人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

89歳の生きる伝説

2017年08月17日 | チャリティー
 3か月前に招待され参加したエベレスト柔道クラブのセレモニー。

開かれた場所は小学校の校庭。

セレモニー終了後にシェルパ族の方々に呼ばれて、職員室に入ると飾ってある肖像画を指さし、

「この学校は15年くらい前に日本人のサポートによって建てられました。
 日本に戻って、会うことがあればシェルパ族の皆さんは感謝していると伝えてください。」

と託された。

帰国後に書いてあった名前を頼りに色々と調べ電話する。

奥様が出て、いきなりの電話で相当怪しまれましたが何とか信じてもらい、不在のご主人に伝えてもらえることに。

伝説の人は生きていた!!

その後はメールのやり取りを何度かして、お盆休みを利用してお会いした伝説の記録。


島崎四郎さん(89歳)は、41年間の教職を終え、リタイア後は趣味の山登りの道へ。
日本の山々を登り、世界の山も行こうとエベレストの麓へ。

そこで見たのは壮大な神々の山嶺と目がキラキラ輝く貧しくも一生懸命生きる子供たち。

「終戦後の日本と同じだ。誰かが手を差し伸べてやらなきゃいかん。」と

そんな情動に突き動かされ、公民館で写真展や講演、テレビや新聞で寄付を募り、
エベレストの麓やカトマンズ、ナガルコットなどに4つの学校や施設を設立。

必要であれば、道路作りもサポートしたようだ。



居酒屋でビールを飲みながら、何がそこまでさせたのか尋ねると

「自分の事が心配なく生きられるなら、他の事にも何かしたい。ただそれだけのことだよ。」
とさらりと言う。

チャリティーの苦労話や工夫したところ、コミュニケーションの方法、戦争の話などいつの間にか4時間が過ぎていた。

これからやりたいことは何ですか?と尋ねると、

「あの花は、風が咲かせるだろう」と一言。



私の頭では理解できずに、どういう意味か聞くと、

「心に苦しみがあるほうが楽しいもんだよ。今は無。寂しいもんだよ。」

と笑顔で答えてくれた。

89歳の生ける伝説は、まだまだ元気です!!

ネパールのシェルパ族の皆さん、感謝の気持ちをしっかりお伝えしましたよ^^


初対面にも関わらず宿泊させていただいた島崎さんご夫婦
同じく朝食までご馳走になった息子さんご一家
会う前に登った白山で出会った方々、自然さん
本当にありがとうございました!!




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