やおよろずの神々の棲む国でⅡ

〝世界に貢献する誇りある日本″の実現を願いつつ、生きること、ことば、子育て、政治・経済などについて考えつづけます。

【中学歴史教科書8社を比べる】325  (23) 日中関係Ⅱ(第1次世界大戦以後)-13- <ⅲ :ワシントン会議~満州事変:まとめと考察 3-2/3> 

2017年10月14日 | 中学歴史教科書8社を比べる(h28-令和2年度使用)

(23) 日中関係Ⅱ (第1次世界大戦以後~1945) -13-

ⅲ ワシントン会議~満州事変までの描き方  -8-

■まとめと考察 3-2/3



 

1 満州の状況の描き方

● ①「停戦協定」は当時も”対話による外交交渉”が行われていたことを示す大事なできごと。 → 無記は△  東京書籍、帝国書院、教育出版、日本文教、清水書院、学び舎。

● ②④「満州国の経済状況など」がどうなっていたか描かないのは意図的な無視(偏向) → ②④ともに無記は△ 東京書籍、帝国書院、教育出版、清水書院、学び舎。

● ③ 建国の重要な要素である「満蒙開拓移民」の無記  → △ 自由社。

 

2 国際的状況の描き方

● 調査団は日本に関して全否定しているのではない。《「中国」による日本の権益侵害》の無記 → × 東京書籍、帝国書院、日本文教、清水書院、学び舎。

 ※米国政府の対日政策により、戦後日本では、《満州事変ごろから終戦までの日本は、すべて「悪」》であったかのような”情報操作”が、あらゆるメディアや学校教育を利用してなされてきたのはまぎれもない事実だ。不都合な歴史的事実を知らせないことによって、上記5社はいまだにそのような”印象操作”をつづけていると言わざるをえない。

 

3 日本の状況の描き方

● ①-1 満州事変前後の日本社会の《とても強い好戦的雰囲気》が無ければ、あのような「軍部の独走」ができたとは思えないので → 無記は△ 育鵬社、自由社。

 

~次回から、ⅳ日中戦争(支那事変)~

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