女子バレー徒然草

バレーボール(主に女子)について感じたことを書き綴った雑感記です。
※画像等の転用・転載は固くお断り申し上げます。

早稲田2勝目

2006-09-30 22:07:15 | 大学バレー
関東大学バレーボール秋季リーグ戦(女子)3日目。

早稲田は松陰にストレート勝ちで2勝目を上げた。

ただし松陰は春(4位)からメンバーを変えているからなー。


同じ2勝1敗でも東女体の方が内容のある戦いをしている。

Aクイックのターン打ちとか一人時間差とか、MBのお二人はVリーグの選手でも出来ないような、でも当たり前のプレーをちゃんと見せてくれます。

A・Bをおとりにしたパイプ攻撃、なんていうのもありますよ。

女子でも、それほど高さが無くても、練習すれば出来るんですよねー。


早大、明日は東海戦。

いい内容の試合を期待してます。





所用を済ませ帰宅してテレビをつけたら、また全日本男女がプロモーションで『オールスター感謝祭』にご出演。

ご苦労様です。

これで成績が伴えば、TBSさんも万々歳でしょう。





そう全日本は学生さんとは違って内容はもちろん結果が求められる。

せっかくグループ分けにも恵まれたのだからね。


それでもなんとなく、否かなりイヤな予感がしますが、、、。

ジュニアのアジア選手権

2006-09-27 21:34:27 | バレーボール全般
がタイで行われる。

そのメンバーはこちら→http://www.jva.or.jp/world/2006/worldjunior/women/


ユースやジュニアの代表を見て気になるのは、なぜ監督・コーチが学校の先生方なのか?
ということである。

もちろん「先生」だからダメと言っているのではない。

『一貫指導』を標榜するならプロの指導者をつけるべきではないかと思うが。

365日・24時間、自チームのことばかり考えることが出来る人が指導した方が良い。
これ当たり前のことだと思う。




女子は世界ユースで、1995年と1999年に優勝している。

そのメンバーで先のWGにエントリーされていたのは竹下選手のみ。

一貫指導を言い出したのはつい最近のことだと思うが、それにしてもこの現実は???

頑張れ!!早稲田・東京女子体育大学

2006-09-24 22:28:59 | 大学バレー
昨日より関東大学ボレーボール(一部女子)が開幕した。


応援している早稲田だが、昨日強豪嘉悦大学に勝った。

今日は青学に1セット奪ったものの、内容的には完敗。点を取りに行って取れない早稲田と、どんどん点を取る青学。

それでも徐々にチーム力は向上していると感じた。

まだ2日観ただけなのだが、、、。

勢いで点を取るだけでなく、どんな状況でもしっかり点を取れる形を確固たるものにして下さい。



1年ぶりに一部に復帰した東京女子体育大学。

とにかくプレーをサボらないのが良い。

高さは無いがブロックもしっかりしている。

コート内外のマナーも感じよく、こういうチームには勝って欲しいなー。



筑波は2勝したが、スカッとした勝ち方ではない。

嘉悦が2敗してしまっただけに、筑波に頑張ってもらわないとリーグが盛り上がらない。


とは言うものの全日程観に行くつもりなのだけれど。

どう育成するか

2006-09-17 23:09:55 | バレーボール全般
第13回Vリーグのファイナル・ラウンドの方式がまた変更になったらしい。


どのやり方にも一長一短があるわけだが、以前から言っているようにチーム数を増やして、リーグ内を2つのカンファレンスに分けたらどうか。

でカンファレンスのチャンピオン同士でファイナルを戦う。


とにかくこう変えてばかりいると、「前のやり方で不利になったチームから圧力でもかかったのか?」と私などはうがった見方をしてしまいますので、、、。





遅ればせながら『天才セッター中田久美の頭脳』を読んだ。

帯には「誰が日本バレーを殺したのか?」とあるが、そこまでズバリと言ってはないです。ニュアンとして少し感じることは出来なくもないけど。


だがやはり二宮清純さん、いいことをおっしゃると思ったところもあって、普及・育成・強化の正三角形・・・という下りはその通りだと共感。


JVAも普及と強化には力を入れているのだろうが、育成は現場に丸投げでは。
(このことは前著にも少し触れられている)


私は以前何度か指導者の方に疑問を呈したことがあるが、それは一部の方々でCPVなど読むと、優れた指導者が大勢いらっしゃることに感じ入る。

だけどその先生方の指導というのは、あくまで学校(チーム)単位なんですよね。


一貫指導は日本では無理なのか。

確かに日本型システム(学校体育から企業チームへという流れ)という壁はあるが、
・選手のデータの共同管理(これも前著で触れられている)
・指導者同士の情報の共有(CPV31号の新保綱一郎氏の記事が参考になる。イタリアの指導者は横のつながり=情報の共有が、日本人では想像できないくらいあるそうです)
など対策は考えられると思うのだが。



リーグの方式をいじくるのも結構だが、大事なことは他にもあるのでは。


このままだとあと5年もすると、女子も男子のようになってしまうのではと危惧している。

経験と歴史

2006-09-13 00:34:42 | バレーボール全般
『賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ』

誰が言ったかは知らないけれど、そんな言葉を聞いたことがある。


日本バレーは過去、男女合わせて3回オリンピックで優勝している。

このことは特筆大書すべき事柄でしょう。


でも、その栄光に酔ってしまったことが弱体化の一因であるように思えてならない。

特に東京・ミュンヘンでの金メダルの経験が今でも尾を引いているような気がする。


あの栄光はもう過去のもの。

現在、男子は3大会連続でオリンピックには出場していませんし、女子もシドニーの出場権を逃した。



経験というのは一人ひとり皆違う。

バレーにおいても日本が経験したことと、ロシアやイタリア・ブラジル・中国・・・のそれは全部違うでしょう。

が、バレー界全体の歴史(どの国がどんなバレーで勝った等など)に関しては共通認識できるのでは。



柳本監督・女子強化担当の方・そしておそらく現場に口出ししているだろう方々。どうか世界に目を向けてください。

歴史に学んで下さい。



そういえば指導者も「自分はこう教わったから」と、一向に勉強しない人は困りものですね。

イタリア・ブラジルにお願いしよう

2006-09-08 21:23:07 | バレーボール全般
全日本の木村選手にセリエAのチームからオファーがあったそうだが、アローズが断るのは仕方ないでしょう。

企業は広告媒体としてチームを持っているのでしょうから。

バレー界全体のことなんて、、、。

しかし行ったほうがいいのか否か、ウーンどっちがいいでしょうか。

しかし石島選手が大学時代からプロ志向を表明していたように、海外でのプロを視野に入れていく選手今後も増えるだろう。


が、指導者こそプロを目指して海外に出るべきでは。

狭い日本の中でグループ(悪く言えば派閥)を作っていては進歩がないのでは。


JVAもイタリアにお願いしてそういう道を作って欲しいものです。

簡単ではないでしょうが。




今年もブラジルでサロンパスカップが開催されるようだ。

久光製薬さん、せっかくブラジルのバレー界とコネクションがあるのだから、選手やコーチをトップチームにあずかってもらい、研修させてもらったら。



イタリアにプロバレーが出来たとき「プロと言ったって外国人ばかりでダメ」とバレー界の御大がおっしゃっていたが、今はどうだろう。

ブラジルだってかつて日本に教えを乞うていた。

今度は日本が教えて頂く番でしょう。




WG対ロシア戦。

「-2」は失敗だったようで(自己反省も含む)。

基本技術は大切だけど、あまりにミスを意識しすぎているような気がする。

「ミスをしてはいけない」と考えると途端に足は動かなくなるものです。


野球でも「高めの球を振るな!」と言うと高めの球に手を出してしまう。

脳に「高め」がインプットされてしまうから。

「低目を狙え」というのが正しいそうです。

WG まずは予選突破

2006-09-03 21:26:37 | 全日本
おめでとうございます。

と申し上げておきましょう。



柳本監督もとうとう世界のトップは「1枚も2枚も上」と認めたようだ(9/3読売新聞朝刊)。


「アテネを目指すと同時に10年先も見ていた。(中略)それで大山や栗原を呼んだんです。ほかにも有田や荒木絵里香や木村がいる。高崎沙緒梨もいるし狩野舞子だって出てきます。’12のロンドンで金メダルが獲れるんじゃないですか」(バレーボールマガジン2006/05)

なんて発言していては困ります。

世界との距離を見誤ってますよ。



日本は弱い。


レシーブもティグも決して上手くはない。


竹下・高橋(み)・杉山・木村の個人技頼みのバレーで決してコンビバレーとは言えません。

多くの戦術の中から、相手の戦略に対応したコンビを繰り出す。

こうなればコンビバレーといっていいでしょうが。

ちゃんと認識しないと進歩はないですよ。



あと『サーブレシーブが』というけれど、とにかく日本は下手なんですよ。

繰り返しますがそう認識しなくてはいけません。

むしろ返球がBクラスの時どうするか。

セッターとMBの約束があやふやに感じる。

Bキャッチではもうレフトオープン。これではサーブカッターに心理的負担が多すぎます。

BクラスでもOKというバレーを組み立てましょう。


まあそれ以前に、まともにA・Bクイックが打てないんじゃしょうがないか。




追記
前回の投稿の趣旨とほぼ同様のことを田中幹保氏がバレーボール学会で指摘していた。http://www.asu.ac.jp/~jsvr/2m_4.htm