女子バレー徒然草

バレーボール(主に女子)について感じたことを書き綴った雑感記です。
※画像等の転用・転載は固くお断り申し上げます。

春高と狩野舞子選手

2008-04-07 23:56:45 | 高校バレー
久光の狩野舞子選手が右アキレス腱を断裂したそうです、、、、、。(http://www.sanspo.com/sports/top/sp200803/sp2008032511.html

一日も早い回復をお祈り申し上げます。



狩野選手が春高に初めて出た時、観客ばかりでなくコートサイドもすごい人だかりでした。

メディアに大会関係者、協会関係者、チーム(高校・大学・実業団)関係者・・・

松平さんもいらっしゃいましたよ。

それだけ注目されていた、ということでしょう。



過去・注目されてきた選手、

この目で観て「すごいなー」と思った選手、

春高を観るたび思い出してしまうのですが、

思い通りにいかないものですね。

なんか、人材の無駄遣いという感じがして残念に思います。




今年の春高、女性監督がずいぶんと増えたという印象を持ちました。

金光大阪の沖野泉監督は旧姓・西山泉さん、

第11回大会優勝の成安女子(当時)のキャプテンだった方です。

南元バレー・・・なつかしいです。


こういった方がもっと増えればいいですね。

バレー選手のセカンド・キャリア、特に女子選手のそれをもっと考えるべきなのではないかと思います。

春高バレー 準々決勝

2008-03-25 08:17:42 | 高校バレー
春の高校バレーも、昨日は高校野球では一番面白いといわれている準々決勝でした。

いきなり言い訳ですが、出かける前のあわただしい中PCの前にいるものですから、

簡単に昨日の印象を。


誠英が九文を破りました。

ブロックをさぼらず跳んだこと、

特にサイドブロッカーがしっかりと九文のセンターセミに対して対応したこと、

これが良かったと思います。

サウスポー・エースの中村さん、スイングが速くていいですね。


大阪国際はこれまで「どうしたのかなー?」と感じる場面が多かったのですが、

昨日の終盤見せた連続得点、昨年の強さを感じました。

エースの内藤さん、本当に巧いです。


古川のベスト4は7年ぶりだそうですが、

私は「東北・北海道のチーム・ガンバレ」といつも思っているので良かったと思います。

特に誰が、というのではなく全員が活躍されているのがいいですね。

ブロックの固さもいいです。

春高バレー 3・4日目

2008-03-23 22:39:38 | 高校バレー
Ⅴ・プレミア女子のファイナルは、東レとデンソーの戦いになりましたね。

力と力の激突を期待してます。



昨日・今日の春高バレーですが、感じたことをいくつか書いてみます。


九州文化学園と東九州龍谷、強いですね。

正直「同じ高校生なの?」という印象さえ受けました。

ロングヒッターをそろえた超強力打線でありながら、

進塁打・バンド・エンドラン・ダブルスチールなど小技も巧みで、守りもセンターラインがしっかりしている。

野球で例えるとこんな感じでしょうか。


今日はその両校に対して下北沢成徳と東海大三高が、あと一歩というところまで追い詰めました。

ただ強力打線が相手だけに常に全力投球が求められ、

球数が120球を越えたあたり(20点過ぎ)でちょっと疲れたのか、

最後の最後ややバレーが小さくなってしまったように感じました。


東海大三高の小平さん。今日のプレーは素晴らしかったと思います。

クロスコートにあれだけの強打を打ち込める選手はなかなかいません。

スパイクのアングルがとても良いと感じました。

またレシーブの反応の鋭さも素晴らしいです。


九文の峯村さんは基本に忠実なプレーや、安定したレセプション、相手コートを良く見た軟打もよろしいですが、

レフトからもライトからもしっかりとしたコース打ちが出来ることに感心しました。

レフトからのクロスを向いたままのストレート打ち、いいですねー。



沖縄の中部商業は整列したときの姿勢のよさ・きびきびとした試合運び、とても好感が持てます。

沖縄の選手は上背には恵まれていないもののよく跳びますし、ボール捌きにリズム感のよさが感じられます。

私はアタッカーでもセッターやリベロに転向して成功する選手が出てくるのではないか、と期待しています。


静岡の島田商業は、MBのブロックが素晴らしい。

あんなにしっかりとSee&Responseが出来るチームというのは、高校生ではまずないと思います。

畑監督は確かバレー未経験の方だったとおもいますが、

その熱意と研究熱心さには頭が下がります。


男子では今日敗れてしまいましたが高松工芸高校。

全員で拾い・トスを上げ・コンビに絡む。

「チャンスボール!!」と次の瞬間にはアタッカー4人が助走を開始する。

断然うれしくなってしまうチームでした。

春高バレー・2日目

2008-03-21 22:14:56 | 高校バレー
昨日に引き続き改修工事の済んだ国立代々木体育館で春の高校バレーを観戦しました。

またまた応援の話で恐縮ですが、今日は習志野高校と文京学院を取り上げることにします。


習志野高校の吹奏楽部は全国的にも有名ですが、とにかく「度肝を抜かれるぐらいすごい」と申し上げても過言ではないとおもいます。

バトン部と一体になった応援は、3面コートの会場において他の5校がかすんでしまいます。

男子バレー部は残念ながら敗退してしまい今大会ではもう見られません。

残念です・・・


文京学院は声による応援が主ですが、「うまいことを言うなー」と感心させられます。

コート上の選手がノリやすい・チームを勢いづかせる応援と言っていいと思います。

元気! 勇気!! 文京!!!

燃えろ! 走れ! 燃えろ! 走れ!

文京 それそれそれそれ もう一本・もう一本・もう一本

などなど、です。



バレーの方ですが、今日は月刊バレー4月号に紹介されていた大阪国際滝井の卜部選手と東海大三の小平選手や、

就実・石井選手、聖カタリナ・野本選手などに注目をしてみましたが、

私が一番気に入ったのは川崎市立橘高校の近藤選手です。


打点の高さ・打球の鋭さもいいですが、

ブロックが2枚揃った時・下へ叩かないのが良いです。

ブロックの横への移動も非常に速い。

キャプテンとして常にチームメイトに声をかけている姿も好印象です。


男子の方では神奈川の岸根高校が印象に残りました。

監督の齊藤雅明さんはかつて3冠を取った釜利谷高校のコーチをされていた方だったと記憶しています(記憶違いだったら申し訳ないです)。

よく鍛えられた選手の体つきや3枚ブロックなど釜利谷を髣髴とさせるものがあります。



今大会は丸山由美さん(旧姓・江上由美さん)と熊田康則さんのお嬢さんが出場されいますが、

「さすがに自分も年をとったわけだ」と

いささか年寄りくさい感慨を抱いてしまいました、、、。

私流・春高バレーの楽しみ方

2008-03-20 23:59:44 | 高校バレー
今日から春の高校バレーが始まりました。

私はこの大会を毎年楽しみにしていて、出来る限り会場で観戦しています。


何と言っても華やかなのがよろしいです。

それは応援風景がVリーグやカレッジ・バレーとは異なり、

応援団・チアにブラバンというスタイルだからだと感じます。

さらに各校・趣向を凝らした応援を繰り広げ、これが実に楽しい。

今日観たながで印象に残ったのは早稲田実業(男子)と大船渡高校(女子)でした。


早実は応援の数もすごかったですが、実に統制の取れた応援だったとおもいます。

さすがに応援慣れしているという印象です。

大船渡高校はアントラーズの小笠原選手の母校ですが、

太鼓と声のみのシンプルな応援ながらサッカースタイルというか、実に迫力がありました。

コートと一体となった見事な応援を受けチームも勝利、良かったと思います。


昨年取り上げた高崎商大附属と細田学園も相変わらずチアがいいです。

高商大はカラフルなフラッグやプラカードを使った応援で楽しませてくれましたし、

細田のチアは見事なピラミッドを今年も見せてくれました(もちろん客席ではなく、通路でですが)。


また、私はビックバンド・ジャズが好きなので各校のブラバンの演奏も楽しみにしていますが、

毎年・京都橘のブラバンは素晴らしいと感じます。

また今回は出場していませんが、高岡商業は選曲のセンスがとても良く印象に残っています。

“黒い炎”を演奏してくれたときはうれしくなってしまいました。


さて肝心のバレーの方ですが、

女子ならば身長が180㎝以上か最高到達点が290㎝以上の選手を事前にチェックしておいて観戦に望みます。

勝手に実業団のスカウトにでもなった気分といいましょうか・・・

「プレーはともかく良い体型(手足が長いとかetc)をしているなー」とか

「無駄なところに打たないのがいい」とか

「ブロックに飛ぶ・開く・アタック、この動きに無駄がない」

とかなんとか勝手な感想を抱きつつ観させてもらっています。

それはそれでまた楽しいものです。


気になるのはちょっと雑なプレーが多いことと、

男子も女子も高身長の選手が少ないことです。


また明日も出かけてみようとおもいます(暇人だね)。

春高バレー観戦 なんだよ!高体連

2007-03-21 21:59:26 | 高校バレー
一昨日の月曜日より「春の高校バレー」が始まった。

今年は、国立代々木体育館が改修工事中なので、さいたまスーパーアリーナで行われている。


今日は、八王子実践VS九州文化学園という好カードがあり、

地元埼玉県勢も4校出場するし、

しかも祝日、ということでえらい混みようであった。


スーパーアリーナは前席との間隔が狭い、よって同列側の席の人が移動するたびに窮屈な思いをする。

しかも、インプレー中でもかまわず移動するものだから閉口する。


ところが、不思議なことに3階席はガラガラである。

「なんだよ、試合途中に人の前を通らずとも、上に行けよ」と思っていたら、

何のことはない。行かないのではなく行けないのである。

3階席には行けない様になっていたのである。

さすがに、途中から一部のみ開放していたが、結局最後まで利用させなかった。


不思議に思って、館内にいた警備の方に話を聞いたら

「明日も3階席は利用できません。高体連の決めたことなので、、、」だって。

まったく理解不可能な話である。


あすは、3回戦だが組み合わせのいたずらか

古川学園、下北沢成徳、京都橘、大成女子、八王子実践の姿はもうない。

今年も西高東低といった様相。


試合と同じく、応援合戦も華やかでよろし。

高崎商科大附と細田学園の応援は見事。

全国私学

2006-12-24 16:53:11 | 高校バレー
昨日、「全国私立高等学校男女バレーボール選手権大会(全国私学)」を観戦しました。

時間の都合で決勝戦は見られなかったのだが、気が付いたことをいくつかメモしたいと思う。


会場に着くと、近江高校がアップ中。

須磨ノ浦・近江に負けたのか、、、。

しかしこのチーム、テンポが滝井みたいだなー。

ってコーチが古井千恵美さん(元シーガルズ)か、納得。

共栄から1セット取ったし、滋賀県勢・不振から脱却できるか。


京都橘のセッター渡辺さんはやっぱり上手い。

レフトへの平行・速くてかつ正確。

ツーの落とし場所も良く考えている。

筑波大へ進学とのことだが、筑波のバレーがどうなるか楽しみ。

西山さんは攻守に安定してますね。コース打ちも上手いです。


大阪国際滝井。相変わらずソツがない。

ネット際のこぼれ球を、わざとネットにぶつけてつないでいたが、

9人制の技術を上手く導入している。

スパイクも(右利きの選手の場合)左手の使い方(ロックしたり引いたり)が上手い。

上背があるとか・運動能力がすごい、

といった選手がいなくとも、ちゃんと強いチームは作れる、というよい見本。


今年の高校バレー界の勢力図通り、西高東低でしたね。


男子は、東亜のライト攻撃を中心としたコンビバレーが

観ていて楽しかった。

鎮西の冨士田選手は、怪物という印象。

サントリー入りとのことだが、二木さん(早稲田大)・佐別当さん(順天堂)と

いい補強ができましたね、サントリー。


しかし、結果はどうなったんですかねー。

未だ結果UPされず。
女子結果 http://www.viuc.net/volley/2006/j.htm
男子結果 http://www.viuc.net/volley/2006/d.htm

インターハイと全日本実業団

2006-08-05 21:24:40 | 高校バレー
が行われていたのだが、両大会とも遠征できず。

インターハイの決勝はTV中継があったので見たが、鹿屋中央強い。
大阪国際は地元ゆえの力みがあったのかな…。

春高・インターハイと九州勢が相変わらず強く、関西も復権し、ここ数年強かった東京勢にややかげりが見えてきたという状況か。

心配なのはかつて強かった北海道・宮城・千葉・愛知・岡山・徳島・福岡のチームが苦しんでいること。

九州の縦・横の連携を他地域も見習って欲しい。


それから山形・神奈川・愛知などはトップチームのある地域なのだからもう少しどうにかならないものかと思う(東海地区では高身長の女子は皆バスケに流れてしまっているようだ)。


逆に九州は女子ではフォレスト・リーブス・熊本(地域リーグ)があるのみ。

久光はホームを神戸にするか東京か九州かで迷ったそうだが、ウーン九州の方が良かったんじゃないのか。



全日本実業団はグリーン・サポート・システムズが優勝。

このチーム直近では関東実業団で観たが、地域リーグで観たときよりもグンと強くなっていた。

準優勝の88'sクイーンは四国のバレーのレベルが更に上がらないとちょっと苦しいように思える(選手獲得で苦労しそう)。


次の地域リーグもますます混戦になりそうな気がする。

春の高校バレー

2006-04-05 23:26:22 | 高校バレー
今年は観戦に行けなかったので、CSで放送しているものを録画して少しずつ観ています。

以下、気になった選手・ことがらなど


狩野選手(八王子実践)/バレー選手として理想的な体型をしているし、やはりすごい素材だと思います。が、スパイクフォームが・・・

西山選手(京都橘)/攻守のバランスが取れている。特にサーブカッターとして優秀。

雨堤選手(須磨ノ浦女子)/高さ・パワーは充分。欲を言えばスパイクに切れがほしい。

砂田選手(水戸大成)/スパイクフォームがよい。よってスパイクに切れがある。

宮田選手(九州文化)/未来のスター候補。打点が高い!!

江畑選手(聖霊女短)/素晴らしい運動能力の持ち主。来年も是非見てみたい選手。


スパイクフォームがどうのといっても、それは私がそう思うだけで、指導者の皆さんはこれでよいと思ってらっしゃるのでしょう。

私自身は、ストレートアームは体に負担がかかるスイングだと思いますし(生意気のようですが、これはちょっと勉強すればわかることだと思うのですが)、ボー&アローも決して優れた打ち方だとは思いません。
あのフォームから(右利きの選手の場合)フォローを右股関節の外側へもっていくのは肩に負担がかかるのでは、と思います。


また、タイム時の話も気合を入れることばかりの監督さんには、正直「???」です。

それでも多くの選手は先生を信じてプレーしているのでしょう。
なればこそ、もう少しどうにかならないものか、と思うことしばしばです。


あとこれは昨年までのことですが、よく『感謝』という言葉をよく耳にしますが、だったらジャッジに対して抗議し過ぎるのもいかがなものでしょう。
それこそ「審判の皆さんにも感謝したら」と言いたくなってしまう場面がありました。

気持ちは理解できますが見苦しく思えました。


それにしても、アナウンサーがヘタ。
昔の山田・塩田・新田・山内さんが懐かしい。