女子バレー徒然草

バレーボール(主に女子)について感じたことを書き綴った雑感記です。
※画像等の転用・転載は固くお断り申し上げます。

監督のカラーが出ているチームは強い

2008-03-19 00:17:49 | V・プレミア
V・プレミア女子も4強が決まりました。

セミ・ファイナルはテレビ中継がなく残念です。


リヴァーレさんには大変失礼ですが、パイオニアは「まさか」といった感じでしたが、


かつての日立は故・山田重雄氏の日立と言ってよかったと思います。

レッドロケッツもバックボーンには葛和さんがいたと感じます。

山田さん・葛和さんがチームを離れてから両チームとも苦しんだ・苦しんでいる、

と感じます。


さて、パイオニアは何と言ってもセリンジャーさんのチームと言ってよかったのではないでしょうか。

吉田・パイオニアを作り上げることが出来るかどうか、

来シーズンそれが出来ないと、、、、、。

タイムリミットはあと1年だと思います。


私見ですが、リーダーは3年で結果を出さなければいけないと思うからです。


しかし、昨シーズンの2~4位のチームに変わり6~8位のチームが4強入り。

毎年こうなら盛り上がっていいとおもいますが、

男子も女子も最下位のチームの勝率が悪いのが気になります。

Vリーグ機構も新会員チームにあれこれ注文ばかりつけるのではなく、

戦力均衡化策を考えないといけないのではないかとおもいます。

V・プレミア 所沢大会

2008-03-02 22:13:50 | V・プレミア
昨日・今日とプレミア女子の所沢大会を観戦しました。

今季は都合のためVリーグの観戦はこの大会が最後、

女子のプレミアリーグは今リーグ最初で最後の観戦です、、、。


今日のJT・竹下選手の二つのプレーに会場は沸きました。

直線的上がってきたボールに対して見事な反応でスパイクを決めた場面と、

相手コートまでボールを追い見事なつなぎを見せた場面です。

彼女の素晴らしい身体能力が発揮されたシーンだったと思います。

が、本職のセッターとしてはどうも私には疑問符がついてしまいました。

竹下さんは全日本の正セッターですし、

柳本監督も「心中する」と言っているわけですからどうしても厳しい見方をしてしまいます。


今日はケニー選手に当たりがなかったせいか、余計レフト平行に頼ったトス回しになっていましたが、

バンブーはそのことはすっかり織り込み済み、

つまりいくらトスが速くても、相手ブロッカーが待ち構えているところに上げては仕方がないと思うのですが・・・・・


セッターでは両サイドに非常に正確なトスを供給したデンソーの横山選手と、

相手ブロッカーを良く見たトス回しを見せたバンブーの原選手が印象に残りました。



パイオニアは昨日のGAORAの中継で吉原さんが指摘した通り、今シーズンはチームのまとまりが感じられませんでしたが、

今日のシーガルズ戦は違いました。

セナ選手を2枚替えで使ったのも良かったと思います。

ゲーム中・吉田監督がアップゾーン近くまで行き、セナ選手に指示を出していましたが(ゼスチャーを見る限りブロックのハンドワークだったように思います)、いい作戦だったと思います。

それまで神田・村田選手のワイプ・アウト(ブロック・アウト)に苦しんでいましたから。




試合後・各チーム応援席前でエールを受け一礼、というのは見慣れた場面ですが、

斎藤真由美さんの『お辞儀』には本当に謝意のこもった素晴らしいものでした。

その姿からは、応援してくれてくれる人すべて・支えてくれている人々全員に対する感謝の心が感じられました。

プレーだけでなく、そんなところも斎藤さんは素晴らしかったと思います。

なので前にも書きましたが、試合前後の挨拶ぐらいちゃんとやってほしいと思います。

今大会を見ていておざなりの選手がいて気になりました。


また、エスコートキッズに対してもっと心配りをしてもいいのではないでしょうか。

プレゼントを渡すときは子供と同じ目線になり、一声かけてもいいのではないかと思います。

そんなやさしさが欲しいと思います。

昨シーズン、バックマン選手(パイオニア)とアンジェリカ選手(トヨタ車体)は子供たちに対してそのように接していました。


人の振り見て・・・ではないですが、プレー以外でも先輩方の良い所は見習って欲しいと思います。

プレミア8チーム制、プロ野球と同じ匂い

2007-12-10 19:27:41 | V・プレミア
私もかつてはプロ野球ファンで、

当時の後楽園球場や西武球場によく足を運んだものである。

飽きっぽい性格もあるが、

特定の球団だけが利すればよいというようなドラフト制度の“改悪”や

FA(フリー・エージェント)制の導入ですっかり白けてしまった。

今はナイター中継すらほとんど見ない。


V・プレミアリーグが開幕したが、女子の8チーム制への移行などなど

構造的にバレー界とプロ野球界は同じ匂いがして、嫌気がさしてきた。

そのせいかあまり胸の高まりを感じないのは困ったものだ。

開幕も滋賀と神戸ってなぜ関西ばかりなの?



Vリーグのオフィシャルページによると、8チーム制への移行には次の狙いがあるそうだ。


「女子を10チーム制から8チーム制へと移行させることで、上位下位のチーム力の差が縮まり、一層の緊迫した試合展開が期待できる」

私はチーム力の差はリクルーティングの差が大きいと思う。まずここを解消しなくてはダメ。チーム数の問題ではない。


「8チーム制移行により、リーグ戦の組合せの自由度が増し開催地の選定の幅が広がり、その結果ホームゲームの充実が図れるとともに、開催希望の多い地方での開催も可能になる」

ではなぜ男子のチャレンジリーグは10チームあるのか。
もともと8チームだった女子のVプレミアリーグを10チームにしたのか。
本当に行き当たりばったりの施策で呆れる。



ウェーバー制のドラフトとサラリーキャップを導入すれば、リーグ全体の戦力の均衡化が計れる。

そうすると勝率の良いチームはコーチングやコンディショニングが良いとか

戦術・戦略に優れているということになり、

スタッフも淘汰されるようになるだろう。


良いものが残り・悪いものは駆逐されるという、当たり前の環境になりやすい。

なぜそういったリーグにしないのか、、、、、。




NECと東レは良いスタートが切れたようですね。

トヨタ車体の今西選手とNECの秋山選手の頑張りは、大学バレーファンとしてうれしく思う。


榛澤選手・久光へ 鶴田さんはバンブー入り

2007-09-17 00:47:57 | V・プレミア
皆さん周知のことと思いますが、

元パイオニアの榛澤舞子選手が久光製薬スプリングスへ入団し、

久光の元セッター鶴田桂子さんの武富士バンブー入りが決まったとのこと。

久光HP→http://www.springs.jp/

鶴田さんの記事→http://kyushu.yomiuri.co.jp/sports/spomain/sp_07091502.htm


バンブーの「伊豫谷選手が勇退」したことを知ってから、

セッター二人(春山・平井選手)ということはあるまいと思い、

何かアクションを起こすだろうと思ってはいた。

9月5日(http://blog.goo.ne.jp/wataridori-1959/e/32e88a2ccf9048182728c96dd4c72712)はその想いから書かせてもらったのだが、

まさか鶴田さんとは…


スプリングスにとって鶴田さんは大功労者だと思うのだが、

なんとも複雑な気分。

とはいえ、鶴田さんのトスをエステス選手や吉澤選手がスパイクするシーンを想像しただけで、

なんともうれしくなってしまう。

観戦が楽しみ。





昨日(16日)から、関東大学女子一部・秋期リーグが始まった。

早稲田は黒星スタート。

何とか入替戦だけは、、、。


早稲田の恩田さんをはじめ4年生の皆さんにとっては、

とうとう最後のリーグ戦となってしまった。

悔いの残らないよう思いっきり戦ってください。


9月16日の結果はコチラ→http://www.volleyball-u.com/kanto/h19/autumn/results/0916.html

プレミアのスケジュール&落合選手

2007-08-02 22:48:13 | V・プレミア
Vリーグの公式サイトに2007/08V・プレミアリーグのスケジュールが発表されているが(http://www.vleague.or.jp/news.html?act=detail&genre=1&id=384

どうも来シーズンは東京大会がないようである。

都体育館は交通費がかからないし、駅からも近くてうれしいのだけれど…


さらに分からないのは、

Vリーグ機構が目指すもの(http://www.vleague.or.jp/prog/aboutv/aboutv.php?mode=pc&kind=vision)として

「地域に密着(ホームゲーム制)」を掲げておきながら、

相変わらずホームゲームの割合が少ない、ということだ。

27試合中ホームゲームが4~5試合とは少なすぎる。

せめて7~8試合はやっていただきたいものである。

担当協会の方々のご苦労は分かるが、

毎週・転戦続きでは選手も気の毒だし、

観戦するファンだって大変なのだ。

選手・ファンあってのリーグ戦ではないのか。





スプリングスの公式HPに落合選手の退団が発表されていた。
http://www.springs.jp/

記憶違いでなければ、彼女が膝を痛めた試合は第8回Vリーグの鹿嶋大会(対アローズ戦)だったと思う。

その試合はたまたま現地で観ていただけに、

なんだか余計やり切れない気持ちにさせられる。

うまい言葉が見つからない・・・

今はただ

「お疲れ様でした」

としか言えない。


そのリーグのファイナル・ラウンドの対東レ戦で、

チームの苦境に祈るように応援していた松葉杖姿の落合選手を

忘れられない。

ショック!!!

2007-07-03 23:44:49 | V・プレミア
久光製薬スプリングスの成田郁久美選手の退団が発表された。(http://www.springs.jp/

大好きな選手がまた・・・・・


彼女の力なしでリーグ優勝は無かっただろう。

久光、いや日本のためにも、、、、

でも、ご自分で決めたことなら仕方が無いのか。


本当にショック、そして寂しい。



海の向こう、MLBのLAドジャースの斎藤隆投手のオールスター出場が決まった。(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070703-00000058-nks-base

「ユニホームを脱ぐ潔さも大事と思っていたが、着続ける勇気がこんなふうになった」

斎藤投手も立派だが、チャンスがあると言う意味でMLBもすごい。

故障続きだった斎藤投手を拾うチームは、国内にはたぶん無かっただろうから。


日本のバレー界も構造は同じと感じる。

一人でも多くの選手に、セカンドチャンスを。

久光時代!とは言えないまでも

2007-05-11 21:16:35 | V・プレミア
V・プレミアリーグ

日韓トップマッチ

黒鷲旗

と勝ち続けたスプリングスは、立派。


日韓戦・黒鷲は、前回書いたように個人的には存在意義に疑問符がつくが、

プレミア後も勝ちにこだわった姿勢は素晴らしいと思う。


プレミア優勝後「自分はともかく、チームが勝てばいい」

と言った成田選手のインタビューには、グッと来るものがあった。

おそらく、選手全員が同じ想いだったのだろう。

そういうチームは強い。


Vリーグになって連覇したチームは無いだけに、

次のリーグが今から楽しみ。

V・プレミア ファイナル・ラウンド2,3日目

2007-04-11 21:17:56 | V・プレミア
プレミア女子のファイナルは

久光製薬vsJT

といこうことになった。



久光は、先野選手のセンター攻撃あって両サイドのアタックが生きるわけで、

彼女が元気でコートに立っていると強い。


橋本選手はちょっと固くなった場面も観られたが、全日本には選ばれるだろうと思う。


佐野選手のディグは凄かった。やはり全日本候補・間違いなしか。




JTは久保・位田選手の活躍が大きい。


位田選手のバレーセンスには感心。

高卒ルーキーにもかかわらずテンパらず、「相手を見る」ということがちゃんとできるのは立派。


ケニー選手も素晴らしいファイトを見せた。




バンブーは逆に高卒ルーキーが、ファイナルの重圧を受けていたように感じた。

でも、久光戦はちゃんと切り替えてきてた。


石川選手のブロックは素晴らしい。

顔を動かさないで・しかし視線はセッター→ボール→アタッカー と基本通り。

反応も速い。


久光戦では石田選手とエステス選手のポジション・チェンジ(相変わらずバンブーのベンチワークはスマート)と

彼女のブロックでフォフィー選手を封じてしまった。


吉澤選手うまいなー。難しいトスを打たせたら天下一品。




パイオニア・・・・・

わからなかったのは、久光がローテーをまわして栗原選手のサーブの時、橋本選手がフロントになるようにしてきたのに、そのままローテーションをいじらなかったこと。

1セット先取したからこれでよいと思ったのか、、、。


久光戦の終盤からJT戦とスタミナ切れのような感じも受けた。

今シーズン、3連戦は2回とも負け越しているのでイヤな予感はあったのだが、、、、、残念。


3位決定戦での奮起に期待。




WSとして狩野選手、吉澤選手、位田選手は素晴らしいと思ったが、

皆さん170センチちょっと

というところに、日本バレーの問題が感じられもした。

V・プレミア ファイナル・ラウンド1日目

2007-04-06 23:38:24 | V・プレミア
久光vsJT


久光に硬さがあり、中盤まで5点差をつけられていたが、終盤・竹下選手のところから攻めたのが功を奏し1セット先取。

2セット目、JTは24―22とセットポイントを奪いながら4連続失点。

3セット目は終始久光のペース。


人間のやることだから、ある程度のミスは仕方ない。

ただ今日のJTの終盤のミスは、ミスというよりもポカといってもよい。

懸念していたことが出てしまった。

レセプションはそれほど悪くなかったのだが、、、。


久光は今日もフォフィーナ・大村・橋本選手がフロントの時の得点力に課題が。

先野選手は頼りになります。彼女の復帰は大きい。

落合選手がベンチから外れていたのにはびっくり。




パイオニアvs武富士


公式ページの戦評にある通り、パイオニア気力充実。

だが、それだけではない。

加藤選手がラッキー・ガールになったこと(ピンチ・サーバーで出場すれば必ず得点)。

短期決戦ではこういう選手が出てくるチームが強い。

また第2セット、庄司選手のワンレッグが吉澤選手にシャットされて22―22になった場面。

ベンチにはバックマン選手が控えており「交代?」と思ったが、23―22となった後、多治見選手に代わってバックマン選手投入(知る限りこれは初めてのパターン)。

彼女がエステス選手からワンタッチを取り24―22。


もちろん、代わった選手が活躍したからこそ言えるのだが、

今日も吉田監督の選手起用は冴えていた。

小濱選手が出場しなかったのは最終戦のことがあったからなのか、、、、、、、

小濱選手の奮起に期待。


しかしパイオニアのレセプションが悪いなー。

観ていて胃が痛くなったよ。

V・プレミア 天童大会

2007-04-01 21:48:34 | V・プレミア
今シーズンのプレミアリーグ女子のレギュラーラウンド最終戦、天童大会を観戦。


JTはレギュラーラウンド1位の可能性もあったので、しっかりとした戦いぶり。


パイオニアはバックマン選手がベンチ入りせず(温存なのか、また右手を痛めたのかは不明)、

2セット目以降は、小濱選手をスターターとして起用。

うーん、今更「手の内を隠す」必要もないだろうし、選手を少しずつ休ませたのか、、、。

小濱選手が出たときに、ベテラン勢が奮起して「勝ち味」を味あわせてあげないといけません。


JTは選手夫々の役割分担が明確。

控えの選手のモチベーションも高い、と感じる。


栗原選手は、とてもフォームがスムーズになっていた。

敗戦の中で、これは明るい材料。


多治見選手にスパイク賞を取らせて上げたかった。残念。