遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

かたつむり

2022-06-14 16:53:32 | 日記

令和4年6月14日(火)

かたつむり : 蝸牛、ででむし

マイマイ目の有肺類でよく知られる陸生の巻貝

二対の触覚のうち長い方の先に目が在るが、それは

ただ明暗を判別するだけのもの。

木や草に這い上がり、雨露をなめ若葉を喰う。

蝸牛は雌雄同体で、雄の機能と雌の機能を備えて、

雌雄どちらかに成熟して交尾、産卵をする。

亦、蝸牛は軟体部が湿った状態でないと生きられず、

暑さや寒さにも敏感で、その都度物陰に潜み殻に閉

じこもる。

殻は右巻き、左巻きの両方があり、日本産の大部分

は右巻きで、左巻きのまいまいは少数派である。

殻の表面は石灰質で出来て居り、殻を形成する為に

カルシウムが必要で、棄てられた貝殻をなめたり、

雨上がりのブロック塀やコンクリート塀等に集まり、

カルシウムを摂食する。

蝸牛(かたつむり)の語源は、「つふり」は古語の

「つび」(海螺)巻貝のことをいう。かたは硬い。

亦、でんでんむしは、子供達の囃子唄で「殻から出

ろ出ろ」と囃し立てて、「でんでんむし」となった。

殻の無い「蛞蝓」(なめくじ)が嫌われるのと対照

的に子等に人気の生き物で、童謡ににも歌われる。

日本の各地で様々な呼び名があり、

かたつむり、かたつぶり、でんでんむし、ででむし、

まいまい、まいまいつぶり、かぎゅう等と呼ばれる。

※、蝸牛(かぎゅう)とは、身体の耳の内耳に在る

聴覚を司る、感覚器官に集まる「蝸牛管」を指し、

その形が「かたつむり」に似た巻貝状の形態をして

いることから蝸牛(かたつむり)管と呼ばれている。

数年前、早朝に眩暈(めまい)がして耳鼻科に運ばれ、

医者から、内耳と脳の働きを教えられ「手引書」を

頂いた。(確かに三半規管の下に蝸牛神経が在った)

今日の1句

追ひ立てる少年の指かたつむり   ヤギ爺



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2 コメント

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Unknown (sakurako62)
2022-06-14 18:17:51
イラストも写真もかわいいですね         sakurako
Unknown (Unknown)
2022-06-15 16:10:34
sakurakoさん、
投稿有難うございます。
いつも、sakurakoさんの、素敵なブログを
拝見し、癒されてます。   ヤギ爺

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