかだが、おそらくは織り込み済みだったものと想像。
やはり、何考えてるかわからない「彼ら」のほうがすごそうに思えるな。
戦闘は、順番にドッキングして、順番に落ちていくというあたりがお約束的に燃えた。そして、落っこちるだけで決して死にはしないあたりがこの作品の方向性である。
れいちゃんとのドッキングは、最終回のサブタイトルが「ビビッドレッド・オペレーション」だった時点で「ああ、ちゃんとやってくれるんだ」と理解した。
やっぱり、友情の象徴としてやっておいてくれないと収まりつかんわ。にしても、何で全裸だったんだ。
れいちゃんがベースになったのは、向こうの世界においてあかねのポジションだったからと考えるけど、もしかしたら向こうの世界では全裸ドッキングが標準だったか?
とまあ、いらんことを考えたりもするが、この作品について不満を持っている人は、科学的、もしくは軍事的考証をやる意味が薄いあたりにそれを感じてるんじゃないかなーと。
男はSF世界の謎解き大好きだが、この作品はそのへんわりと適当だからね。
なんで示現エンジン以外のエネルギーバックアップ用意してないのとか突っ込まれてた。
私は、この作品はプリキュアの方向性だとみたから、「細けえこたぁいいんだよ!」と早い段階で切り捨てたがw
違う言い方をするなら、「この作品は女の子のかわいさをお楽しみいただくため、邪魔にならない程度の差し障りない戦闘をお楽しみいただくアニメです」ってことよな。
ただ、スト魔女は現実の軍事ネタを取り入れてたから、たまたま考証オタにも受け入れられたってだけだと思うんよ。
・ガールズアンドパンツァー
正直、大洗は負けてもいいと思っていたが、ダージリンさんとの一騎打ちを再現するのなら、勝たないと格好がつかないのだった。何も成長しなかったってことになるし。
そういう終わり方にするのなら、あとはいかに白けないように試合を展開させるかだが、市街戦に持ち込んで遠いところからドンドコ放り込まれないようにするのはお約束かな。
まほも、それは想定していたからマウス用意したんだろうけど、あんな協力プレイをやられるとは想定外だったんだろう。生徒会チームの献身っぷり最高。もっとも、言い出しっぺこそああいう地味な仕事するべきなんだけど。
みほたちの戦車も最後は履帯やられたし、見てる方が納得いくレベルまで大洗をボロボロにしたと思う。
残りHP1で勝つというのは、バトルものの王道だわなー。
印象的だったのは、戦闘不能になった部隊に対して、まずはケガしてないか確認するシーンが入ったこと。
これがみほのアイデンティティであり、彼女の戦車道なんだよねー。
そりゃ、最初からある程度の損害は想定するものだし、強いところは20台あるなら12台くらいの相打ちで勝てるくらいに考えてるかもしれないけど、そういうやり方では大洗は勝てないからw
そして、そういう考え方をしないからこそ、みんな隊長を信じて、自分たちを犠牲にしてまでチームに尽くしてくれた。
甘いというかもしれないけど、お話の中でくらい、そういう理想的な指揮官を見せてもらったっていいじゃない。
しかし、この作品は続編待望されてるだろうけど(大洗的な意味でもw)、この先どうするのかなあ。
大洗女子が普通に世界と戦うというのが一番やりやすそうではあるが(伏線あるし)、敵が今まで戦ってたのと芸風かぶりそうだなw
オールスターズにすると、キャラ多すぎて密度薄くなりそうだし、アンツィオあたりが例によってカマセにされそうで何かイヤ。というより、アンツィオは入れてもらえるのか?(酷)
あのころは、出玉を導くためのフラグの立て方にこそ注目が集まっていて、萌え絵はあくまでおまけだったんよね。
そこで、出玉規制ののちにはかわいい女の子を盛り込むことがヒットにつながることを見越して開発されたツインエンジェルは当時から未来に生きていたと思います。田村ゆかりと能登麻美子起用したしね。
いや、昔は声は自社の女子社員に適当にしゃべらせたとか普通だったんよ。
フィーバーパワフルの深雪さなえのケースは超例外で、あれが人気キャラになったことを思えば、やっぱり声は大事だと思います。
それでは、ここまでのアニメ感想。
・琴浦さん
刑事に追われて、琴浦さんが上に逃げてくのを見て、私もやっぱり突っ込んだわw
それを言ってしまえば、叫びながら逃げれば、誰か出てきてくれたかもと思わないでもない。
そういうところは、もうお話の都合があるということを隠しもしないということで潔さすら感じる。
その刑事については、残念なことにいい友達に恵まれなかったんだなあ、と。
まあ、正直友達少ない私は、そのへんうまいことやる人の方法論というのはわからんのだけど。
私の場合は、他人にとってわりと利用価値がある人間だったらしいから(委員長やらされまくってたあたりから察しろw)何とかやっていけたっぽい。
そういう意味では、自信なんだなあ。他人に言われなくとも、自分には存在意義があるってわかってる人は、わりと余裕もって生きていけるんだけど、そうでない人は周りの人が盛り立ててあげないといけないわけだ。
いや、実際そういうの面倒くさいってのは認める。でも、家族とか先生とか、そういう人を育てる役目の人は、子供たちに自分のいいところを教えてあげてほしいな。
で、真鍋とか室戸くんのいいところは、人をほめられるところなんだわ。
以前にも言ったことあるけど、他人をほめるという行為は、プライドが高すぎるとできなかったりするの。
なんでわざわざ自分の負けを認めないといけないのかってね。
しかし、友達のためなら自分はかっこ悪くったっていいという態度が取れるあたりが、この作品の男子の「かっこいい」ところなんね。
・ちはやふる2
クイズとカルタの共通点については、ウルトラクイズ13代チャンピオンの長戸さんが書いてた本で読んだわ。
てか、あの本読んだ人は、みんな同じこと思ったはずw
一方で、クイズには形式による戦術が存在することも書かれていたので、クイズ研の子は、それもふまえてカルタのセオリーも押さえておくべきではなかったかと言いたい。
あえてセオリー破りをして、相手を混乱させようとしたみたいだけど、正攻法っていうのは勝率が高いからこそ正攻法なんで。
まあ、相手が何やろうが「記憶には絶対の自信あるし」という太一はかっこよかった、さすがだぜ。
しかし、不正の件について決してぶれなかった新もまたかっこよかったんよ。
言い訳のしようはいくらでもあるし、感情に訴えればどうにかならんでもなかったのに、それを潔しとしない態度がね。もっとも、クイーンに泣かれてちょっと困ってたけど。
私が主催者なら、もう開き直って個人戦の参加者に全部ぶっちゃけて、その場で「新の出場を認める?」って聞く。みんながOKって言えば、それでいいじゃん。
しいて被害者がいるといえば、団体戦のときの対戦相手だが、チームとしては勝ったし、まともに勝負してもらえたほうがよかっただろう、きっと……。
・さくら荘のペットな彼女
最終回、Aパートは落ち着いた雰囲気で、けっこういい感じだと思ったんだけど、Bパートのぐちゃぐちゃさで台無しだw
この作品の観てて辛かったところは、世間に合わせるということができる人間がいなかったあたりでね。
「天才だから奇人変人」という理由で、協調性のなさをごまかさないでもらいたいと思ったんだわ。
そういう意味では、生徒会長はもっと目立ってもよかった。
「紅茶王子」の生徒会長なんかがそうだったんだけど、世の中には「みんなの都合を調整する係」ってのがいないとうまくまわらんのよ。
本来は、空太がそれになればよかったんだろうけど、彼は自分のことでいっぱいいっぱいだったからねえ。
観終わって、あらためて近い作品は「ハチミツとクローバー」かと思った。あれも、主人公は常識人なのに、まわりが変だった。
あちらに共感できたのは、みんな誰かが好きだったからかもねえ。さくら荘でも好きになれたのは、ラブ感情がはっきりしてた七海とリタだったから。
美咲先輩は、好きという感情が自分の中で完結してなくて、相手にも同じものを要求するところがうざかったというかw
結局、ましろがマンガ描くことになった理由とかもわからんままだったし、人間、何ができるっていう能力は別段人間的魅力ではないということをあらためて理解した作品だったかな。
・AMNESIA
最終的に、いろんな世界で経験したことがまとまって事件が解決するのかと思ったら、そんなことはなかった。
オカリンの立ち位置は、ウキョウさんだったね。
ようは、各キャラのルートを順番に描くために、何度も主人公に死んでいただいたとw
そういう意味では、最後に花婿決定戦をやると決めてた「アルカナ・ファミリア」のほうが、私としてはわかりやすかったな。あっちはヒロインが能動的だったし。
男性キャラは、後に出てくるほうがエキセントリックで面白かった。やはり、ヒロインを檻に閉じ込めたトーマの印象は抜群。
そんな感じで、男性キャラに萌えまくっていればよかった作品(D.C.3を男女ひっくり返したようなもんだな)だったんだと思うけど、ついつい世界の謎とかを気にしてしまったので、序盤の印象が薄くなってしまった。
男女逆といえば、一時期ギャルゲーの主人公は無個性だなと言われてたのを、今作の主人公を見て理解したわ。
・閃乱カグラ
いってみれば、なのはvsフェイトみたいな関係を4組作ってみましたみたいな作品だった。
春花と雲雀は、ライバルって感じじゃなかったので除外。これでもはるひば派とやぎゅひば派に分かれてたりするのだろうか。
蛇女の子たちも、仲間同士は助け合ってたし、善忍と悪忍の差は、目的のために手段をどこまで選ぶかの差でしかなかったよなーと。
そのへんは個人の好みが出るところで、「任務のために、泣く泣く友を見捨てる」お話が好きか、「甘ちゃんと言われても、決して仲間を見捨てない」お話が好きかで、どちらに感情移入するか決まりそう。てか、これってガルパンにも当てはまらね?
キャラの好みでいうと、やはり天真爛漫な雲雀ちゃんがかわいいわけだが、もやしにこだわる詠さんはやよいちゃんと仲良くなる二次創作を妄想してみたくなるねえ。
葛城さんラインとかどうでもいい私は、姉御肌なキャラは当たり判定から外れてるみたいね。むしろ、男なら好きかも。
まあ、エロではなくて、かわいいのほうを推してきてたし、これっぽっちも不快な気持ちにならない、朝に観て一日楽しく過ごせるいい作品だったよ。
・たまこまーけっと
思えば、この作品に対する感覚がずれてたんだよなー。
本来、王子様と結婚といえば大事であり、人生が180度変わってしまうくらいの出来事なのに、私の感覚としては、どこかの村のえらい人と結婚するくらいのもんで、「いや、別に断っても問題ないよな……」と思ってた。
王子も、話せばわかってくれそうな人だったし。てか、わかってくれたし。
もっと、あの国が国際的にどういうポジションにあるのか説明してもらえてたら、私も「たまこがとんでもないことになってる!」という危機感を持てたかと思う。
しかし、友達同士はみんな仲良かったし、それを見てるだけで十分楽しい気分にはなれた。
特に、みどりの百合入ってるあたりはいいアクセントになってた。
ただ、みんなびっくりなくらいいい子すぎたのが問題だったかもしれない。
さくら荘みたいなのはやりすぎだが、もうちょっと問題児みたいな子がいてもよかったかもしれないね。
そういう理解しにくい子を理解できてこそ、器の大きさというのが見えてきたりもするし。
まあ、史織はわかりにくい子だったけど、彼女をこれっぽっちも悪く思わなかったあたりがたまこの器か。
早い段階で感じたのは「京都を舞台にしたARIAみたい」ってことだったけど、それをふまえるなら、ゲストキャラみたいな外部視点を適当に取り入れておくべきだったかもしれない。
チョイちゃんがそれに当たるのだけど、彼女はめちゃくちゃ順応しちゃったからさあw
・ラブライブ!
ラブライブには不出場が決まり、学校もひとまず存続が確定して、μ'sの存在理由が怪しくなってきたところへ、ことりちゃん留学とかいう衝撃。留学については伏線あったけどね。
穂乃果はショック受けてたけど、そういう理由でことりちゃんが留学やめちゃうみたいな展開はやだなあ。
なんか、穂乃果のわがままで引き止めたみたいで。
ここは、ふたりがサシで話し合って、お互いの気持ちをきちんと確かめ合うことを希望。
その前に、どうやって穂乃果の気持ちを整理するかだけど、あそこでひっぱたくのは海未ちゃんにしかできなかったなあ。真姫ちゃんは、よくぞにこちゃんを止めた。あらためて考えてみても、彼女が止めなければ誰も身体は動かなかった。
そもそも、海未ちゃんには言えたことを、どうして自分には言えなかったのか、穂乃果は落ち着いて考えるべき。
まあ、考えるとドツボにはまりそうだから、考える前に動くタイプに見えるけど。
私から見れば「いや、先に言ったら、ライブ前にこうなってたでしょ?」と言うことだが、ライブが成功してたらもうちょっと言いやすかったんだろうなあ。
とにかく、最後は解散ライブとかじゃなくて、あらためて穂乃果がアイドルやる理由を見出す前向きな終わり方を希望。もっとも、希望しなくても「ラブライブ!」の商業展開は続けたいだろうから、μ'sが解散するなんてことは考えられないのだけど。
あとは、ことりちゃんが居残る場合の、納得できる展開だな。
私としては、穂乃果には夢を見守るほうを選んでほしいのだけど、ことりちゃんが抜けた場合、2期をどうするかという問題がw
・ビビッドレッド・オペレーション
カラスがれいちゃんの矢を奪って巨大化したが、いちいち思惑をしゃべるものだから小物臭が酷かったw
人間ってのは、何考えてるかわからないが、とにかく凶悪みたいなやつのほうが怖く感じるから。
「彼ら」とやらがこの行為をどう見たかだが、おそらくは織り込み済みだったものと想像。
やはり、何考えてるかわからない「彼ら」のほうがすごそうに思えるな。
戦闘は、順番にドッキングして、順番に落ちていくというあたりがお約束的に燃えた。そして、落っこちるだけで決して死にはしないあたりがこの作品の方向性である。
れいちゃんとのドッキングは、最終回のサブタイトルが「ビビッドレッド・オペレーション」だった時点で「ああ、ちゃんとやってくれるんだ」と理解した。
やっぱり、友情の象徴としてやっておいてくれないと収まりつかんわ。にしても、何で全裸だったんだ。
れいちゃんがベースになったのは、向こうの世界においてあかねのポジションだったからと考えるけど、もしかしたら向こうの世界では全裸ドッキングが標準だったか?
とまあ、いらんことを考えたりもするが、この作品について不満を持っている人は、科学的、もしくは軍事的考証をやる意味が薄いあたりにそれを感じてるんじゃないかなーと。
男はSF世界の謎解き大好きだが、この作品はそのへんわりと適当だからね。
なんで示現エンジン以外のエネルギーバックアップ用意してないのとか突っ込まれてた。
私は、この作品はプリキュアの方向性だとみたから、「細けえこたぁいいんだよ!」と早い段階で切り捨てたがw
違う言い方をするなら、「この作品は女の子のかわいさをお楽しみいただくため、邪魔にならない程度の差し障りない戦闘をお楽しみいただくアニメです」ってことよな。
ただ、スト魔女は現実の軍事ネタを取り入れてたから、たまたま考証オタにも受け入れられたってだけだと思うんよ。
・ガールズアンドパンツァー
正直、大洗は負けてもいいと思っていたが、ダージリンさんとの一騎打ちを再現するのなら、勝たないと格好がつかないのだった。何も成長しなかったってことになるし。
そういう終わり方にするのなら、あとはいかに白けないように試合を展開させるかだが、市街戦に持ち込んで遠いところからドンドコ放り込まれないようにするのはお約束かな。
まほも、それは想定していたからマウス用意したんだろうけど、あんな協力プレイをやられるとは想定外だったんだろう。生徒会チームの献身っぷり最高。もっとも、言い出しっぺこそああいう地味な仕事するべきなんだけど。
みほたちの戦車も最後は履帯やられたし、見てる方が納得いくレベルまで大洗をボロボロにしたと思う。
残りHP1で勝つというのは、バトルものの王道だわなー。
印象的だったのは、戦闘不能になった部隊に対して、まずはケガしてないか確認するシーンが入ったこと。
これがみほのアイデンティティであり、彼女の戦車道なんだよねー。
そりゃ、最初からある程度の損害は想定するものだし、強いところは20台あるなら12台くらいの相打ちで勝てるくらいに考えてるかもしれないけど、そういうやり方では大洗は勝てないからw
そして、そういう考え方をしないからこそ、みんな隊長を信じて、自分たちを犠牲にしてまでチームに尽くしてくれた。
甘いというかもしれないけど、お話の中でくらい、そういう理想的な指揮官を見せてもらったっていいじゃない。
しかし、この作品は続編待望されてるだろうけど(大洗的な意味でもw)、この先どうするのかなあ。
大洗女子が普通に世界と戦うというのが一番やりやすそうではあるが(伏線あるし)、敵が今まで戦ってたのと芸風かぶりそうだなw
オールスターズにすると、キャラ多すぎて密度薄くなりそうだし、アンツィオあたりが例によってカマセにされそうで何かイヤ。というより、アンツィオは入れてもらえるのか?(酷)