女子バレー徒然草

バレーボール(主に女子)について感じたことを書き綴った雑感記です。
※画像等の転用・転載は固くお断り申し上げます。

ルール改正が必要

2007-06-30 16:08:45 | バレーボール全般
昨晩、エリツィン杯の日本vsロシアをスカパーで観たが、

解説の前田健さんが

「日本では大型選手でも、世界では中型。もっとレシーブが出来なくてはいけない。

中学・高校でも大きい選手のレシーブを頑張ってもらわないと…」

という趣旨の話をしておられた。


まったくその通りだと思うが、それでは現場の指導者まかせになってしまう。

それではダメだろう。

能力の問題をいっているのではない。

先生方の善意に頼っている場合か、ということだ。


何度か言っているが、ルール改正してしまえばよい。

小学生・・・フリーポジション廃止。ローテーションあり。フロントセンターがセッターとなる。

中学生・・・フロントセンターがセッター。

高校生・・・リベロは1人まで。

(キューバ・ブラジルでは、14歳以下の大会ではフロントセンターの選手がセッターをしなくてはならないルールになっている。これは日本も取り入れるべき)



協会のお偉いさんは「ルール改正よりも指導者のビィジョンの問題」とおっしゃっているが(CPV37号)、

ビィジョンのある先生ばかりなら、こうも世界に後れをとることも無かったのではないか。

何億もの強化費を使うのは結構だが(http://www.nikkansports.com/sports/f-sp-tp0-20070627-218886.html

お金かければいいってもんでもないでしょう。

青学優勝 東日本インカレ

2007-06-24 21:48:32 | 大学バレー
昨日・今日と東日本インカレを観戦。

青山学院大学が勝負強さを発揮し、見事・優勝。

昨シーズンに続き、今期も5冠達成にまた一歩近づいた。


試合結果などはこちらからどうぞ→http://www.volleyball-u.com/kanto/


リベロ・川上選手を中心とした堅固なディフェンスや、

内田・千葉・天野選手の巧いアタックも素晴らしいが、

無駄飛びの無い・しつこいブロックには感心した。


そしてなんといっても

「自分たちはチャンピオン。簡単に負けるわけには行かない」

とでも表現したい、ファイティング・スピリッツあふれる戦いぶり。

これがよい。


筑波大も春季リーグでは完敗だったが、後一歩まで追い詰めたのだからチーム力は上向きと見ていいだろう。

セッターの渡邉さんはまだ1年生、コンビが取れてくればさらに楽しみだ。



早稲田は教育実習のためか、4年生は出場せず。

多くの選手がコートに立ったわけだが、この経験を生かしてください。



気になったこと。

拾う・上げる・打つ

という基本的な技術が少々雑になっているような気がする。

基本を大切にしてほしい。

いろいろありますね(ニュースあれこれ 3)

2007-06-20 23:40:53 | バレーボール全般
明日から、東日本インカレが始まる。

「東日本…まで特にニュースも無いだろうし、ネタ不足だな」

と思っていたら、


赤字9000万!昨年の世界バレー(http://www.sponichi.co.jp/sports/flash/KFullFlash20070615044.html

世界バスケよりまし、と喜んではいられないな。

>TBSが経費負担に協力するなどして赤字額が圧縮されたという。

TV局に借りを作って、ますます選手の電波芸者化が進むのでは。

日本戦はともかく、裏会場は数百人程度しか入らないのだから深刻。

以前書いたけど(http://blog.goo.ne.jp/wataridori-1959/e/d9cd5fea08e2b4e4806d6a8aca7bb971

ロシア・ブラジル・中国・アメリカ・オランダ・ドイツがいるプールFも、いかに平日とはいえ600人強ですよ。

全日本のPRはよしとして、もう一歩バレーの魅力に迫るプロモーションが必要なのでは。



菅山選手、緊急入院(http://www.sanspo.com/sokuho/070620/sokuho011.html

正確な原因が分からないのでなんとも言いようが無いが、

メディカルチェック・フィジカルチェックは正しく行われているのか。

主役は選手、次に大切なのはファン。

と言うことをお忘れなく。



WG、スペシャルサポーターに松田聖子×藤井隆(http://www.tbs.co.jp/volley-wgp/press0618.html

ふーん。まあいいさ。

誰がやろうと問題なのは、スペシャルサポーターを経験した芸能人の方たちが、

その後バレーのことをあまり(というか、ほとんど?)語っていない、ということ。

関東6人制バレー実業団選手権・2日目と9人制の大切さ

2007-06-12 22:03:42 | バレーボール全般
月刊バレーボールの地方協会スケジュールに関東6人制…が出ていたので、

一昨日の日曜日・群馬県高崎市まで観戦に行った。


相変わらず情報がプアで、高崎市浜川体育館で6/9・10で行われると言う情報までは掴んだのだが、

試合開始時間までは分からず「10時ごろ着けばいいだろう」と思っていたら、

9時30分の開始だったようで、第1試合の1セット目が終了したところだった。


この大会は歴史はあるのだが、今や女子の参加チームは毎年4チームほどである。

しかも今年は上尾メディックスと柏エンゼルクロス(以下、エンクロ)は1日づつの参加、という寂しさである。


結果はグリーン・サポート・システムズ(以下、GSS)が先の地域リーグの不振を払拭するよい動きを見せ、エンクロ・三菱東京UFJ銀行を破り優勝。

選手の中では、速いスイングから巧いコース打ちを見せた宮川選手と、

9人制の経験者らしく随所でオーバーハンド・レシーブを披露したリベロの竹内選手が印象に残った。


レセプションもディグも9人制の選手(特に男子・中衛)は当たり前のスキルとしてオーバーハンド・レシーブを使う。

チャンスボールを恐々とアンダーハンドで処理している6人制のリベロは・・・・・


日本のバレーの底辺を支えている9人制バレー、色々な意味で大事にしていただきたい。

「チームの顔」を見ても、プレミアの女子選手の半数近くが『バレーを始めたきっかけ』は、

「家族の影響」

と答えている。

ママさんバレーがいかに大切かの証左ではないだろうか。

次に多いのは友人・先輩に誘われてで、自分の意思、先生・コーチに誘われたから、と続く。


テレビで活躍する全日本も大事だが、身近なところにバレーがある環境も大切なのだ。


東京都小学生バレーボール連盟(http://tokyo-sva.com/)のHPを見たところ、都内に小学生女子チームは164あるのに、男子は28チームである。

せっかくイタリアに勝ったのに、この数字は男子バレー界にとっては厳しいな。



GSSの優勝報告→http://www.greensupport.co.jp/volleyball/index.html

共催の東京新聞社の記事・1日目→http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20070610/CK2007061002023112.html

同・2日目→http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20070612/CK2007061202023450.html

みなさん、お疲れ様でした

2007-06-06 20:47:08 | バレーボール全般
JT・日立佐和・パイオニアも勇退者の発表がされていた。

この時期はバレーそのものよりも、新体制のニュースが続き

なんとも寂しい気持ちにさせられる。


勇退者の方全員に申し上げたい

「本当に、お疲れ様でした」と。


名前はあげないが、まだ出来るだろうと思う選手も結構いる。

移籍すれば力が発揮できる選手もいるのでは、とも思う。


そう思う故か

総じてバレー界はチーム運営がなんとも行き当たりばったり、

と感じてしまう。