遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

二月尽

2022-02-28 16:49:16 | 日記

令和4年2月28日(月)

二月尽 : 二月終わる

二月の尽きること。 平年なら2月28日、閏年なら29日。

尽の付く季語には「弥生尽」「九月尽」などがあるが、それ

ぞれ弥生尽は陰暦三月の終り、「九月尽」は九月の終りの事

で、行く春、行く秋を惜しむ気持ちが添う季語。

これらに比し「二月尽」は歴史の浅い季語で、怱忙(そうぼう、

忙しい)の間に2月が終わってしまったという感慨と、明けて

仲春(3月)を迎えていよいよ春も定まるといった期待感と、

喜びがこの季節に添うものといえる。

 

ロシアのウクライナ侵攻から今日(28日)で5日となる。

ロシア軍の爆撃から国外へ逃れる人々、脱出が叶わず家に籠る

人達は空襲警報の度に(シェルター)等へ避難する、、、、。

 

何時も犠牲になるのは弱者(幼児や女性等)ばかりである。

 

中には果敢に武器(銃)を手にし徹底抗戦だと気張る女性も在るが、

ロシアのプーチンは、「核兵器も辞さない」と悪魔の気勢、、、

ロシアとの停戦交渉を合意したというが、、、一方的に侵攻し、

街や軍事施設等を破壊したロシアと合意が成り立つのか、、、、

「二月尽」、2月は今日で終わるが戦争の行方は果てしなく、

ウクライナの人々の春は直ぐにはやって来ないのでは、、、?

 

きょうの1句

二月尽難民の亦溢れをり   ヤギ爺


春寒し

2022-02-27 16:13:47 | 日記

令和4年2月27日(日)

春 寒 : 春寒し、 料峭

春が立ってからの寒さ、余寒と同じであるが語感や気持ち

のうえで微妙な違いがある。春寒には余寒ほど寒さの余韻

はない。

料峭は、春風が冷たく寒さを感じられること。

二月も明日(28日)が末日、直ぐ三月、、、

陽射しは少しずつ春めいて日向は心地佳いが、日が陰れば

寒さにふるえる。

寒暖の差も大きく、服装も様々で若者や子供達はTシャツ

姿も目にするが、我々(年寄りの私も)は未だ未だ防寒具

が手放せず、着ぶくれて過ごす。(寒暖に耐えられない)

 

北京オリンピックが終り、このところ連日「ロシアのウクラ

イナ侵攻」のニュースばかりだ、、、、。

ウクライナを取り囲む様に、北側からベラルーシュ、ロシア

国境から、ウクライナ東側ロシアに隣接するルカンスク州を

一方的に独立させ、此処から進軍し、南のクリミア半島から

ミサイル攻撃、更には空爆、、ウクライナの十数倍の軍事力

と近代兵器。旧隊以前のウクライナ軍は成すすべもなく、、

首都のキエフへ攻め入って来た。

ロシアは、民間には攻め入らぬというが、高層アパート等へ

容赦なくミサイル攻撃、、、民間人にも多数に死傷者、、、

続々と隣国(ポーランド、ブルガリア、モルドバ等)へ避難

民が殺到している。

ウクライナでは18歳から60歳迄の男性の出国禁止され、

彼らはロシアとの徹底抗戦を強いられているが、、

欧米始め日本を含む世界各国は、ロシアには経済制裁で対抗

するとし、「国際銀行間通信協会」(SWIFT)からの

ロシアの銀行を排除するなどの制裁を決議した。

ロシアでは、ものともせず、「ロシアには豊かな資源と武力

がある」と誇示している。

国連安保理決議が行われ、「ウクライナ侵攻は国連憲章違反」

との決議をするも、15カ国の11カ国が賛成するも、中国

インド、アラブ首長国連邦(UAE)は棄権し、ロシアは

拒否権を発動し、否決された。

中国はオリンピックが終了し、未だパラリンピックを控えて

いるが、これの終了を待ちどう出るのだろうか?

米国で名指しで敵視される中国、同じ共産圏として手を結ぶ

可能性も残されるが、、、、、。

強気のプーチン、弱腰のバイデンに、当事国ウクライナ大統領

のゼレンスキーは孤立無援の状態である。

日本は米国に同調はするものの、資源は殆ど無くロシア、中国

からの輸入に頼る所も多く、(経済制裁への反動にも苦慮)

ここにきて、バイデン大統領も「ロシアの選択肢は二つ、経済

制裁に応えるか、第三次世界大戦かだ」と世論の不人気に答える

ように言及した。ウクライナ周辺の国々へ派兵を決定し、英、仏

独等の各国も派兵を決定している。

 

5年程前、南米ウルグアイのムフカ大統領(当時)が来日した。

世界一貧しい大統領として、国連を始め世界各国から注目され

その言動と生活態度が注目されていた。

「貧しい人とは少ししかものを持っていない人ではなく、もっと

もっとといくらあっても満足しない人のことだ」

「その欲望は全てを破滅しかねません」等の名言を残された。

奇しくも、この言葉(予言的中)が現実のものとなりつつある。

世界の超大国(ロシア、中国、アメリカ)はそれぞれに覇権を

競い、遂には、、、、、、、とならぬ様に願いたいが?

 

今日の1句(俳人の名句)

あらぬ人に敵意見出で々春寒き   日野 草城


三椏の花

2022-02-26 16:43:34 | 日記

令和4年2月26日(土)

三椏の花 : 結香の花

中国原産で古くから日本に渡来している。

三椏の栽培は室町時代頃からといわれ、和紙の原料とし

ては「コウゾ」「ガンビ」が使われ、江戸の頃から三椏

が広く使われるようになった。

ジンチョウゲ科の落葉低木で、高さは約2m

葉は8~15cmの長楕円形

晩秋に落葉した後に枝ごとに一団の蕾を下向きに付ける。

翌年の2~4月頃になると葉より先に黄色の筒状の花を

咲かせる。

花は切花にし、枝皮は上質の和紙の原料となる。

枝が三叉する(みつまたとなる)のが特徴でこの名が在る。

12月頃から蕾を生い、小型の蜂の巣のような蕾のままに

越冬し、気温が高くなると開花が始まる。

花は花弁のない萼片が筒状に発達した無弁花で、先端は四

裂して、外面に白い綿毛が密生する。

アカハナ三椏の花

 

山野に自生し、日当たりの良い所より少し日陰になる木の下

辺りを好む。

花の少ない時期に咲き、庭木としても楽しまれる。

漢名は、「黄瑞香」(おおずいこう)といい、黄色い花咲く

沈丁花を意味する。

 

今日の1句

雨粒を貯め三椏の花かしぐ   ヤギ爺


歌詠鳥

2022-02-25 16:21:57 | 日記

令和4年2月25日(金)

歌詠鳥 : うぐいす

日本で人に最も親しまれ、古来から詩歌にもよく詠まれている

代表的な春の鳴禽である。

ウグイス科に属し、雀大で身体は細く暗緑褐色(鶯色)をし、

梅に鶯」とも言われ、春の代表的な花と鳥を組み合わせた、

縁起の良さを願う言葉である。

姿よりも声音の称揚される鳥で、その鳴き声は地鳴きの「笹鳴」

(冬の季語)に始まり、梅の咲く頃にホーホケキョと春を告げ、

「春告鳥」、二月の第一声を「初音」と称して珍重するが次第

に整って三月頃が最も美しい声音といわれる。

巣や縄張り近くに外敵が現れると「ケキョケキョ」と何度も繰

返すのが「鶯の谷渡り」で、春を過ぎる頃は「老鶯」という。

繁殖期を過ぎ、地鳴き」に戻るのを「鶯音を入る」(夏の季語)

 

俳人の夏井さつきさんの著書「絶滅寸前季語辞典」に「歌詠鳥」

が記載されていたので紹介したい。

歌詠鳥(うたよみどり) 三春、鶯の副題

古来、詩歌に多く詠まれてきた鳥あることからの命名か。

あるいは歌を詠むが如くに鳴くという鳴き声に対するネーミング

か、そこのところはよく判らないが、いずれにしろこれだけ沢山

の季語、バリエーションがある鶏は鶯以外にないだろう。

冬の間は「笹鳴」と愛でて貰い、春先に聞こえてくる第一声は、

「初音」と大喜びされ、夏になったらなったで「老鶯」と慈しん

でもらえるのだからシアワセな話だ。

同じ副題でも、「春告鳥」「花見鳥」は季節の気分が伝わってく

るし、「経読鳥」はホーホケキョと法華経の語呂合わせだろうと

想像はつくが、「黄粉鳥」なんて呼び名」まであるのには驚いた。

なんで餅に付ける黄粉と一緒にされなくてはいけないのかと、鶯

に代って憤ってやりたくなる。

それにしても「歌詠鳥」と「黄粉鳥」が同じ」ものを指している

なんて発想は、なかなか大胆。

このギャップあるネーミングを面白がるのが俳人の習性であり、

自分こそがこのギャップを詠みわけてみよう、なんて思うのが、

カナシクも俗な俳人根性である。

 

今日の1句(俳人の名句)

さしのべて歌詠鳥の山河かな    夏井いつき

黄粉鳥とはワタクシのことですか  夏井いつき

(夏木いつき著:絶滅寸前季語辞典より、引用しました。)


クロッカス

2022-02-24 16:45:17 | 日記

令和4年2月24日(木)

クロッカス : 春サフラン

アヤメ科の球根植物、 地中海沿岸や小アジア原産

アイガー北壁のクロッカス

 

薬用に栽培されるサフランの仲間で、地下に短縮肥大した

塊根状の球茎を持ち、地上には茎はなく細長い葉と花を開

くための花柄しかない。

花の色は黄、白、紫色等がある。

春咲きと秋咲きに大別されるが、春咲きのものをクロッカ

スという。

秋に購入した球茎を水栽培し、冬中花を楽しんだ後で土に

下してやると、亦明くる年に忘れずに花芽を出して花を咲

かせる。

早春に松葉状の葉の間から花茎を出し、可憐な花を付ける。

晩秋に咲くサフランは、花を薬用やスパイスとして使用す

るが、早春に咲くクロッカスは観賞用にのみ栽培される。

球根を植える時期は10月~11月頃で、土を2cm位

被せる。

寒さに強く日当たりが良い場所なら、冬場に植えっぱなし

でもよい。2月~4月頃に開花する。

クロッカスは耐寒性が強いので、我々初心者にも育て易い

そうである。

花が終わったら切り取り、その後葉が枯れる迄日陰に放置。

地植えのものは、そのまま4,5年は植えっぱなしでも花

が咲き続け、花が咲きにくくなったら掘り下げて土壌改良

し、秋に球根を植え換える。

 

公園や学校の花壇等に、クロッカスの花が咲いて学童達が

その傍をワイワイ通学の列が行く、春を感じる光景が、、

 

今日の1句

クロッカス日和の中を登校す   ヤギ爺