女子バレー徒然草

バレーボール(主に女子)について感じたことを書き綴った雑感記です。
※画像等の転用・転載は固くお断り申し上げます。

もうすぐWC、なのに・・・

2007-10-29 15:29:59 | 全日本
WC開幕がいよいよ4日後に迫ってきた。

TVスポットや、プロモーション番組(今夜のネプリーグには中田久美さんが出演される)など何度も目にしたが、

私自身、どういうわけかまったく高揚したものがない。

理由は二つ。

私事都合のため生観戦を断念せざるを得なかったこと。

もう一つは内定したといわれる全日本12名の顔ぶれである。


バレーファンが10人集まれば、10通りの全日本が出来るかもしれない。

だからあの選手が良いとか悪いとか言うつもりはない。

選ばれた選手・全員が活躍して欲しいと願っている。

が、それにしても疑問が残る。


私は今から勝手に

「点を取る時はこういうパターンで・やられるときはこう」

と想像してしまっている。

その後のマスコミの反応も大体あんなものかと考えてしまう。


頭の中の全日本は、何と言うか躍動感もインテリジェンスもないんですよね、、、。


あくまで不遜な輩の想像であることを願っていますが。

月刊バレー&古武術…

2007-10-24 22:24:49 | バレーボール全般
昨日・買っておいた月刊バレーボール11月号を読んで焦った。

「このチームに学べ」(P170)は何と神奈川県立大和南高校ではないか。

前回の記事は後出しじゃんけんのようだ。

誠に汗顔の至りである。


月刊バレーの今月号といえば松平氏の発言が話題になっているが、

小学生バレーについては過去何度か書かせてもらっているので

改めてもう言いませんが・・・・・







パイオニアの吉田監督は著書『壁は破れる』の中で

『私は、最近日本で話題になっているという「古武術」の動きを、可能ならばバレーボールに採り入れてみたいと考えている』(P73)

と書いているが、私も興味本位から古武術の本を何冊か読んだが

ヒントになる部分は少なからずあると思えた。

例えば、膝を抜く・肩甲骨を動かすなど。

ただし、一流の選手は意識しなくてもその動きが出来ているのだろう。


最近出たばかりの本で、興味を引かれたものは

「古武術 for SPORTS 2」(スキージャーナル)で、

著者は高橋佳三さん。なんと吉田監督も教鞭をとっていたびわこ成蹊スポーツ大学の講師である。


この本の「意識と動き 目の付けどころ」では

『目の付けどころによって、体の動きや反応のスピードが違ってくる』ことを解き明かしている。

顔の近くを通るボールに反応するためには、

ボールだけを見るのではなく、

ボールも含め投球者の顔・肩なども視野に入れるようぼんやり見るのがよい、とのこと。


さて、ここからは素人の独り言ですが、

これはレセプション(サーブレシーブ)のヒントになる。

つまり「あごを引いて最後までボールを見る」のは間違いなのでは?

ぼんやりと見る、セッターやアタッカー・ブロッカーなども視野に入れつつ、

周辺視野でボールを見るぐらいで良いのではないだろうか。

一点を凝視したら確かに体は動かしずらい。


ちなみにあまり早く硬く構えるのも、私は感心しない。

4秒も5秒もじーとしていたら、体を動かすきっかけを失ってしまう。

ゴルフ経験者ならご理解いただけると思う。

スタンスでワッグルもせずに5秒も構えていたら・・・

スムーズなバックスイングは出来ないですよね。


「脱力して構え・ぼんやりボールを見ろ」なんて言ったら

真面目にやれ、と怒られそうですが。

関東二部&天皇杯・皇后杯 好印象、大妻と大和南

2007-10-22 23:21:24 | 大学バレー
先週末、土曜日は関東大学・二部を

日曜日は天皇杯・皇后杯の関東ブロックラウンド(女子)を観戦。


今春・二部に降格してしまった東海大学が気になり観戦に行ったが、

東海vs国際武道大の前に行われた大妻の試合を観て、

大妻ガンバレという気分に。

別に女子大だから、というわけではないです。

なによりも、勝ち星に恵まれていなくとも、

実に楽しそうにノビノビとプレーされているのが気持ちよい。

好きだからこそ、進学してもバレーを続けておられるのだと思う。

その想いを大切にしていただきたいし、

その気持ちが伝わるチームは応援したくなるというものだ。

スパイク賞を永富早紀さんが、ブロック賞を清水麻衣子さんが獲得されたが、

素晴らしいことと思う。


今度の日曜日は一部・二部の入替戦(日体大―東海、日女―国士舘)。

面白くもあり、また非常につらい気持ちにさせられるのが入替戦であるが、

4チームともベストのプレーが出来るよう、それだけを祈願してます。




日曜日はVチャレンジのチームに精彩なく、ブロック代表の3チームは全て大学勢であった。

結果はコチラから(PDFファイルです)→http://www.jva.or.jp/tournament/2007/alljapan/block/

青山学院・筑波・松蔭と普段通りの力を出せたのは

リーグ戦直後という時期もあったのかもしれない。

それにしても、いかに試合期ではないとはいえ

上尾とエンクロちょっと元気がなかった。


この大会で一番輝いていたのは、大和南高校であったと思う。

キャプテンでエースの石井美樹さんは、春高の時も解説の益子さんが絶賛していたが、

打って良し・守って良しの実に上手い選手だと思った。

相手を良く見る、ということが出来るのはすごい。

だからスパイクもムダな所には打たないし、ブロックが2枚そろったらちゃんとリバウンドをとっていた。

勝手な希望だが卒業後も是非プレーが観たい。

先輩もいる早稲田でプレーしてくれないかなー(笑)。

優勝は筑波大、早稲田は5位~関東大学一部

2007-10-14 23:50:46 | 大学バレー
関東大学バレー・秋期リーグ(一部)も今日で全日程が終了した。

勝った方が優勝という筑波大学vs嘉悦大学の対戦は、

3―1で筑波が勝ち、9勝1敗で優勝を決めた。


筑波はリーグを通して全選手が活躍したと思うが、

特に1年生の渡邉・飯田・岩永選手が頑張ったと思う。


嘉悦は勝つときは簡単に勝つが、3敗は全て接戦であった。

競り合った時にややあわててしまう場面があったのが残念に思う。



早稲田は5勝5敗で5位。

ファンなのにこんなことを言って誠に失礼だが、

第2週の内容があまりよくなく、正直・入替戦の心配をしたが

よく立て直してくれた。

今日の松陰さんとの試合は 29-31,25-23,25-23,27-29,15-13

と、なんとも胃が痛くなる展開であったが、よく辛抱したと思う。


5セット目の13-13から高橋さんが豪快に2本決めたが、

打った高橋さんもすごかったが、そこに至るレシーブ・つなぎが良かった。

ただ拾うのではなく、もう一歩踏み込んでより正確さを磨いて欲しいと思う。



選手・スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

インカレ前そんなに休んではいられないのでしょうし、

就活・卒論と大変でしょうが、

ケガ・故障など起こさないよう十分に体のケアもして下さい。


しかし、4年生の皆さんのリーグでのプレーもこれが最後かと思うと、

寂しいですね、、、。

上田桃子プロの発言に考えさせられる

2007-10-09 19:20:14 | バレーボール全般
『上田桃子、テレビでの自身の発言を公式ブログで謝罪』(http://www.sanspo.com/sokuho/071009/sokuho015.html


私は放送を観ていないのだが、10月7日放送のTBS系・情熱大陸でプロゴルファーの上田桃子さんが

「同級生とかで、バレーとかバスケとかをしてる子がもう、不思議でしょうがなかったと言うか、先がないスポーツを何でできるんだろうと思って」とコメント。インタビュアーの「先がないスポーツ?」 の問いに対して、「プロっていうものがないじゃないですか? どうしてそこまで頑張れるのかなっと思って」と回答。

この発言に対して自身のブログに批判的なコメントが多く寄せられ、8日のエントリで

「自分の発言には今からもっと注意すべきだと感じたし、沢山の方に失礼なことを言ってしまった事を心からお詫びします」と謝罪したとのこと。


私も付き合いで始めたゴルフに熱中した時代があり、今でも時々ゴルフ中継は観るし、

上田プロはとても好きである。

ただ、この発言はやはり批判が集中するだろうと思う。


が、どこぞの親御さんが「バレーでは飯が食えないから、家の子にはゴルフをやらせる」と言ったとして、

バレーファンとして何ら苦情は言えないだろう。



上田プロの今年の獲得賞金(10月9日現在、以下同じ)は¥107,068,332である(賞金ランキング・トップ)。

50位の肥後かおりプロでも1千万以上稼いでいる(¥11,707,666)。


生涯獲得賞金ではトップの女王・不動裕理プロがなんと

¥953,252,875(9億5千万円!!)と言う数字をたたき出している。

100位の大塚有理子プロでも¥130,102,006である。

ちなみに、不動プロは1976年10月14日生まれ、まだ30歳である。


バレー選手の年収など知る由もないが、

ここまでは稼げないのではないか。

個人家業のプロゴルファーと会社員のバレー選手を同列に扱うことは出来ないとしても、いろいろ考えさせられる。



飛ばし屋として知られる福島晃子プロは163cm・65㎏、

売り出し中の飛ばし屋・三塚優子プロが172cm・65㎏。

レッドロケッツの高橋選手がもしゴルフをしていたら、二人に負けないくらいの飛距離たたき出し、

トッププロになっていたかもしれない。

「小さい」と言われている高橋さんが、である。


岡本綾子プロ・小林浩美プロ・藤井かすみプロなど、ソフトボール出身として有名だが、

ソフトにもしプロリーグあったら、ゴルフに転向していなかったのでは(藤井プロは元全日本選手である)。



多くのプロゴルファーの方は、小さい頃からゴルフ漬けの毎日を過ごしてきたのだろう。

バレーの選手だって、小学生の時代からバレー漬の毎日を過ごしてきている方が多いはず。

私は「人生、お金よりも大事なものがある」と思うが、

バレー選手の努力に見合う手立てとして「報酬」があってもしかるべきではないかとも思う。


「Ⅴリーグ」だ「Ⅴプレミア」だと名称は変わっても、

変化しているのはそこだけなんて、本当に情けないと思う。




プロゴルファーの獲得賞金などは、

日本女子プロゴルフ協会(LPGA)のHP→http://www.lpga.or.jp/

を参考にしました。


早稲田のエース、森田選手と高橋選手

2007-10-06 22:22:33 | 大学バレー
関東大学一部リーグも第4週と終盤戦を迎えた。

本日も青山学院大学記念館にて観戦。


相変わらず美しさ・芸術性とは無縁の画像で申し訳ないですが、

今回は趣向を変えて早稲田の選手を中心に画像を載せてみました。




早稲田のエース・森田選手。

速いスイングからのシャープなスパイクは高校時代(文京学院)より定評がある。

空中でのバランスがとても良い。無理な体の使い方をしていないところもGOOD。

♯8はセッターの河村選手。














対角を組むパワフル・アタッカー、高橋選手。

バックアタックもこなす。

肩が柔らかくかつ強いのが武器。














早稲田の正セッター・恩田選手。






今シーズンはサーブも好調なMB・浅熊選手。






日本女子体育大学のキャプテン・寺沢選手。

181㎝のMBだがとても器用な選手。






青学のエース、そしてユニバでもエースを張った内田選手。






東京女子体育大学のセッター・斉藤選手のジャンプトス。

ちなみにこの後の展開は、ライトへのバックトスでした。







上位4校の直接対決はあっけなく嘉悦と青学がストレート勝ち。

これで嘉悦・筑波が1敗で並び、青学が2敗、東女体は3敗となった。


早稲田は日女体に勝利。3勝4敗となった。

残り3試合、全勝で行ってほしい、、、。


WCの組み合わせ決まる

2007-10-03 23:46:43 | 全日本
ワールド・カップの出場国も決まり、日程も発表された。
http://www.vbworldcup.jp/2007/jp/women/schedule/
(このページ上部の「10月2日、対戦カードが…」をクリックしてください。PDFファイルが開きます)


中国とロシアが参加しないのは残念だが、

日本としては何とか上位3チームに食い込み、

北京への切符をもぎ取って欲しい。

なんだかんだ言っても、全日本は応援したいんですよ。

日本人ですから、、、。


3位以内に入るために2敗までが限度と仮定すると、

ブラジルはともかく、キューバ・アメリカ・イタリア・セルビア・ポーランド戦のうち、

2つ以上の負けは許されない(それ以外の国に負けるのは論外)。

そう考えるとチト厳しいな。


ブラジルはよほどのことがない限り切符は確定。

残り2枠をヨーロッパ勢とキューバが争うといった構図だろうか。

日本・アメリカはちょっと苦しいかもと予想。



日本としては11月4日のセルビア戦、11月7日のイタリア戦

この2試合とも勝利を得られれば、と思う。

1勝1敗では厳しくなる(2敗するようではダメ)。

イタリアに勝って開幕5連勝。何とかたのみます。

非国民の予想を裏切ってください。




ところで出場候補選手19名も発表されている。(http://www.jva.or.jp/world/2007/worldcup/women/list.php

東龍の河合選手は確かに良い選手と思うが、他にもセッター候補いるのでは。

さすが「竹下・高橋選手と心中」する覚悟の柳本監督ですな。