遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

水芭蕉

2022-06-07 16:34:02 | 日記

令和4年6月7日(火)

水 芭 蕉

サトイモ科の多年草

本州中部から以北の山間部、高原の湿地・沼地に群生する。

雪解けを待って5~6月頃に、葉よりも先に高さ20cm

位の薄緑色の肉質棒状の花穂を出し、白帆のような先の尖

った純白の大きな仏焔苞を立て群生する。

花が終わる頃と、芭蕉に似た大きな長楕円形の葉が伸びる

ので、「水芭蕉」の名がある。

葉は淡緑色で長さは1mに達するものもある。

関東地方では尾瀬沼が有名であるが、この地方では白鳥庭園

や徳川園などの庭園にみられる。

 

私は前回の東京オリンピックの頃に寮生活をしていたが、

その頃、寮の先輩に登山(私のはハイキング程度)に誘われ

丹沢、大山、那須等の近郊へ出かけた。

その頃には歌声喫茶(灯、カチューシャ等)にも出かけて、

山の歌などを歌い、リクエストの多かった歌に「夏の思い出」

があった。

「夏が来れば思い出す、春かな尾瀬、、、」この歌に誘われる

ように、一度だけ尾瀬沼に出掛けた事がある。

この頃はハイキングコースのNo,1に上げられ、挙って出かけ

る。 

正に、歌の通りの景が広がり、この頃の一番の思い出である。

 

夏の思い出

作詞 : 江間 章子、作曲 : 中田 善直

夏が来れば 思い出す 

遙かな尾瀬 遠い空

霧の中に 浮かび来る 

優しい影 野の小径

水芭蕉の花が咲いている

夢見て咲いている 水の辺り

石楠花色に 黄昏る

遙かな尾瀬 遠い空

1949年(昭和24年)NHKのラジオ歌謡で、石井好子さん

の歌が流れて瞬く間に広まり、その後1962年(昭和37年)

NHK「みんなの歌」でも紹介されて、曲中の「尾瀬沼」は人気

の的となり、ハイキングコースNO,1となった。

尾瀬沼は、私の生涯の思い出の地である、、、、、

 

今日の1句

水芭蕉旅の思ひを準へる   ヤギ爺



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