人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

おかげ様の心を持つネパール人が起こした小さな奇跡

2023年08月19日 | ネパール
ネパールで様々な支援活動を行う古屋祐輔さんから紹介されたペンバさんは、柔道の畳を送るなどして交流が続くエベレストの麓にあるモンジョ村(2850m)出身。現在は栃木県で歯科衛生士の専門学校に通う20代女性です。

ペンバさんが通ったモンジョ村の小学校を建てた日本人(島崎四郎さん 95歳 石川県)に会いたいと相談を受け、2か月前にオンラインで対面しました。

その時の投稿

そして日本のお盆休みを活用して、ペンバさんは栃木県から石川県へ行き、実際にお会いしたようです。

ペンバさんは会う日程が決まってから、モンジョ村の小学校の会長や先生たちとオンラインでお話しされ、ペンバさんが島崎さんに辿り着いたことに村人含めて歓喜しました。

そして島崎さんが学校を建設してから22年後の2023年にモンジョ村からの感謝状が届き、思わぬ出逢いと感謝に喜びの輪が広がりました。








おかげ様の心を忘れずに、行動を続けたネパール人が起こした小さな奇跡。

私も関われたことを嬉しく思っています^ ^
ダンニャバード🙏

北國新聞記事

ペンバさんが書かれたFB記事

島崎四郎さんの息子(克宏さん)が書かれたブログ

95歳の奇跡!(その1)

95歳の奇跡!(その2)

95歳の奇跡!(最終回)

95歳の奇跡!(続編)

PS ペンバさんが石川県からの帰り道、タイミングが合い大宮駅で会いました。歯科衛生士としての将来のビジョンやネパールと日本を繋ぐ社会貢献活動への想いなど話してくれました。私はペンバさんは自分の使命や役割を分かっている気がしました。

そして同タイミングで大宮にて開催されていた40代現役柔道家の集い。。。
これも何かのご縁ということで、そちらにも顔を出しましたが、覇気を持つ柔道家たちにも負けず劣らず会話を返していたペンバさん。

柔道やった方がいいよ!!と勧誘されてました笑




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あなたのおかげで勉強ができ今があります。

2023年06月05日 | ネパール
エベレストの麓(約2850m)にあるモンジョ村で生まれ育ったネパール人女性ペンパさん。

現在は日本の大学を卒業し、歯科衛生士になるために栃木で専門学校に通っています。

ペンバさんが9歳まで学んだ村の学校を建てたのは日本人の方だと知り、いつか直接御礼を言いたいと思っていたそうです。

ネパールで様々な支援活動をする古屋祐輔さんを知り、そこから私を紹介し、ペンバさんの学校を建てた日本人の方に連絡を取りました。

その日本人は石川県に住む島崎さん、御年95歳です。普段は電話と手紙のやり取りでしたが、今回の話しで息子さんが手伝い、LINEが加えられネパール、石川、栃木を繋いで初対面。




島崎さんの25年前のモンジョ村の学校建設話しを聞いて、涙が止まらないペンバさん。

まだクラウドファンディング等がないその時代に、島崎さんが中心となり、みんなの力で建て、いい循環になるようにと考えて色々なアクションをしたそうです。

「モンジョ村に生まれて、学校のない場所に学校を作ってくれてありがとうございました。学校があることで勉強ができました。学校があることで親と一緒に暮らすことができました。そして今の私があります。」

と涙ながらに感謝を伝えるペンバさん。




私にとっては、学校を誰がどんな想いで作ってくれて、それに想いを馳せて感謝する感覚を持ち合わせていなかったので、横で聴きながら、なんとも言えない気持ちでした。

95歳の島崎さんから、
「一年一年吸収をする。旅をしたり、経験をたくさんすると社会をみる目が豊かになる。他人に対して優しく、自分に対しては厳しく、というのは私の主観だよ。私の想いとして、生涯勉強だと考えて努力してほしい。そして誰かの役に立ち、愉快に楽しい人生を送ってほしい」
とペンバさんにメッセージが送られました。

時代を超えて、繋がった95歳と27歳。

「父は高齢とはいえ認知もなく、足腰もしっかりしており、まだまだ生きると思います。私が先にボケないようにします笑。いつかペンバさんと父が生対面できることを楽しみにしています。」

小さなオンライン対談でしたが、周りの方々もなんだか嬉しくなる時間でした。




繋いでくれた古屋祐輔さん、
石川の島崎さんとそのご家族、
急な訪問も快く対応してくれた栃木の山口家の皆さん、

ご協力ありがとうございました🙏






PS  ペンバさんと私のFBでの共通の友人を見ると1人だけ日本人がいました。
その名は「移動式銭湯 天真」。
前に大分で会いました^ ^と嬉しそう。
まさか日本に来て、移動式銭湯・マンとゴールド・マンとつながるとは、、、
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町道場の灯と小さな草の根活動

2022年05月07日 | ネパール
「ネパールの場所は分かるかな?」

と先生が訪ねると、

「南米!!」

「アフリカー」

ちょっと質問を変えますね笑

「世界一高い山は?」

「富士山!!」

と元気よく答える子ども達。

「中国とインドの間にある小さな国がネパールです」

栃木にある小さな町道場から

子ども用の柔道着を役立ててほしいという連絡をいただき、

ネパール人柔道家のロハン先生と一瞬に受け取りに行ってきました。

約2時間、一緒に稽古をすると、

「ロハン先生は何が食べ物すき?」
「ネパール語教えてー」
「また練習にきてねー」

と子ども達に囲まれて大人気。

こうした交流で、子ども達も外の世界に興味を持つきっかけになったようです^ ^












先生達が子ども達に熱心に指導をされている様子を見て、私が子どもの頃から変わらぬ町道場の様子にタイムスリップしたような錯覚に陥りました。

私もこうして育っていったんだよなーとしみじみと感じるとともに、小さな草の根活動にも協力してくれるなんて本当に有り難いと改めて思いました。

柔道着を寄付してくださった国分寺柔道会の先生方、

どうもありがとうございました!

帰り道、ロハンくんと色々お話しすると、

新しい職場の上司が、

「何か困っていることはないか?」
「仕事終わったら、よければ銭湯に行こう!」

などと色々と気遣ってくれて、

毎日とても楽しく一生懸命に働けているようです^ ^

また乱取りを横目で見ていましたが、
内股や払い腰、背負い投げ、足技ととてもきれいで、小学生や中学生に丁寧な技を教えたり柔道の楽しさを伝えたりしていました。(私が教わりたいくらい)

昔から変わらない町道場の灯と、

小さな小さな草の根活動、

いつか誰かの何かに繋がりますように🙏
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まるで違う価値観を聴く

2021年10月07日 | ネパール
約12年前、私にそそのかされてネパールへ行き、その後現地に渡り、様々な国際協力活動をしている古屋祐輔くんが市ヶ谷にあるパーソナルトレーニングスタジオearthを訪ねてきてくれました。

たまたまパーソナルのセッションを受けていた柔道家の方も20分くらいだけでも話を聞いてみたいとご一緒に。

○犬に噛まれたら大変!?
○未来への意識
○死生観
○自殺と誘拐・拉致について
○働く事について
○陸続きの国々同士の国境沿いで起きている事
○エベレストに広がる柔道について
○経験した闇の話

などの内容(ちょっとネット上には公開できない話含めて)をそれぞれが思っている、考えている事を話し合い、思慮を深めていきました。

そもそもが違う(教育や文化や歴史等)ので、まるで違う価値観なのも当たり前だし、何が正しいとか正しくないとかではなく、そういった現実が今目の前に起きていて、それに対して自分はどう考えて、どう生きていくのか、そんな事を自然に考える時間となりました。

クライアントの方も

「若いうちに日本とは違う物差しの考え方があるという事を子ども達にも身をもって体験させたいなあ。前提が違う価値観や考えを知れるのは本当に貴重ですよ。」

とあっという間に3時間が経過してびっくり笑




古屋くんは10月後半にネパールへ帰国する前に講演会があります。(リアル参加、オンライン参加、後日録画配信等あり)

ネパールに住み、現地の人々と同じ目線で生活して、困っている方々の支援活動等を行なってきたリアルなお話しを通して、何かを感じたい方にはオススメです^ ^

*詳細はこちら
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同志の旅立ち

2021年05月21日 | ネパール

古い同志がちょっと先に旅立った。


2009年に出会って以来、活動を共にした。


直接会うのは数年に一度だけれど、


ネパールで会うと陽気な笑顔でいつも安心させてくれた。


ラテン系のノリで、


いつも明るく、


未来の子ども達のためにと想いを持って生きていたと思う。


私の日本の友人たちも会った人はとてもお世話になっていた。


お子さんが2人いて、まだそれほど大きくない。


まだまだこれからやりたいことや見たかったことなどたくさんあったと思うけど。


想いを紡いで生きますよ。


どうぞヒマラヤの地で安らかに。

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至誠を全うする92歳

2020年08月18日 | ネパール
前に遡りますが、2017年に柔道の畳を届けたエベレスト柔道クラブの道場開きセレモニーに参加しました。







セレモニーも終わりつつある頃に、シェルパ族の方が私を手招きしてある部屋に入れました。

そこには1人の初老の男性の絵が飾ってあり、




「この人がこの小学校(セレモニー会場)を建ててくれた日本人だ。もし会うことができたら御礼を伝えてほしい。ただずいぶん前だし、もういないかもしれないが、、、」

日本に戻り、色々な方法を駆使して調べ、

その方に電話すると、

妻が出て、

怪しまれ、

切られました。。。

詐欺か何かに思われたようです。

確かに!

最初は色々大変でしたが、

石川県のご自宅まで訪ねて、

なんとかシェルパ族からの御礼を

直接会って伝えることができました。

その後も時々メール等のやり取りをしていて、

今年の3月にネパールへ行く予定だった際には支援等を申し出てくれました。(渡航は延期)

メールのやり取りからも

まだまだエネルギッシュに活動しているのが

伝わってきます。

そんな活動が昨日、石川県の北國新聞に掲載されて、

私の名前も出していただきました。

有り難いことです。








人はどんな事でも、

自分にとって役割だなと感じたり、

生きがいを持っていると、

生きる意欲が湧いて充実していくのだなと

交流を通して思います。

今朝、1通のメールが届きました。

「元気で92歳の私を追い上げて!!」
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その後のエピソードと心の灯

2020年01月17日 | ネパール
世界の村で発見!に登場した古屋くんがテレビ後のエピソードを書いてくれています。

想いを持ち、描きたい未来を信じていると様々な奇跡が起きていくのだなと読んでて思いました。

古屋くんは大学の後輩とされてますが、私のフリーター時代、公共の体育館ジムでアルバイトしていた時に、古屋くんのベンチプレスの補助をして出会いました。(記憶は曖昧ですが)

巡り巡ってあれから10数年。こうやって日本やネパールにまで広がった出会いやご縁に感謝ですね^_^

ちょっと余談ですが、テレビの出たモンジョ村にある小学校は、これまたうん十年前に日本人がサポートして建てたものでした。

シェルパ族の方々(現地に住む人々)に、もし日本に帰ってからミスター島崎に会うことがあったら御礼を伝えてと言われました。

3年前になんとか探し当て、会いに行き仲良くなったのが島崎のじっちゃんで年齢は90代。

ビールを飲みながら色々とお話しをしてくれて一宿一飯お世話になりました。

久々に「モンジョ村がテレビ出ますから見てくださいねー」とメールをすると、

「体力気力不足で失礼してます」と、なんとも心もとない返信。

それがテレビ放映後に
「久しぶりにモンジョの小学校や景色を見ることができたよ!日本の青年が活動しているのがよく分かる内容。励ましのメールを送りたい!」

と文章からエネルギーが伝わってきました。

そして5日後には柔道着を10着集めたとの連絡が!

90代半ばの島崎のじっちゃんは、またまた元気になったようです^_^

何歳になっても、心の灯をつけて生きたいもんだなって思う放送から1週間の出来事でした♪

以下、古屋祐輔氏の文章を転載

「こんなところに日本人」を見ていただいた方ありがとうございました。
様々の方からメッセージをいただいておりまして、返事をまだできていない人…すみません。

 実は今、自分はビザの関係により日本にいるので、「こんなところに、なんでネパールの古屋が?」みたいな変な誤解を生んでいて申し訳ないです。
「え?何?あの人って二人いるの?」ってすれ違いざまに小声で聞こえたのですが、190cmの謎の巨体が二人もいたら迷惑でしかないでしょう。
 後1ヶ月後にはちゃんとネパールにいますので少々お待ちください。

・・・さて。

 本には「あとがき」があるようにテレビ番組にも『編集後記』と言うべきものを書いてみてもいいのかと思うのです。
あの番組が完成されるまでに多くのスタッフたちが関わり作成されています。その人たちに感謝の思いを記したいのと、やはり収まりきらない話について書くべきことがあったからです。
 なので「編集後記」も読んでいただきたい。・・・と言うより、実は撮影後の方が、僕たちにとって、そしてエベレストの柔道にとって、大きな出来事がありました。
だから今、筆を走らせている自分がいるのです。

 あの番組はもう去年の8月に収録されています。実は…そこから先の続きの物語があるのです。



「こんなところに日本人」と言う番組は、タイトルの冠通り「こんなところ」つまりは日本の日常からはるか遠くの秘境に住んでいる人をピックアップした番組です。
 しかしながら、実際に収録して、番組のディレクターさんたちから聞かれることは「住んでいる場所」が過酷だとか険しいとか、そのような地理的な質問はほとんどありませんでした。
 その代わりに聞かれるのが「どうして住んでいるのか?」そして「どのような人生を歩んできたのか?」との生きる姿勢ばかりを問われました。

 僕自身はエベレストには年に何度も行っています。しかし間違ってほしくないのは実際にそこでは生活していません。ナレーションをしっかり聞くと分かりますが、普段はカトマンズに住んでいるとのことになっております。番組上カトマンズでの活動の放送は憚れてしまうので、エベレスト柔道での活動を撮影してもらいました。
 ・
 ・
 ・
 私の人生の道筋にはたくさんの人との出会いがありました。
 1つは、高校時代の英語の先生との出会いであったり、1つは大学の先輩の山口敬志さんとの出会いであったり、1つはネパールの孤児院でお金を僕のカバンに入れてくれたディネスであり、、1つはエベレストの柔道家カジ先生、、、さらに続けよう。1つは1歳の時から知っている我が愛娘のようなルビー。1つは子どもたちの柔道に懸命なダルマ先生。1つは、1つは、、、1つは、、、、1つは、、、、

 あげればきりがなくなるくらいの人との出会いが何にも縁もゆかりもないネパールへ、そしてエベレストにまで導いてくれたのだと思っております。(番組では3人としてまとめられていますが…)

 その話しを聞くために、わざわざエベレストにまで登って来てくれた森口さんやスタッフさん、本当にありがとうございました。冷蔵庫にお茶を取り入ったら終わってしまうわずかなテレビの放送時間でも、あれは本当に3日間13時間かけて、登っていますからね。



「ささやかな大きな嘘」

 このような言葉のものが一つあるとするならば、実はあのエベレストの道場にはテレビで伝えきれていないものがありました。大きな問題に直面していましたことまでは、テレビ番組での放送ではそこまで流されていません。

 先輩山口らとともに建てた柔道場は2850メートルのモンジョ村。
 しかしこの村にある学校は7年生(日本の小学校6年程度)までしかないんです。8年生からの学校は3800メートルのクムジュン村にしかなく、子供達は中学生に上がるタイミングでみんなモンジョ村を離れてクムジュン村の寮で生活します。

 なので、中学生に上がると、それと同時に柔道を辞めないといけなかったのです。

 ここまで柔道をやってきて、実力もついてネパール国内の柔道大会でメダルまで取れるようになったのに…柔道が続けられない。カジ先生や僕たちたちが嘆いているのではなく、主役であるエベレストの柔道をしている子供達が「柔道続けたいのに…」と悲しそうに言うのです。

 標高3800mの村でも柔道を続けたい…

 標高3800mのクムジュン村にはこの生徒数500人程のエベレスト地域で一番大きな学校があります。そして、なんと奇跡的なことにクムジュンにはかつてカトマンズで柔道をやっていた柔道家がいるんです。
柔道をやりたいという子たちがいて、柔道を教えたいという先生がいて、あと足りないのは畳だけ。

 畳さえあれば問題が解決するという状況なのですが、正直また畳を集めてまた送るってことには僕たちは二の足を踏んでいました。

 ためらっていた理由は二つ。
 
 1つは率直に言って大変。畳集めるのもしんどいし、また輸送費に数百万かかります。頂上についてもう歩きくたびれた足。しかし頂上まだもう上だったというのか…まだ歩けというか…

 2つ目はこれ以上は支援でなく支配にならないか?という意識です。

 自分たちが建てました!というのは達成感あるし、喜びもあるけど、これ以上、日本側だけで奮闘ばかりしていると、今度はエベレストの人たちが僕たちに何も言えなくなってしまう。

 支援と支配、搾取と開発は紙一重の言葉です。

 また新たな労力と多額の資金がかかるなら、他にやるべきことがあると判断し、時流が来るのを待っていようと思ったのです。
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 一方で、モンジョ村に柔道場ができた柔道の先生のカジには新しい夢もできました。
 クムジュン村の標高3800mの場所にも柔道場ができたら世界一高い場所で世界一強い人を決める「天下一武道会」を開きたい!大会を開いて、エベレストの子たちが世界一になる姿を見たい!という新しい夢です。

 そして、この夢は「天下一武道会」という世界一を目指すだけのような、ただの浪漫での想いではないんです。
 実はエベレスト地域には「エベレストマラソン」という世界一過酷なマラソンが年に一度開催されます。それに、その大会はかなり盛り上がるんです。エベレストマラソンのおかげで多くの人が訪れてくれ、エベレスト地域の大きな産業にもなるんです。
 登山を目的として以外で大勢の人が訪れてくれ、人が主役になれるんです。

 カジ先生はいつも、クムジュン村にも柔道場ができたら「天下一武道会」を開催するんだ!と強く意気込んでいました。この前の収録の時にもクムジュンの柔道場の見通しが何もないのに「天下一武道会ツアー」のスケジュールを一人で考えているんです。
実はカットされているのですが収録でも次の夢として「天下一武道会を開く!」とは豪語していたんです。

 そして全ての収録が終わり。いつか「天下一武道会」叶ったらいいな…そんなことをカジさんも僕も森口さんも、ロケの人たちみんな思っていました。



ちゃんと神様は見てくれました。

 なんと収録が終わった2週間後に畳が手に入ったのです!
IJF(国際柔道連盟)がくれた畳をエベレスト柔道のためにと寄贈してくれたんです。カジ先生もエベレストに神がいると興奮しました。
 収録を終えてすぐに、こんな奇跡が起こったんです。カジさんがカメラの前で語った声はエベレストの神々にちゃんと聞こえたのでしょう。

 畳が手に入ればここからは早いです!畳を運ぶための輸送費も、エベレスト地域の市長が動いてお金を出してくれました。もうモンジョ村の柔道でしっかりメダルをとる結果を残してくれているので、もう現地の政府も動いてくれます。足りない分はカジ先生自身で資金繰りをしてくれました。

 そして…念願だったクムジュン村に畳が届いたのです。
 これで標高3800mのクムジュン村でも柔道ができるのです。今の時期は雪が積もっているのと、寒すぎるので柔道は開始していないのですが、 3月、4月春が来て温かくなった時には、富士山よりも高い、世界一高い場所で柔道の練習が開始されるんです。

 カジ先生の夢だった「天下一武道会」。雲の上の話、夢のような話、と最初は思っていましたが…来年?再来年?どちらにせよ目に見えるような近い未来で本当に実現が可能なところまできたんです。
 試合会場に向かうまで、歩いて4日。そして世界一のエベレストの麓で大会をすると思うと胸が膨らみませんか?

 2年前に「エベレストを笑わせろ」という投稿をしました。 

 2年という月日が経って・・・
 
 エベレスト…君も、きっと笑ってくれてますよね?



 そして…今回のことで一番嬉しいのは

「もう僕たちの力が何も必要なかった」ということ。

 次のクムジュン村での柔道場は、自分たちが動かなくても、エベレストに住んでいるカジ先生や現地の人たちで全てを実行できてしまったんです。
 もう主役は僕たちではなくて、ここからは現地の人たちです。誰の力も借りずに彼らだけで動いているのですから。

 愛着がある場所が手をかからなくなるのは寂しいものがあります。
 ですが、どんなにいい活動でも外国人が主導で行うと、延々と資金繰りを続けないといけなく、財力と体力が持ちません。現地の人が「やりたい!」という熱い想い。それに寄り添う形で僕たちがいるべきなんです。
  
 収録が終わった後2週間後に起こったこの奇跡。

 世界一の場所で柔道ができれば…きっとエベレストの輝き以上にエベレストに住んでいる人たちが光り輝く街に変わっていくことでしょう。

これからはエベレストの目的は山だけではない。

人です!

エベレストに住んでいる人たちです!!

エベレストに住んでいる人の輝きに触れたくなってきませんか?



 放送があって色んな人からメッセージが来たりしている中、エベレスト柔道キャプテンのナビンもとても喜んでおりました。
 番組で「夢はオリンピックに出たい!」という事を言っていましたが、テレビ的に言わせている事は全くなく、ずっと昔からオリンピックに出たい!って自分から言っているんです。最近は「センセイ、将来は柔道になりたい!柔道家じゃなくて、柔道になりたい!!」と。
 
 久々にあらわれた柔道馬鹿です。

 今日もエベレスト登山に行った友達が道場や学校に行ってくれました。柔道のおかげで、子供達がたくさんの人と触れ合え、学びがます環境になってくれる事…きっとエベレストの山々も願っていたことでしょう。

世界一は山だけでなく、エベレストに住んでいる人たちも。

 今は寒い冬ですが、クムジュン村でも柔道が開始される、温かい春の訪れまで、、、日を数えて待つのが楽しくてしょうがないのです。
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お芝居デリバリーまりまり

2019年02月03日 | ネパール
東京のお芝居の出前集団お芝居デリバリーまりまり(https://white.ap.teacup.com/marimari/)の上演会をしてきました。

ネパールの御縁から繋がりを得て、今回にいたりました。

まりまりとは、
地域のお祭り、保育園、小学校、高校・大学の授業、障がい者施設の食堂、高齢者施設の居間、国内外の演劇祭、親子向けイベント、研修など、どんな場所にもお芝居会を出前でお届けしています。

普段劇場に行けない、行った事ない皆さんに「お芝居って面白い!!」
という体験をして貰いたくて、2005年から「出前お芝居」を開催して、どんな場所でも、上演可能です。特に道具も必要ありません。

そんなお芝居デリバリーまりまりは、世界各地を旅しながらお芝居を通して、ネパールの孤児院で子ども達とお芝居つくりをしたい!という目標を持ち続けてクラウドファンディングを行いネパールへ行かせていただきました。

そこで見たネパールの豊かさ、美しさ、孤児院で出会った子供達の姿を世界中に伝えたいなって思っています。そして、日本とネパール、さらには世界の国々とも微力ですが、懸け橋になりたいって思って活動しています。

孤児院の子ども達とお芝居創りやなど一言では語れない体験をしてきました。

今回はお芝居と約1ヵ月滞在したネパールの報告会をearthで実施していただきました!









ご参加いただいた皆さん、

まりまり、スタッフの皆さん

楽しく温かいひと時をありがとうございました!

PS 私は2007年からネパールへ柔道着や畳を送ったりして、ネパール側は日本の若者を受け入れてくれたりとストリートチルドレンの施設と交流を続けています。
今回、そのストリートチルドレンの施設卒業生で日本に留学してきた青年も参加してくれました。

小さな一滴が未だに波紋のように広がり、心を豊かにしてくれていることに感謝です。
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チャリティーゴールド・マンカレンダー2017年度版 販売スタート!!

2017年03月29日 | ネパール
 今年も作りましたゴールド・マンカレンダー2017年度版。

毎年、ゴールド・マンが自画自賛!!

トイレに飾れば、便の出が良くなるともっぱらの評判!?

会社のデスクに置けば、一目浮いた存在になるのは間違いなし。

1部3000ゴールドだけど、今回は大サービスで2種類のゴールド・マンカレンダーに、
健康革命家のオシャレで真面目なカレンダー1種も付けて計3つでなんと2000ゴールド。

至高の金迷言と出逢えるかもしれない!?







買わずに悔やむより、買って悔やめ!!

もしかしたら購入あるかもしれない時のために申し込みフォームです。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/67c88575502595

*購入金額は、今年5月下旬にネパール(エベレスト柔道クラブのオープンセレモニーに参加)
 へ行くため、10年前から継続しているストリートチルドレンの柔道サポートや
 震災復興のために役立たせていただきます。よろしくお願いします!


 
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大臣を同行案内!!

2015年08月09日 | ネパール
 依頼は突然やってきた。

「ネパールの大臣が日本を訪問しているので、案内できますか?明日」

えっ、急すぎるメッセージ。

急いで手帳を確認すると、夜から空いている!!

ということで、

昼間は一緒に働くシャムさんと所属する柔道部の監督である風見さんに

お願いして、私は夜から合流。

伝わっているのか?

伝わっていないのか?

ノリと勢いだけで会話をし、食事をして、

大臣もご満悦のはず!?

私も世界各地色々なところでお世話になりっぱなしだったので、

小さなことからできることをコツコツとやっていきたいですね。



詳細はこちらのブログで。

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