女子バレー徒然草

バレーボール(主に女子)について感じたことを書き綴った雑感記です。
※画像等の転用・転載は固くお断り申し上げます。

V・プレミア 京都大会(2/24)

2007-02-25 23:57:45 | V・プレミア
24日の土曜日は、プレミアリーグの京都大会を観戦。



パイオニアvsJT


JTはケニー選手が不調に思えた、残念。

久保・位田選手を早めに投入したが、ムードを変えたかったのか・・・

高木選手、そんなに悪いとは思わなかったけど。


「ムード」といえば、パイオニアもなー。

ベテランが多いせいか、中盤までに点差が開くと

『このセットは・・・』という雰囲気が支配してしまう。

まあ、切り替えも早いんだけどネ。

栗原選手がいいときはムードもいいような気がするのだけれど。

やっぱり彼女の出来が肝要。




シーガルズvs久光製薬


久光はラリーが続いたときの決定力不足を露呈。

フォフィーニャ選手も4ステップのときはいいんだけれど、3ステップだと、、、。

先野さんが途中で交代なんて、初めて見た。

体調は・腰は大丈夫なんだろうか。

今シーズンは打数も多いし、心配。


シーガルズは久々に「らしさ」を見せてくれた。

ブロックのよさと(特に形がよい)、スパイクでのうまさを発揮。

ブロックがいいから、ディグもよい。

ここという場面での、森選手の幅のある攻撃もよかった。

が、一番・感心したのは神田選手。

同じフォームでインナー・ストレートと打ち分けるのだが、

タイミングを微妙にずらすところもよい。

ジャンプの頂点でインナー。降り際にストレートとか。

省エネ打法ともいえそうなコンパクトなフォームだが、

無理がない分、インパクト前後のスイングは速い。

ベテランらしいうまさを堪能させてもらいました。

チャンスがあるNEC 数字で比較パイオニア

2007-02-17 22:15:09 | V・プレミア
V・プレミアリーグ 女子も

今日から後半戦がスタートしたが、NECが今日も勝って4連勝。

やっと本来の力が出てきたようだ。

リーカ選手が復調したのと(開幕当初は腹筋を痛めていたとのこと)、

有田(沙)をライトにしたこと(サウスポーの彼女は、レフト側からのアタックは決定力が落ちるようだ)、

試合は観ていないがこれが当たっているように想像する。


4強のボーダーラインは「11敗」前後と予想するので、

9敗のNECだがまだチャンスはある。

明日のJT戦はTV中継があるので楽しみ。



パイオニアが苦しんでいる現状について、色々意見が出ているようだが、

昨シーズンの技術集計と今シーズンの今日までの数字を比較してみると、


アタック決定率は、佐々木選手・江口選手が昨年とほぼ同様で、

多治見選手は+5%、栗原選手とフールマン選手のポジションが-10%となっている。

多治見選手と江口選手の打数は、明日の試合で昨シーズンと同じ位になりそうなほど増えている。

そう考えると両選手は頑張っていると感心する。


栗原選手はやはりケガの影響だろう。

庄司選手・バックマン選手もいい選手だと思う。

フールマン選手が彼女たちの様にプレーできないのと同様に、

彼女たちもフールマン選手にはなれないのだから仕方ない。

自分たちの持ち味を出せばよいと思う。


ブロックは若干だが向上し(セット平均2.16→2.27)

サーブ効果率は3ポイント減少だが(11.4→8.5)

サーブレシーブ返球率は6%以上・向上している(63.1%→69.9%)。


この数字から、何が言いたいか。ご理解いただけると思う。

パイオニアはよく戦っていると思う。

粘り強く戦って、勝利を積み重ねていくことだ。


4強には入れれば、後は1発勝負。

とにかく混戦のリーグだけに、何があるかわからない。



しかし、今日の観客動員

780 とか 1,200 ってカウント・ミスじゃないですよね。

少ないなー。

地域リーグ 東京大会・3日目

2007-02-12 23:17:39 | V・チャレンジ&地域リーグ
女子・地域リーグの一次リーグ「東京大会」3日目を観戦。


地域リーグをよくご存じない方もおられるだろうから、少し説明すると

バレーボールの国内リーグの最高峰がV・プレミア(サッカーのJ1)、

その下がV・チャレンジ(サッカーのJ2)、

地域リーグはサッカーならばJFL、要するに3部リーグで、今季で27回大会となる。


まず6チームで総当りのリーグ戦(一次リーグ)を行い、上位4チームがまた総当たり戦(プレーオフ)を行う。

プレーオフの上位2チームが、チャレンジリーグの下位2チームとの入替戦を戦うことになる。


「地域」といってはいるが現在6チームしかなく、

地域ごとでリーグ戦を行っているわけではない。

男子はまだ、東部・西部と分かれてはいるが、、、。

ほんの10年前は16チームもあったのに、残念なことである。


下部リーグと馬鹿にしてはいけない。

パイオニア、JT、シーガルズ(ルーツは東芝京浜)、デンソー、日立佐和・・・

皆、地域リーグから上がってきたチームである。

まあ当たり前の話ではある、新しく創部されたチームはそうやって上位リーグに上がっていくのがルールだから。


つまり、この10年間で上位をうかがえる可能性のある芽が、10チームもつまれてしまった。

ということになる。




前置きが長くなってしまったが、本日の所感(あくまで本日のみの感想)


トヨタ自動車VS四国Eighty8Queen(以下、四国)


世界のトヨタも、バレーはあくまで福利厚生。失礼ながら毎年そういう印象を受けます。

いや、世界の・・・だからこそバレーで勝ったって、ということなのでしょうか。


四国は昨シーズンのポイントゲッターは抜けたものの、アタッカー5人が満遍なくポイントを稼ぐといういい形の試合運び。

特に若い両センター(井田さん・平山さん)は想像以上の働き。

「今年こそはV1に」という気迫も感じられたし、大槻さん(元・東レ)が生き生きとプレーしておりうれしかった。

久光にいた石原さんもPFUで輝いているようだが、やはり飼い殺しはよくないですね。



Forest Leaves Kumamoto(以下、フォレスト)VSグリーン・サポート・システムズ(以下、GSS)


フォレストはとても明るいチームで好感が持てる。その源はセッターの和多さん。素晴らしい笑顔の持ち主。

元アルカスの福田さんも元気。坂本さんはチームの柱にふさわしい活躍。


GSSはフォレストの勢いに押されたのか、チト元気がなかった。

もっと出来る選手ばかりだと思うのだが、巻き返しに期待。



こまちレオニーノ(以下、こまち)VS三菱東京UFJ銀行(以下、三菱)


こまちは今年の秋田国体のために編成されたチーム。国体が終わった後も何とか存続して欲しい。

試合はホームの三菱が声援をバックに奮起。内定選手の関さん・森田さん・庄司さんも活躍。とてもいい試合でした。

早稲田のキャプテンだった庄司さんのプレーをまた観られるのはうれしい。



東京大会3試合を終えての成績

四 国   3勝
こまち   2勝1敗
フォレスト 2勝1敗
三 菱   1勝2敗
GSS   1勝2敗
トヨタ   3敗

V・プレミア 東京大会

2007-02-11 21:35:45 | V・プレミア
昨日・今日と東京都体育館にて観戦。


女子バレーにおいては、

『チームカラー=監督のカラー』

という面があるように思うが、そのことを再確認した2日間だった。


JTは昨シーズンは全く寺廻監督の色が出せなかったが、今季は違う。

確かにケニー選手の獲得も大きいが、今日の遠藤・位田選手の活躍は、

それを物語っている部分がある。


久光も同様。

鶴田さんの現役引退はもしかして・・・と思ったりする。


東レが外国人選手を獲得しなかったのも、管野色を出すためかもしれない。

レシーブ・つなぎ、ミスを出さないことに重きを置いているような気がしますから。


バンブーはもっと明確に石原監督の意思がチーム全体にいきわたっている。

今日の試合、3セット目からローテをずらした作戦はまんまと当たりましたね。


パイオニアは6シーズン続いたセリンジャー色から、吉田色への変換はやはり難しそうだ。

連敗したから言うわけじゃないですが、

「破壊と創造」は容易ならざる事なのか。

それにしても、吉原選手の引退は大きい。


トヨタ車体は、谷口監督には失礼だが

非常に葛和イズムが浸透している。

今日出場の堀崎選手は、葛和さん好みの選手という印象を受けた。



明日は、昨日より始まった女子の地域リーグに行く予定だが、

残念なことに昨日・今日の結果がわからない。

毎年のことなのだが、JVAさんもうちょっと考えてはくれませんかね。

トヨタ車体、いい選手を取りましたね

2007-02-07 23:34:46 | V・プレミア
バレーボールマガジンが残念なことに3月号をもって一時休刊とのこと。

ただし今秋のリニューアルを目指し復刊予定。

「予定」というところが気がかりだが、心待ちにしたい。


そのバレマガに大学生の卒業後の進路が出ていたが、

秋山さん(青学→NEC)や平井さん(筑波→久光)・坂下さん(武庫川→JT)

はすでに情報があり進路を知っていたので、今回は特にコメントしない。


この記事を読んで一番感じたことは、

トヨタ車体が良い補強をした。

ということ。

セッター・佐藤さん(鹿屋体大)、WS・今西さん(日体大)、MB・日高さん(長崎国際)、

前者3名にネームバリューでは劣るかも知れぬが、皆さんいいものを持っている。

特に、日高選手はスパイクフォームが良い・スイングが速い・強打が打てる。

私のご贔屓の選手だったので、ぜひ名前を覚えていただきたい。

もちろん、プレミアでやっていくには改善すべき点があろうが、

皆さん大いに期待している。

3流の興行

2007-02-04 17:47:44 | バレーボール全般
日本時間の明朝、スーパーボウルが行われる。

前回書いたように、バレーの次にNFLが好きな私は今から興奮している。


さて、NFLのTV中継を観ていつも思うのは「文化であり、一大産業になっている」

ということだ。


Vはといえば、「3流興行師の打つ3流興行」でしかない。

お客さんを沢山呼ぼう、という熱意が感じられない。

協会は地方任せ、地方は企業任せで動員だけあればよしという感じ。

前節の京都大会も、全体的にチンタラした雰囲気を醸していた。

「よくいらっしゃいました。今日は楽しんでいってくださいね」という感情を感じられなかった。

時には、客を客とも思わないような対応もあったりするし。


私がプロ化に賛成なのは、選手がプロになるだけでなく、コーチングスタッフ・その他のスタッフはもちろん、

運営側もプロとしての技量が必要になるからである。

企業の動員のかからないbjリーグだか、プレミアの男子と観客数はさほど変わらなくなっているようだ。

そのことに対して協会は危機感を持っているのだろうか。


いろいろと横槍を入れることには一生懸命のようですが、、、。

V・チャレンジ 柏大会

2007-02-02 16:54:40 | V・チャレンジ&地域リーグ
1月28日・日曜日はV・チャレンジリーグの柏大会を観戦。



 健祥会VS栗山米菓


健祥会のセッターの三崎さんが上手い。

高橋・田巻・長野選手といった元Vリーガーがアタック決定率上位にいるのも、彼女の力が大。

三崎さん谷口さんは頑張ってるなー。立派です。


栗山米菓はメンバー構成上仕方ないのだけれど、

元来MBの佐藤(由)・藤原、両選手がWSに入っているので、レセプションがつらい・・・

だが、そのことでちょっと面白いオフェンスを構築出来る場面もあり。

未勝利だが、若いチームなのだから今の元気を失わずに戦って欲しい。

キャプテンの李さんは好きな選手である。




 三洋電機大阪VS柏エンゼルクロス


三洋は、セッターの丸山さんはもちろん、

他のレギュラーメンバーも大卒の選手ということでキャリアから来る落ち着きがあり。

丸山さんが試合途中アクシデントで交代したが、心配。大丈夫だろうか。

リベロの林さんは相変わらずいいですね。

坂田さんの笑顔も健在。

戸田さんは、ボールを落とすのではなく打ち込むMB。そこが気に入りました。



エンクロも未勝利かー。

フルタイムで勤務して、練習は週3回・2時間だもんなー、、、。

もちろんチームとしてはそれを言い訳にしていないわけだし、

だからこその頑張りが見えるから、私は昔から応援している。

ほんと、いつ観ても一生懸命さの伝わるいいチームです。




今季は残念だが、チャレンジリーグ・イチ押しのPFUが観られそうにもない。

月刊バレーさんようやく今月号でこのチーム取り上げてくれたけど、遅いよ。

このチームの戦術に対して否定的な方が多いように思うのだが、

何か新しいことを試みようというその姿勢は、大いに評価すべきだと思う。

ただ、スタッツを見ると今季は餅田さんをリベロとして使ってますね。