此の橋のもともとの起こりは、山菅の蛇橋(やますげのじゃばし)という伝説から。日光山をひらいた聖が、勝道上人(しょうどうしょうにん)で有ることは、よく知られたこと。一行は激流蕩々と流れる、大谷川に行く手を阻まれた。神仏の加護を祈りおれば、たちまちにして青・赤2匹の大蛇が現われ橋となった。その上に山菅をしてい、滑らぬようにした。この故事というか、昔語りから神橋の亦の名を、山菅の蛇橋とぞいふ。
2018 02 08 撮影
2017 11 21 撮影
憾満ケ淵 Kanman-ga-fuchi Abyss 【日光国立公園】