朝の来ない、夜はない。
そして濃い霧は
最高の快晴を、約している。
井戸湿原の躑躅は、とてつもない花盛り。
蔭にも色がある。
実際に自分の、この目で見たときには
この影には、確かに
空の青さが、写し込まれていた。
でも、写真にすれば
生の眼が感じた、感動は写し取られる、筈もない。
あの樹はいったい何色に見えるかね。多少赤みがかって見える? よろしい、それなら画面には真赤な色を置きたまえ……。それからその影は? どちらかと言えば青みがかっているね。それでは君のパレットの中の最も美しい青を画面に置きたまえ……。」と助言したという。
http://blog.goo.ne.jp/watashinosato/e/f77854ac5e69b0e54996ab22a2df9d1a
今は他にやることがある。
なので、のんびりと絵を描く時間が惜しい。
でも、そのうちに絵描きになる。
そうして、この影を真っ青に、描き切って書いてみる。