万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3881 大野道は3610

2021年02月20日 | 万葉短歌

2021-0220-man3881
万葉短歌3881 大野道は3610

大野道は 茂道茂路 茂くとも
君し通はば 道は広けむ  ○

3610     万葉短歌3881 ShuH589 2021-0220-man3881

□おほのぢは しげちしげみち しげくとも
  きみしかよはば みちはひろけむ
○=作者未詳。
【編者注】第3部(3855-3889、三十五首)の第27首。託女歌。題詞に、「越中(こしのみちのなかの)国歌四首」。3878~3880は、題詞「能登国歌三首」、各旋頭歌。
【訓注】大野道(おほのぢ)[「荒野の中の小道。・・・地名とも・・・」]。茂道茂路(しげちしげみち)[「草木の生い茂る道を、同類の語を重ねて強めた・・・」]。君(きみ)[「国守・・・」。「本来は女の恋歌であった・・・。ここは、越中国守の到来を迎えた郡司などが、〔女の恋歌を〕利用した・・・」]。越中国[富山県]。



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