人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

富士山の山小屋準備

2022年06月30日 | ゴールド・マン
(可能な限り)何でもやらせていただきます
何でも屋のゴールド・マン。

富士山ガイドをしている友人が
約3400m地点の山小屋を開けるというので、
応援に行ったようです。




どこの山小屋も布団や寝袋を干したり、
小屋内の整備をしたりして、
お迎え準備をしているようです!









宿泊者数も減らして快適に眠れるようですので、
登られる方はお楽しみにどうぞ♪

激励した後は3400m地点からのゴールド・マンダッシュで消えていったようです。。。

「高いところでダッシュすると頭が痛くなる!」




ということを学んだとか、また学んでも忘れちゃったとか。。。

つづく

〜英語・スペイン語対応!富士登山ガイドの伊藤大輔さんご紹介〜

10年前私がボリビアを旅した時に、日系人の小学校にて授業を行い、校長から教師をしないかとお話しされました。

丁重にお断りをした代わりに、その募集条件等をSNSに書いておいたのですが、伊藤さんはそれを見て、日本で教師を退職された後に、なんとボリビアの日系人小学校の先生になってしまいました。

そして働きながらスペイン語を学び、その後は世界一周数年の旅に出られ見聞を広められました。

現在は、英語、スペイン語の通訳ガイドもされながら、夏の期間は家族のために富士山にて出稼ぎに来られています。

世界中の文化を体験し、言語も得意なDaisuke Itoさんに富士登山ガイドを依頼したい場合は、お繋ぎしますのでお気軽にご連絡くださいね^ ^





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栃木で名所巡りと熱い話を聞いてきました

2022年06月28日 | イベント
6月25日に栃木で名所巡りトレッキングと人生を豊かにするお話し会を実施してきました。

楽に効率的な歩き方や登り方のポイントを実技交えてレクチャーした後は、

自然豊かで緑のいい匂いがする道を林道を歩きます。










そうしてたどり着いた七不思議で有名な大中寺、






ミネラルが豊富にあり飲むと身体が元気になる沢の水がある清水寺、






ほどよい40分ほどの登りで大満足な標高419mの晃石山、










関東平野を横に気持ちよいトレイルを進むと様々な神々がいるという太平山神社、






そこから紫陽花が見事に咲き誇るあじさい坂をくだり、しばし歩くとゴールの咲柔館。(文武一道塾 咲柔館 栃木県栃木市の柔道教室 






咲柔館の館長、綾川先生から2年前に道場をオープンして、たくさんの困難があったにも関わらず、心折れずに前向きにアクションをし続けている理由を話してくださりました。






逆境の中で、たくましく活動されている綾川先生の話に参加者の皆さんも色々と思うことがあったようでした。

参加してくださった皆さん、
玉子焼きを提供してくれた栃木名物玉子屋てっちゃん、
前向きに心を豊かにするお話しをしてくださった文武一道塾 咲柔館の綾川館長、

本当にありがとうございました!




PS.19歳まで過ごした懐かしの栃木(栃木愛はあります)、

高校3年間走り続けた太平山神社へ向かう約1000段の道、

まさかこうしてイベントで活用するなどとは思いもよりませんでした。

そして十数年ぶりに高校の柔道部の総監督ともお会いでき、卒業後長い年月が経っても同期や先輩・後輩と交流があることへの感謝を伝えることができました。

動くと何かが起きますね^_^

今後の関連するイベント等の予定

□7月9,10日(土・日)復活!?富士講〜日本一の頂に挑む有り難さ〜

□7月30、31日(土・日)ハートフル・リトリートin南房総〜海と山と精霊たち〜

□8月上旬の土曜日(予定)ブルーベリー狩り祭りinさいたま市の畑
*畑のおじちゃんから連絡があり次第、ご案内します。詳細はのんびりお待ちください。

□8月13、14日(土・日)不快が肴!?未開の山で過ごす不思議な一刻(仮称)
*のんびりお待ちください。
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龍さんがついている!?

2022年06月19日 | 日常

ここ数日、クライアントや友人にある話をしたら皆さん驚愕したお話しです。



69日に大峯奥駈道(61日から3日)の文章を近所のカフェ(路地裏ガレージマーケット)


で書き終えました。


横のスペースでは施術等で出店されている方がいて、


そこでの出店は初めてでした。


その日がちょうど自分の誕生日だったこともあり、


たまには自分へのバースデープレゼントとして、


何か受けてみようかなとメニューを見ていると、

『龍視』というなんだか気になる言葉。


説明を聞くと、人には1体の龍がついていて、そのメッセージを教えてくれるとのこと。


もちろん見てくれる先生と私はその日が初対面。


名前だけを書いて対面で座りました。


柏手を2回打ち、龍さんと先生がお話を始めたので、


私はほとんど何も話さずにその言葉をメモにしました。


以下、メモの内容です。

〇自分に厳しい方だ。すがすがしい程に真っすぐだ。それ故に損することもある。

〇本来なら融通をきかせた方がいいが、真っすぐが故に痛々しいが、それが山口自身である。心の中は青空である。

〇それがいいという人も時々現れる。今回はこれで生きていく。

〇神社、厳しい所にそぎ落とされに行っている。人間の本質、世の中の毒を洗い、磨かれに行く

〇時々、日常生活の本心からそれていると山等に行き、そぎ落とされていく。

〇何か「呼ばれる」時、行きたくなり行く。昔の日本人はたくさんそういう人がいた。今は少ない。

〇私が歩くと空気の道ができ、風の流れができていく。私が歩いたところだけ金色の道ができる。

〇神社や森も来てほしいと言っている。

〇行ったり、来たりしている。神聖な空気を身にまとい、持ち帰って、周りの人に分け与えていく。そういうお役目をする。

〇自身がパワースポット。自身が神社みたい。

〇辛い事もあるがその時は山においで。精神は強く、へこたれない。

〇生命力は続く。まだまだ道の途中。死なせないぞと守られている。

〇龍神はお友達、一匹オオカミ、風来坊、群れない、冒険者、アニメの主人公、

〇自分の自由。ふらっとどこかへ行ける自由。

〇流れをつくる、風を生む、ことをしているから、卑下する必要はない。このままでいいんだよ。

〇自分にしかできない仕事、生き方

〇雲をつかむようなことを今はやっている。年老いた時に形になる。

〇人に勇気を与えるために色々と起こる

〇絶えず動き続けるのがいい。重い気持ちが来ても動いていくのがいい。なんとしても動いていく。

60歳になったら、若い男性が弟子を希望して、一緒に旅をする。

〇今は不遇。お金にならないことも多いけど、何かに繋がっていく。

〇龍さんも満足している。我が道を貫いて。

〇何を言ってもやってしまう奴だから、全面的に応援する。


と言う感じの事を言われました。


初対面で名前だけしか伝えてないのに、


これだけのことを言われたのは正直びっくりでした。

(その後、先生に私のFB等を紹介してお見せすると喜んでくれました)


またクライアントや友人がこのメモを見て大爆笑していました。。。


痛々しいって、そのまんまだと・・・


ご興味がある方はこちらから。


最後に余談ですが、


その3日後に大峯奥駈道で一緒に踏破した方から御礼の品が届き、


その方の名前が「龍則」でした。。。

(会った際は苗字しかお互いに知らせておらず)


龍さんの力は偉大ですね!?

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2022年7月30.31日(土・日)ハートフル・リトリートin南房総〜山と海と精霊たち〜

2022年06月17日 | イベント
*申し込みは、フォームより記入をお願い致します。

「"素"の自分に還って、寛いでリフレッシュできる!!」

と好評をいただいている海が見える小高い丘のキャンプ場&ゲストハウスを活用してリトリートを開催します。

今回のテーマは、

【素の自分へ削ぎ落とす】

です。

日常生活で溜まった身体や心の様々なものを削ぎ落として、

軽やかになるようなプログラムを色々とご用意しています。

リトリート後は、フワッフワッとリスタートできる事を祈念して企画しています。

プログラムの一つには、日本各地で舞踏をされ、内なるいのちを深く追求し続けている金敬雲さんをお招きして、自然の精霊たちを宿し舞っていただきます。

それ以外にも、

◆何もしないことをする贅沢時間
◆道なき道を行く未開の山探検コース
◆たき火で本当の自分に還るひと時
◆五感を研ぎ澄ますナイトウォーク(状況次第)
◆モーニングビーチヨガ
◆滝への散歩(滝浴び可、その他)
など様々なアトラクションもご用意。

プログラムには参加してもいいし、しなくても全然大丈夫です。

心の赴くままに、あなたがあなたらしく過ごす時間を気軽にお送りください。

またキャンプ場で働き、学び、新時代を切り拓いている20代の青年スタッフ達との交流を通して、視野を広げるきっかけになればと思います。

キャンプ場も、
ゲストハウスも、
舞も、
ヨガも、
リトリート自体も、

それぞれが手作りで想いが込められていますので、人と自然のぬくもりを感じて、豊かな時間を過ごしていただければ幸いです。

アウトドア初心者の方やお一人で初めての方も、安心してご参加いただけるように、

○日帰りコース(7月30日のみ)
○ゲストハウス宿泊
○2人用テント泊(大型4人用テントを2人で)
○1人用テント泊

の各種コースをご用意しています。

ハートフルな場所で、

自然のぬくもりを感じながら、

精霊の舞で"素"の自分に還っていただけたら幸いです。

日時:2022年7月30日(土)、7月31日(日)
7月31日11時15分 和田浦駅 集合
*日帰りコースは19時頃に和田浦駅近くで解散予定。
*1泊2日コースの方はお昼以降に順次解散

料金:宿泊コース(キャンプ場、ゲストハウス共に)18000円、
日帰りコース11000円
*過去に山口の運動指導やイベント等ご参加、またご紹介で参加の方は各コース3000円引きです。
*テントを持参される方はさらに2000円引きです。(マットや寝袋は割引適用外です)
*料金に含まれるものは、キャンプ場・ゲストハウス使用料、宿泊代、各種プログラム(金敬雲さんの舞、ビーチヨガ、未開の山散策、たき火、滝への散歩等のアトラクション)、テント・マット・寝袋レンタル、テント設営サポート、保険です。
*食事は要相談でご対応します。詳細は参加者にお知らせします。(料理人帯同)
*ゲストハウス内のシャワーは、テント泊の方でも利用可能です。

定員:2人テント2名×4の8名
   1人テント4名
   ゲストハウス泊6名
   日帰りコース5名

*振込先等の案内が書かれた自動返信メールが届きます。

対象者:臨機応変に柔軟に対応できる方、
    自然や人に対して温かい心を持てる方、
    自然の中でリフレッシュしたい方、
   様々な価値観や考え方を尊重できる方、

持物:汚れてもいい動きやすい格好、水分、タオル、軍手、レジャーシート、昼食、汗をかいた後の着替えなど。

大まかな流れ(若干の変更等あり)
7月30日(土)
11時15分 和田浦駅 集合
(車の方は別途ご連絡ください。)
11時30分 umikazeにてオリエンテーション
12時   昼食(各自用意)
13時 未開の山探検コースor何もしないことをするコースを選択
16時   自由時間(近くに道の駅やコンビニ、海があります)
17時30分 金敬雲さんの舞
18時30分 夕食、たき火タイム

日帰りコースの方は19時頃を目安に和田浦駅付近にて順次解散予定。

20時30分 希望者は状況次第でナイトウォーク、その他順次就寝等ご自由にお願いします。

7月31日(日)
7時 モーニングビーチヨガ
8時 朝食
9時 滝への散歩等
 (希望者は滝浴び可。その他)
12時 残っている食料を活用して昼食、片付け、感想等シェア
13時 順次解散。

その他ご連絡
○イベントは出来る限り様々な事に配慮して安全に実施させていただきますので、ご理解・ご協力をどうぞ宜しくお願いします。

○雨天決行、荒天中止です。雨天時はなるべく濡れないように配慮して、臨機応変に対応します。(タープ等駆使します。)

○中止の場合は、事前に参加者へお知らせします。

○参加者にはLINE等のグループを作り、(LINEある方のみ、ない方は別途メールやFBメッセンジャーにて)お知らせします。

○考えられる質問等は後日Q&Aにしてお答えしますのでのんびりお待ちください。

演者・スタッフ等ご紹介 

舞踏家 金敬雲
2020年に興津の海でゴールド・マンと偶然出逢う。卓越した感性により、舞踏の道を極め続け、舞踏を通した再生成し己の生きる真意に目醒める。
現在、亡き師匠(大野慶人氏)より舞踏の精神を受け継ぎ、国内外に舞踏を広めることに勤めながら、人類の存在意識の根源に通い会う身体としての舞踏の新たの時代への変容と可能性を模索している。


ヨガ講師 宙
元格闘家(修斗日本2位)でありながら、画家やヨガ講師、レイキヒーラーとマルチな才能を発揮して活躍している。
自然と調和したヨガは、本当の自分に戻れて、魂がなんと言っているのか、分かった気がすると好評を得ている。


umikazeスタッフ
武藤達也
1996年生まれ。埼玉県出身。
元々は渋谷の会社で新卒社員で働いており、2年目で脱サラしてUMIKAZEに飛び込む。
2年前から今日まで住み込みで携わっている。覚悟を決めて、貯金や失業手当を切り崩しながら、施設を少しずつ良くしていく。真夜中に未開の山で彷徨った際には、裸足の野生児になり、下界に生還。月日を追うごとに、たくましく強くなっている。またumikazeに来られた方たちと真心込めてふれあい、「また来たい!」と思わせる人間力を備えている。


kos(高橋幸佑)
1996年生まれ。北海道出身。就活を機に上京しフリーランスとして教育事業立ち上げに従事。その他サッカーパーソナルコーチや無人島キャンプの運営など教育活動に力を入れる。その後Fintechの上場企業に転職し法人営業・営業企画を経験し、2022年2月より、自然と調和したライフスタイルのライフスタイルの実践と拡大を志しUMIKAZEキャンプ場にジョイン。「Back To Nature〜自然への帰依〜」をミッションを胸に秘め、本当の豊かさとはな何か。本当の幸福とは何か、その問いと自らを模索しながら、毎日を熱く生きている。


リトリートサポート:山口 敬志 
就活全敗、肺炎、うつ状態を経て旅人になる。チベットの聖地を五体投地一周やエルサレムでの祈り、ボリビア奥地にあるチェ・ゲバラ旅立ちの地訪問などを行う。都内近郊にて、一人一人の価値観やライフスタイルを尊重したパーソナルトレーニングを実施。その他、富士山サポート、秩父34巡礼110kmサポート、トレッキングやリトリート等のアウトドア企画も行う。和田浦にて祖父から先祖代々と言われる山を引き継ぐ。

主催:一般社団法人健康革命家 担当:山口



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大峯奥駈道2泊3日⑦番外編〜桃源郷〜

2022年06月09日 | 挑戦
友人から紹介されたゲストハウスの人が迎えに来てくれました。

熊野本宮大社から車で20分、

道の一番奥にあるという宿の名前は、

縁ga環ゲストハウス。


熊野の山奥で自然に寄り添う暮らしをしながら、

千葉から熊野に移住したご家族が営んでいます。

「とりあえず着替えて、そしたらお風呂案内するよー。風呂が終わったら食事を出すね」

とフランクに案内してくれるのが一家の長である内山さん。

お風呂は外にある五右衛門風呂!!




そして夕食は、内山さんの畑で採れた野菜と生地にもこだわった自家製ピザとカレーライス。





真心込めて作られた優しい食べ物が細胞に広がっていきます。

内山さんや子ども達も時々食堂に現れては、

無邪気にはしゃいでくれます。

内山さん、宇原さん、私と40代のおっさん3人で、飲みながら寛ぎのひと時を過ごしました。

翌朝、ニワトリの声で目覚めると、
朝陽が眩しく照らしてくれます。




敷地内でヤギやニワトリを飼い、
美味しい沢の水を引き、
庭にあるマルベリーを採っては、
朝食のデザートへ。

















庭では手作りのブランコに乗り、
自由に遊びまわる子ども達。




友人が、
「あそこは桃源郷ですよ!!」
と言っていた意味がよく分かりました^ ^

内山さんに縁ga環ゲストハウスの名前を尋ねると、

「人間、みんな兄弟だよね。それぞれ価値観は違ってても最後は同じだよ。結局は、ご縁が繋がって環になっていくよね。」

と話してくれました。

熊野本宮大社から約20分の

道の一番奥にある縁ga環ゲストハウスは、

最幸に素晴らしい場所でした^ ^

内山さん一家、

紹介してくれたファイヤーマン、

ありがゴールド!!

大峯奥駈道編 おしまい





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大峯奥駈道2泊3日⑥〜修行の終焉〜

2022年06月09日 | 挑戦
玉置神社からの奥駈道。

日本酒の四合瓶が落ちている。

拾いたいけど、

これ以上荷物はザックに入らないけど、

えーーーい、拾っちゃえ!

「月山」という名前の日本酒だった。

急登りが最後と予想する大森山を上っていると、不思議な感覚になる。

私を囲むように同じ"匂い"のする数名の方たちが歩いていて、

「待ってたよ」

と言われる。

どうやら幻覚や幻聴が始まってしまったようだけど、

このままにしていたい。

きつくてしんどくても足が動き続けてくれる。

ありがとう身体。

2日目に痛めた左手首の痛みも不思議と消えている。

さっきまでペットボトルを開けるのも痛かったのに。






1300年前に役行者という超人が切り開いた奥駈道という修験道。

そこは来る者拒まず、
誰でも受け入れてくれる。

ただし、おろそかにしてはならない本義があるという。

「本来、修験道というのは山に分け入って、そして山の霊験霊気を頂いて、いろんな力、パワーを頂いて、人々をお救いするというのが本義なんです。」引用 熊野修験「奥駈け」同行記 高木亮英さんの言葉

道中、靡(なびき)と呼ばれる霊地(江戸時代以前は距離の役割を果たしていという説もある)がいたるところ(75ヶ所)にあり、どんなに急いでいても、疲れていても、宇原さんも私も立ちどまり手を合わせていた。




熊野本宮まで9kmちょっとの標識を最後に、距離の表示がなくなった。

大峯奥駈道の後半の道は、ネットなどにはほとんど情報がなかった。

もう下りだけと思っていた私たちの予想を覆し、

ロープを使っての急坂、

繰り返されるアップダウン。








日本古来から続く修行の道が楽なわけがない。

そんな道を今歩けていることに感無量な気持ちになる。

最後の力を振り絞り、






上り下りを繰り返し、

予定より2時間ほど遅れて18時20分に熊野川に到着。

短パンとサンダルに履き替えて川を渡り、

熊野本宮大社に無事に辿り着きました。








自信を持って言えることは、
自分の力では大峯奥駈道は踏破できなかった。

明らかに力不足だった。

ただ、それでも様々な力と導きと助けによって踏破ができた。

宇原さんとの出逢いと同行、
(タイム等、大峯奥駈道を今後の参考にしたい方はhttps://yamap.com/activities/17717947をご覧ください。宇原さんが書いてくれています)
鈴の音を鳴らしてくれた方、
奥駈道を整備、避難小屋の管理をされている新宮山彦グループやボランティアの方々、
3日間の好天、草木、動物、
快く送り出してくれた家族、
今回の大峯奥駈道の挑戦に色々と支援・応援してくださった方々、
奥駈道を切り開いた役行者、また道を紡いできた修験者、行者、登山者の方々、

たくさんの方々のおかげ様です。

本当にありがとうございました🙏

報恩感謝

こうして貴重な体験をさせてもらった恩を

周囲にも紡いでいきたいと思います。

1人でも多くの方が

いい人生だなと思えるような体験創出や

元気に笑顔で毎日を過ごせるための健康サポートを

していこうという気持ちが深まりました。

いいタイミングで挑戦できました。

まだまだ道は続きますが、

何かでご縁があった際にはどうぞ宜しくお願いします!

長文お読みいただきありがとうございました。
暇つぶしになったならば幸いです^ ^

2022年6月1日〜3日
大峯奥駈道2泊3日の記録 おしまい

PS 最後に番外編がもう一つあります^ ^
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大峯奥駈道2泊3日⑤〜同行二人〜

2022年06月09日 | 挑戦
「よければ2泊3日で一緒に大峯奥駈道を踏破しませんか?」

思い切って宇原さんに提案してみた。

「それ、私も思いました。人生でこんなに一生懸命になって何かを成し遂げようとするのは初かもしれません。山口さんと出逢ったのも何かの縁で、お導きだと思うようになりました。一緒に目指しましょう!」

「明日は夕方くらいには熊野本宮に着きますよ!宿は予約してあります。人数の変更とかもきっとなんとかなりますよ!ご縁に感謝して、流れに身を任せていきましょう!」

4時間先にある行仙の山小屋を変更して、1時間先にある平治の山小屋へ向かう。










18時頃、誰もいない小屋に入り、

志納金2000円を箱に入れて休ませていただく。

「アテテッ、アテテッ、明日また歩けるようになるために、最大限の回復を図りましょう。アテテッ。」

2人で食料を出し合い、

明日食べる分を残し、

あとは食べてしまおうという調理をし、

超回復のために特殊配合したサプリも残り6セットも3セットずつ分けあった。










宇原さんのダメージの残る脚をケアし、回復するように緩めた。

今日の様子から明日のコースタイムと自分たちの能力を客観的に分析して、1時半に起床して2時半に出発。






暗い登山道は私が先頭で直感でどんどん進む。約4時間の睡眠とたくさん食べたことで、驚くほど身体も回復している。

道に悩むとすぐに宇原さんに伝え、すぐさまスマホで位置を確認して方向を指し示し、私が踏み跡や目印を見つけるという分担作業で、暗闇の中、コースタイムを大幅に短縮している。

4時30分過ぎに行仙の山小屋に着くと3名の登山者がいた。








「こんな朝早くにやって来るなんて!何日で奥駈道をしようとしているの?」

「2泊3日です」

「それはスーパーマンみたいなことしているね」

目を見開いて驚いた後に、優しく見守るような眼差しになる年配の登山者たち。

「やりたくてもやれない事をあなたはやってるんだから、私たちの分も背負ってね」

と言って送り出した方々のまなざしと重なってくる。

傘捨山を登り、垂直の上り下りが続く一番の難所、槍ヶ岳と地蔵岳が続く。
















急がず慌てずに本日一番の集中をする。

今は鎖があるからまだいいけど、
昔は鎖などなかったことを想像してみる。

修験者とは何者なのだろう。

下りは宇原さんが速く、先行して導いてくれる。

上りは私が前に出て淡々と上っていく。

交互に先頭を代わることでエネルギーを温存しながら進むことができる。

仕事以外で誰かと山に上ることはあまりなかったけど、こんなにも能力が引き出されるとは思いもしなかった。

午前11時近くに予定通り玉置山と玉置神社に到着した。




















最後の長めの休憩で食料をほぼ食べ終えて、水を2リットル汲んだ。

ここからは比較的下山が続くはずである。

熊野本宮大社までは約15km。

ゴールが見えてきた!

つづく


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大峯奥駈道2泊3日④〜覚悟の道〜

2022年06月09日 | 挑戦
2時50分に起きて、3時30分に出発。

まだ暗い中を全身の力を抜いて、楽に楽に歩いていく。

こうすればスピードは出ないが、

体力の消耗は抑えられて、

水分補給も最小限で済む。

「1週間前にこの山(弥山)へは登りました。運良く山頂の山小屋が営業していれば、水を購入できますし、営業してなくても雨水をためたタンクに水が大量に入っています。」

生の情報は本当に有り難い。

コースタイム4時間を3時間かけて登り、山頂の山小屋に着くとボイラーの音がする。

「どうやら営業しているようです」

「助かりました!!」

水2リットルとコーラ500mlを購入して、

その場で1リットル近く飲むと、

復活!!!!

「よーーーし、行きましょう!!!」













約20分ほどして近畿最高峰の八経ヶ岳(1914m)に到着すると、宇原さんが足を気にしていることに気付く。

「以前に腸脛靭帯炎になり、今ちょっとうずいているんです」

「よければ脚をケアさせてください!命の水の僅かばかりの御礼です。」

痛めている箇所から原因と思われる筋肉をケアして、テーピングを施し、歩き方のアドバイスをすると、

「うずきがなくなりました!これなら大丈夫です!!!」

と宇原さんも復活!!

報恩感謝

八経ヶ岳から3時間かけて、

ロープを使った急登りを繰り返して辿り着いたのは釈迦ヶ岳。

山頂には、日帰りの登山者が多数いる。










「裏から来られたということは奥駈道ですか?」

表の穏やかな道から上がってきた年配の登山者たちが聞いてくる。

「そうです!私は3泊4日、彼は2泊3日で踏破しようと挑んでます。」

周りにいる方々も聞く耳を立てて、

笑顔で見つめてくる。

地元の登山者にとって、

その困難さを十分に理解しているがゆえに、

大峯奥駈道に挑んでいるということだけで、

畏敬の念を抱くようだ。

「釈迦ヶ岳のちょっと下るとかくし水と呼ばれる場所があります。そこで補給して、休憩しましょう」

豊富な水量のため水をたくさん飲み、

2リットルほど補給していると、

そこでも登山者たちが話しかけてきてくれる。

みんないつかはやりたいとは思っていても、

実際には足を踏み出すことは難しい。

そこから30分ほど進むと、

「大峯奥駈道の前半部分終了です。ここからは未知のエリアです。実を言うと、腸脛靭帯炎のうずきで、途中で引き返せる最後が釈迦ヶ岳で終わりにしようと思ってました。ここからは電波も入らず、エスケープルートもない、覚悟のある人しか行かない道です。」

「だから人が誰もいないんですね!覚悟がなかったら、埼玉からわざわざ来ませんよ!行きましょう!」










人のいる気配もなく、
人が歩いた痕跡も少ない道。

天狗岳、奥守岳、地蔵岳、般若岳、涅槃岳、証誠無漏岳、阿須迦利岳...

これでもかというほど繰り返されるアップダウンに、

約17kgのザックを背負って13時間以上歩き続けた身体と心はクタクタになっていた。

時刻は17時。

そろそろ宇原さんの宿泊予定地である山小屋、持経の宿が近づいてくる。

私の予定地はそこからコースタイム4時間先の行仙の宿である。

果たして無事に辿り着けるのだろうか。

つづく
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大峯奥駈道2泊3日③〜命の水〜

2022年06月09日 | 挑戦
「足を踏み外したら、さようならー♫」とすっかり暗くなった道をヘッドランプの明かりを頼りに歩く。

壊れかけた梯子や崩落した道を集中して通り、19時45分に行者還避難小屋に到着。




避難小屋の前に明かりがあり、人がいる!

「こんばんはー。生きている人間です。」

「こんな時間に来られるなんてびっくりしました!」

「途中、サングラスを落としましたか?」

「そうなんですよ。気付かないうちに落としてしまって。」

ザックからサングラスを出すと、

大喜びをしてくれる。

とにかく急いで水の確保をしたかったので、

「すみません、水場はどこにありますか?」

「それが色々と探したのですが、ないんです。ここ数日の好天で枯れてしまったようです。小屋の中の雨水を溜めているタンクなども確認しましたが、ありませんでした、、、」

「本当ですか!?ネットの情報では、水があると書いてあったのですが、、、」

とりあえず避難小屋に入り、
衣類を替えてこれからどうしようか思案する。

水の残りは緊急脱出用の500mlのみ。

全速力でここまでやってきたために1リットルは一気に飲める状態である。

引き返すか、どこかへエスケープするか。。。

「よければ水、いりませんか?」

「いえいえ、ここでは命の水ですからもらえませんよ」

「私はまだ水に余力がありますから、サングラスの御礼をさせてください!!」

ありがたい申し出を受けて、300mlを分けていただいた。

その水でアルファ米のご飯と焼きビーフンを食べ、超回復用に特別調合したサプリを飲むことができた。

落ち着いて自己紹介をすると、

水を分けてくれたのは、地元在住で44歳の会社員の宇原さん。

週に1度は登山をして、この辺りの地理にもあかるい。2児の父でもあった。

今回は3泊4日か4泊5日を目安に大峯奥駈道に挑戦をしているとのこと。

「ここまでどのくらいかかりましたか?」

「ちょうど11時間です」

「私もちょうど11時間です」

私は2泊3日の行程であったが、

スピードが同じそうなので、

よければ行ける場所まで一緒に行きましょう

という話になり眠りについた。




もしここで水が手に入らなかったらどうしただろうか?

"ある"はずの水がなく、

1人でパニックになっていたかもしれない。

いずれにしても山深い場所で人と出会い、

水を分けてもらえ、

まだ先に進めるチャンスが生まれた。

ずっと助けられている。人生と同じだな。。。

クタクタですぐに眠れるかと思いきや、

脳が興奮状態で全く眠れずに、

身体も水を欲していて全然眠れない。

14歳から24歳まで柔道で減量をしていたので、飢えには比較的慣れている。

久々の感覚に懐かしさを味わいながらも、

いつの間にか弱くなってしまっている自分に活を入れるため必殺技「辛抱・我慢」を唱えるが、

余計に眠れなくなる。

こんな時は羊ならぬゴールド・マンを数えよう、

「ゴールド・マンが1匹、2匹、3匹、、、」

つづく
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大峯奥駈道2泊3日②〜鈴の音〜

2022年06月09日 | 挑戦
自分の思い違いによる道迷いに反省し、

日が暮れないうちに行者還避難小屋まで進むためにスピードアップ。
















呼吸が苦しくなり、

なんでこんなことやっているんだろう

という思考が入り出すといい事を思いつく。

「そうだ!うけたもうゲームをしよう!」

山岳修行の中には、道中何かあっても

「うけたもう」と言うのがあるらしい。

私の中にある様々な感情(苦しい、きつい、しんどいなど)を言葉にして口に出し、

一つ吐き出したら、

「うけたもうー」と自分で言い返す。

ずっと続けていると、

滑稽に思えてきて山の中で1人で笑っていた。

道に新品に近いサングラスが落ちていた。

普段山を歩く際にゴミはなるべく拾い、落とし物は踏まれないよう目につく場所に置くようにしている。

「サングラスを拾って持って行きなさい」

どこからか声がしたので、

ザック上部の隙間に割れないように入れた。

宿坊がある山上ヶ岳という場所があり、

由緒ある大峯山寺で本当はのんびりしたいけれど、

すぐに通過し下っていく。










持っていた2リットルの水も尽きかけた頃に小笹ノ宿という無人の山小屋に到着。ここは道の横に水場があり、そこで水を補給できる。(通常は登山道からやや離れた場所に水場がある)




大峯奥駈道が難所と言われるのは、道の険しさや長さもあるが、水分補給の難しさもある。

たっぷり飲んで、次の水場がある行者還避難小屋まで2リットルを汲んだ。

阿弥陀の森を抜け、明王ヶ岳、小普賢岳、大普賢岳と続く奥深い山を16時から18時くらいに通過しようとしていると、

前の山から

「アグォッー、アグォッー、アグォッー」

と低く唸るような初めて聴く声が聞こえてくる。

全身に緊張感が走り、警戒するて

そうすると後ろから鈴の音が聴こえてきた。
誰かやってきたようだ。

心強い!!

私も今までは風や鳥、葉などの自然の音を感じて登山したいためにザックにしまっていた鈴をつけた。

「チリンッチリンッ」と2つの鈴が山に鳴り響き、唸り声は消えていった。

それにしてもこの時間に歩いていて、 

私に追いついてくるとは、

相当な方だなと後ろを振り返ると誰もおらず、

鈴の音も消えていた。

夕陽を見ながら、丁重に御礼をした。










18時を過ぎて、残りコースタイム2時間40分。

はたして道が見えているうちに避難小屋に辿り着けるのだろうか。

つづく
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