人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

復活の狼煙を上げる

2018年11月18日 | 挑戦
1ヶ月前に怪我をしてヘコみ、
少し前にearth終了が決まってヘコみ、
色々とうまくいかずに失敗が続いてヘコみ、
と自信を失う日々が続いてました。

「自信は、自分を信じればいいんだよ」
って簡単に言う人もいるけれど、ヘコんでいる時に信じられるものでもない。

むしろなんでダメなんだろうと負のサイクルへ入ることの方が多い気がする。



ちょうど1ヶ月前は寝たきりで、
ちょうど3週間後にフルマラソンが入っているこのタイミングで一か八か自分に自信を戻すために挑戦を敢行。

それは小田急線の渋沢駅から丹沢山塊を経由して中央線の藤野駅まで日帰りで行ってくること。
距離にして約50km弱。バスを活用して行ったことはあるけど、全部自分の足で行けるのか?身体はもつのか?様々な不安が頭をよぎる。

山の中でまた痛くなって動けなくなったらどうしよう?
身体が限界になって動けなくなったらどうしよう?
と不安が不安を呼ぶので、あえて後半はバスの運行が土日はないこのコースを選択。

やるかやらないかではなく、
やるしかない笑

渋沢駅到着して軽く登山口に向かって走り始めること2〜3分、同じように走って向かう方がいて話すと途中まで(山の中を約20kmほど)一緒のため珍しく同行することに。
「どちらかが遅れたら気にせず自分のペースで行きましょう」

歳の差は私より10歳上のMさんは、なんとウルトラマラソン(100km)でサブ10(10時間以内でゴール)する強者。24時間耐久レースでも176km走り3位に入賞するなど明らかに私よりレベルが上。この幸運が後に私の覚醒に繋がります。

道中にMさんと色々とトランスアルプスジャパンという頭のイカれたレースやその他諸々の話に花が咲きます。そして、私が密かに縦断を狙っていた奥多摩-瑞牆コースをMさんも視野に入れているとのこと。普段は一人で走り、レース以外では他の人と滅多に走ることはないMさんと意気投合して、約20kmの山中を約5分の休憩だけで、チェックポイントの青ヶ岳山荘に到着。いつもお世話になる小屋番に行くことを伝えていたため、ご飯を炊いて特性野菜炒めやスープ、おしるこを作って待っていてくれました。感謝!!

時刻は15時45分。17時までの日没まで山を抜けたく、暗くなる山道を集中しながら下山。
暗くなったその時に計算通りにアスファルトの道へ。








朝の8時半から動き続けたために足はガクガク、久々に限界。
ただここはアスファルトの道の行き止まり。
これから駅までハーフマラソン以上の道を行かなくてはならない。



ヘッドライトをつけて、ザックを車からでも目立つようにして、自分が勝手に作った限界からスタート。

色々痛いしもう何度もダメだと思ったけど、強者ランナーのMさんが私の前を走り引っ張っていってくれる。
誰もいない暗闇を二つのライトが黙々と通過する。1km6分30秒のペース。
裏で「もうダメです、先に行ってください」という言葉を何十回も飲み込みながら。



もうダメかもしれない、そんな時から私の身体が覚醒を始めた。アスファルトの登りが得意なMさんのペースが上がるにつれて、私のペースもまだ上がる。
「いつから自分に妥協するようになったんだ。まだまだいけるでしょ」と暗闇から聞こえる声。

残り5kmは更にペースを上げて引っ張ってくれて1km5分30秒。

19時30分に無事に藤野駅へ。
一人では決してこの時間に辿り着くことはできなかったこのコース。

山小屋で美味しい手料理をたくさん食べさせてくれた青ヶ岳山荘の小屋番、
結局一緒に同行して最後は引っ張ってくれたMさん、
ずっといい天気にしてくれた自然さん(ゴールしたら少し雨)、
本当にありがとうございました。

様々な幸運と人の協力、目に見えない力によって達成できました。

未知への挑戦は怖かったけどなんとかできて、ちょっと自信回復。


復活の狼煙は自分で上げるしかないな。



コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 始まりがあるから、終わりが... | トップ | 直接足を運ぶ大切さ »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ミヤジ)
2018-11-20 11:31:51
同行させていただいたMです。

行きたかった檜洞丸と青根から藤野駅に抜ける道をご案内いただき、ありがとうございました。的確な案内で不安が解消され、雑念なく進むことができました。また道中、楽しいお話をありがとうございました。

荷が軽かった私より、重い荷物を背負ったYさんの方が強者と思います!

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

挑戦」カテゴリの最新記事