女子バレー徒然草

バレーボール(主に女子)について感じたことを書き綴った雑感記です。
※画像等の転用・転載は固くお断り申し上げます。

全日本女子12名が決まる

2008-04-28 22:31:52 | 全日本
北京五輪の最終予選を戦う12名が決まりました。

コチラ→http://www.jva.or.jp/world/2008/oqt/women/list.php

WS4名、MBが4名、セッター2名、レシーバーが2名。


候補に名前があがっていたらしい内田選手(パイオニア)と有田選手(NEC)が外れたこと、本当に残念です。

お二人がいれば違うバレーが観られたのに、と思います。


河合選手は良い選手だと思います。が、竹下選手とタイプは似ているのではないでしょうか。

横山さん(デンソー)という選択もあったのでは、と思います。


狩野美雪選手は大いに期待できますが、

180㎝以上あるWSが栗原・木村選手だけということに寂しさを感じます。

選手・指導者の皆さんにはもう少し考えていただきたく思います。

ビジョンが無い・ノウハウがが無い、といわれても仕方がないのではないでしょうか。


最終予選、たとえホームでも楽観視は出来ません。

良い調整をして5月17日を迎えて欲しいと思います。

「4番とかエースは育てられませんよ」

2008-04-18 22:21:28 | バレーボール全般
先日、書店で面白い本を見つけました。

『ドラフト下位指名ならプロへ行くな!データで読むプロ野球で成功するための条件』 泉直樹・著 実業之日本社

という本です。

ナナメ読みしただけですが、

書名の通りプロ野球界で活躍している選手は圧倒的にドラフト上位指名選手が多い、

という内容でした。


東北楽天の野村監督が阪神の監督時代、当時の久万オーナーと面談した際のエピソードが野村さんのいくつかの著作に紹介されています。

「4番とかエースは育てられませんよ」(『野村ノート 小学館』P135)

というのはこの時オーナーに発した野村さんの言葉だったのです。

「いつの時代でも、どのチームでも、真のエースと四番と呼べる選手は、その役割を期待されて即戦力で入ってきた選手か、ほかの球団でそういう存在になってから移籍してきた選手ばかりである」(『あぁ、阪神タイガース 角川書店』P63)

非常に率直な意見だと思います。

選手を育てられなければ「無能」と判断されかねないのですから。



バレーボールも同じではないでしょうか。

セッターやリベロはともかく、打ち屋は育てるのが難しいと思います。

これまでのバレーの歴史を振り返ってもそうだと思います。

エースには天賦の才が必要です。

チームの中心選手は採ってくるものです。

バレー関係者でこういった発言をされた方はいらっしゃらなかったと思いますが、、、。


現役復帰の山本愛選手、

さらに私のご贔屓・石井さん(大和南)。

久光はよい補強をしたと思います。

カレッジバレーのシーズン始まる

2008-04-16 23:46:52 | バレーボール全般
チャレンジマッチはプレミア勢の完勝だったようですね。

FC東京はもう少し肉薄できるのではないかと思いましたが。


私はよくチャレンジリーグや大学バレーの話題を取り上げますが、

プレミアリーグより力は劣りますし、オールド・スタイルのバレーをしていると感じるチームも多いです。

でも、面白いんですよね。


多くのバレーファンにとって「バレーボール」といえば全日本やプレミアリーグを指すと思います。

それは仕方のないことだとは思いますが、

色々なチームがある、ということだけでも知っていただければ・・・・・

と思っています。



先週末より関東大学バレーボールリーグ戦(春季)が始まりました。

今度の土・日(4月19日・20日)は東京都体育館でカレッジ・フェスティバルが行われます。

関東学連の男子1~3部と女子1・2部の全チームが観られます(男子3部はサブ・コートですが)。

興味のある方は足を運んでみてください。


関東学連のHP→http://www.volleyball-u.com/kanto/

中田さん・大林さん、頼みますよ・・・

2008-04-11 10:52:00 | バレーボール全般
女子のアローズ、強かったですね。立派なチャンピオンだと思いました。

しかしベタニア選手まだ20歳ですか。

大山加奈選手が打ちまくって、、、ではなかったところに一抹の寂しさを感じたりもします。


デンソーの岡野選手と細田選手、とても綺麗なスパイクフォームをしていますね。

それにお二人とも「感じのいい」選手です。

更なる飛躍を期待してます。



今回もテレビ中継の解説をされた中田さん(フジテレビ739)と大林さん(BS1)、

以前より評判がよろしくないのは残念です。

もうちょっと『気の利いた』ことを言っていただけないものかと思います。

良いプレーに対してはもっとほめて頂きたいと思いますし、

選手心理に対するコメントなどあってもいいかと思います。

とにかく感想ではなく解説をお願いしたいと思います。


バレーはプレーに間が空かないので解説も難しいかとは思いますし、

私は局から「あまり難しいことは言ってくれるな」とクギをさされているのかもしれない、

と善意の解釈もしているのですが、、、、、。


というのも、お二人には良い思い出があるからなのです。


大林さんは中学時代のバレー姿(ただしプレー姿ではない)チョットだけ観たことがあり、

中田さんはリーグのデビュー戦を観戦したから、

ただそれだけなのですが、、、。


ここからは私的な回想となります。申し訳ありません。


大林素子さんが中学時代、私の勤務先の隣に某市の市営体育館があり

昼休みにその前を通りかかったらひときわ背の高い女の子が対人をやっていました。

始めは引率の先生かと思ったくらいです。

「おおっ!!」と思ってさらに観ていたら何と左利きということも判り

「なんかすごい子がいるぞ」と強烈な印象が残りました。

どうもその体育館で北多摩地区の中学生のバレー大会があったようなのですが、

何しろ中学生で・180㎝はあろうかという身長で・しかも左利き、

記憶に残らざるを得ません。

その後バレー雑誌を見て八王子実践の大林さんがあのときの女の子だったと判り、

もう驚いたり・納得したり・うれしくなったりしたものです。


中田久美さんの日本リーグ(当時)デビューは1981年12月11日・対富士フィルム戦。

会場は埼玉県の入間市民体育館でした。

試合前(だったと記憶しています)インタビューを受ける中田さん


三屋さんとともにインタビューを受ける



このとき使っていたカメラはミノルタXDでした。

ミノルタはコニカと経営統合しもうカメラは作っていません。

日立バレー部も富士フィルムバレー部もなくなってしまいました、、、、、。


光陰矢のごとし

古い話をして申し訳ありませんでした。

春高と狩野舞子選手

2008-04-07 23:56:45 | 高校バレー
久光の狩野舞子選手が右アキレス腱を断裂したそうです、、、、、。(http://www.sanspo.com/sports/top/sp200803/sp2008032511.html

一日も早い回復をお祈り申し上げます。



狩野選手が春高に初めて出た時、観客ばかりでなくコートサイドもすごい人だかりでした。

メディアに大会関係者、協会関係者、チーム(高校・大学・実業団)関係者・・・

松平さんもいらっしゃいましたよ。

それだけ注目されていた、ということでしょう。



過去・注目されてきた選手、

この目で観て「すごいなー」と思った選手、

春高を観るたび思い出してしまうのですが、

思い通りにいかないものですね。

なんか、人材の無駄遣いという感じがして残念に思います。




今年の春高、女性監督がずいぶんと増えたという印象を持ちました。

金光大阪の沖野泉監督は旧姓・西山泉さん、

第11回大会優勝の成安女子(当時)のキャプテンだった方です。

南元バレー・・・なつかしいです。


こういった方がもっと増えればいいですね。

バレー選手のセカンド・キャリア、特に女子選手のそれをもっと考えるべきなのではないかと思います。

下北沢成徳・パナソニック

2008-04-06 09:36:56 | バレーボール全般
自業自得、連日の春高観戦のツケが・・・



東九州龍谷・東亜は「期待通り」の優勝は素晴らしいですね。

春高は番狂わせが起きやすい大会ですから。

スカパーによるテレビ中継も始まっていますが、

下北沢成徳のバレー、テレビで観て感じ入る所がありました。

久保庭コーチ(元デンソー・パイオニア)の存在は大きいと思いました。


昨日のパナソニック、枩田選手の活躍うれしく思います。

フェリッペ選手と、途中交代しましたがセッター・岩田選手も良い選手ですね。

山本選手・宇佐美選手、最終予選も期待してます。


今シーズンは普段より多く男子の試合を観ましたが、とても面白く感じました。

春高バレー 準々決勝

2008-03-25 08:17:42 | 高校バレー
春の高校バレーも、昨日は高校野球では一番面白いといわれている準々決勝でした。

いきなり言い訳ですが、出かける前のあわただしい中PCの前にいるものですから、

簡単に昨日の印象を。


誠英が九文を破りました。

ブロックをさぼらず跳んだこと、

特にサイドブロッカーがしっかりと九文のセンターセミに対して対応したこと、

これが良かったと思います。

サウスポー・エースの中村さん、スイングが速くていいですね。


大阪国際はこれまで「どうしたのかなー?」と感じる場面が多かったのですが、

昨日の終盤見せた連続得点、昨年の強さを感じました。

エースの内藤さん、本当に巧いです。


古川のベスト4は7年ぶりだそうですが、

私は「東北・北海道のチーム・ガンバレ」といつも思っているので良かったと思います。

特に誰が、というのではなく全員が活躍されているのがいいですね。

ブロックの固さもいいです。

春高バレー 3・4日目

2008-03-23 22:39:38 | 高校バレー
Ⅴ・プレミア女子のファイナルは、東レとデンソーの戦いになりましたね。

力と力の激突を期待してます。



昨日・今日の春高バレーですが、感じたことをいくつか書いてみます。


九州文化学園と東九州龍谷、強いですね。

正直「同じ高校生なの?」という印象さえ受けました。

ロングヒッターをそろえた超強力打線でありながら、

進塁打・バンド・エンドラン・ダブルスチールなど小技も巧みで、守りもセンターラインがしっかりしている。

野球で例えるとこんな感じでしょうか。


今日はその両校に対して下北沢成徳と東海大三高が、あと一歩というところまで追い詰めました。

ただ強力打線が相手だけに常に全力投球が求められ、

球数が120球を越えたあたり(20点過ぎ)でちょっと疲れたのか、

最後の最後ややバレーが小さくなってしまったように感じました。


東海大三高の小平さん。今日のプレーは素晴らしかったと思います。

クロスコートにあれだけの強打を打ち込める選手はなかなかいません。

スパイクのアングルがとても良いと感じました。

またレシーブの反応の鋭さも素晴らしいです。


九文の峯村さんは基本に忠実なプレーや、安定したレセプション、相手コートを良く見た軟打もよろしいですが、

レフトからもライトからもしっかりとしたコース打ちが出来ることに感心しました。

レフトからのクロスを向いたままのストレート打ち、いいですねー。



沖縄の中部商業は整列したときの姿勢のよさ・きびきびとした試合運び、とても好感が持てます。

沖縄の選手は上背には恵まれていないもののよく跳びますし、ボール捌きにリズム感のよさが感じられます。

私はアタッカーでもセッターやリベロに転向して成功する選手が出てくるのではないか、と期待しています。


静岡の島田商業は、MBのブロックが素晴らしい。

あんなにしっかりとSee&Responseが出来るチームというのは、高校生ではまずないと思います。

畑監督は確かバレー未経験の方だったとおもいますが、

その熱意と研究熱心さには頭が下がります。


男子では今日敗れてしまいましたが高松工芸高校。

全員で拾い・トスを上げ・コンビに絡む。

「チャンスボール!!」と次の瞬間にはアタッカー4人が助走を開始する。

断然うれしくなってしまうチームでした。

春高バレー・2日目

2008-03-21 22:14:56 | 高校バレー
昨日に引き続き改修工事の済んだ国立代々木体育館で春の高校バレーを観戦しました。

またまた応援の話で恐縮ですが、今日は習志野高校と文京学院を取り上げることにします。


習志野高校の吹奏楽部は全国的にも有名ですが、とにかく「度肝を抜かれるぐらいすごい」と申し上げても過言ではないとおもいます。

バトン部と一体になった応援は、3面コートの会場において他の5校がかすんでしまいます。

男子バレー部は残念ながら敗退してしまい今大会ではもう見られません。

残念です・・・


文京学院は声による応援が主ですが、「うまいことを言うなー」と感心させられます。

コート上の選手がノリやすい・チームを勢いづかせる応援と言っていいと思います。

元気! 勇気!! 文京!!!

燃えろ! 走れ! 燃えろ! 走れ!

文京 それそれそれそれ もう一本・もう一本・もう一本

などなど、です。



バレーの方ですが、今日は月刊バレー4月号に紹介されていた大阪国際滝井の卜部選手と東海大三の小平選手や、

就実・石井選手、聖カタリナ・野本選手などに注目をしてみましたが、

私が一番気に入ったのは川崎市立橘高校の近藤選手です。


打点の高さ・打球の鋭さもいいですが、

ブロックが2枚揃った時・下へ叩かないのが良いです。

ブロックの横への移動も非常に速い。

キャプテンとして常にチームメイトに声をかけている姿も好印象です。


男子の方では神奈川の岸根高校が印象に残りました。

監督の齊藤雅明さんはかつて3冠を取った釜利谷高校のコーチをされていた方だったと記憶しています(記憶違いだったら申し訳ないです)。

よく鍛えられた選手の体つきや3枚ブロックなど釜利谷を髣髴とさせるものがあります。



今大会は丸山由美さん(旧姓・江上由美さん)と熊田康則さんのお嬢さんが出場されいますが、

「さすがに自分も年をとったわけだ」と

いささか年寄りくさい感慨を抱いてしまいました、、、。

私流・春高バレーの楽しみ方

2008-03-20 23:59:44 | 高校バレー
今日から春の高校バレーが始まりました。

私はこの大会を毎年楽しみにしていて、出来る限り会場で観戦しています。


何と言っても華やかなのがよろしいです。

それは応援風景がVリーグやカレッジ・バレーとは異なり、

応援団・チアにブラバンというスタイルだからだと感じます。

さらに各校・趣向を凝らした応援を繰り広げ、これが実に楽しい。

今日観たながで印象に残ったのは早稲田実業(男子)と大船渡高校(女子)でした。


早実は応援の数もすごかったですが、実に統制の取れた応援だったとおもいます。

さすがに応援慣れしているという印象です。

大船渡高校はアントラーズの小笠原選手の母校ですが、

太鼓と声のみのシンプルな応援ながらサッカースタイルというか、実に迫力がありました。

コートと一体となった見事な応援を受けチームも勝利、良かったと思います。


昨年取り上げた高崎商大附属と細田学園も相変わらずチアがいいです。

高商大はカラフルなフラッグやプラカードを使った応援で楽しませてくれましたし、

細田のチアは見事なピラミッドを今年も見せてくれました(もちろん客席ではなく、通路でですが)。


また、私はビックバンド・ジャズが好きなので各校のブラバンの演奏も楽しみにしていますが、

毎年・京都橘のブラバンは素晴らしいと感じます。

また今回は出場していませんが、高岡商業は選曲のセンスがとても良く印象に残っています。

“黒い炎”を演奏してくれたときはうれしくなってしまいました。


さて肝心のバレーの方ですが、

女子ならば身長が180㎝以上か最高到達点が290㎝以上の選手を事前にチェックしておいて観戦に望みます。

勝手に実業団のスカウトにでもなった気分といいましょうか・・・

「プレーはともかく良い体型(手足が長いとかetc)をしているなー」とか

「無駄なところに打たないのがいい」とか

「ブロックに飛ぶ・開く・アタック、この動きに無駄がない」

とかなんとか勝手な感想を抱きつつ観させてもらっています。

それはそれでまた楽しいものです。


気になるのはちょっと雑なプレーが多いことと、

男子も女子も高身長の選手が少ないことです。


また明日も出かけてみようとおもいます(暇人だね)。