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文化芸術から政治経済まで、貧しくなった日本人の紐帯を再構築したいものです

美味しい人生 長生きするには

2011年09月10日 | 医療

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2011 09 10 美味しい人生 長生きするには【わが郷】
 松浦亜弥

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  その昔、山の宿でお世話になっていたとき、料理の知識も無ければならんと言うことで、専門書も読んでみた。ベースになるのはスープなのだという。日本の感覚で言うならば、昆布と鰹節で出汁を取る。フランス料理では、牛肉などのスジとかで、スープを作る。この場合にガルニつまり、野菜もいれて臭みをとる。セロリとかパセリの堅い柄なども、タマネギや人参と一緒に、くたくたと煮込むわけだ。支那料理では、豚のだし汁をショウガやネギの臭い消しで、ベースに使うのだという。

 フランス料理の精神は何か。

 とか面倒なことを考えるより、これって判りやすいと思った。

 だが刺身は、生のままだ、出汁なんか使っていない。

 等と言ってはいけない。

 

 

 刺身をそのまま、醤油もつけずに喰うのは、野蛮人だ。

 醤油は大豆や小麦とか米を、火をとおした後で発酵させている。

 鰹節も燻したりした後で、じっくりと発行させている。つまり醤油も、かつお節も、日本の発酵菌が作り出す、伝統の味が基本になっている。包丁で捌いただけ、と思っては見ても、お造りもりつけには、ちゃんとパセリとか芳香のある、やさいも載って臭い消しの働きをしているのだ。

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  鉢呂吉雄経済産業相がどうしたとか、マスコミは相変わらずだ。産経新聞の10日を見れば、前原誠司元外相が、「どういう文脈で話したのかによって違う。本人がしっかりと国民に話すことが大事だ」とか言っているのだとか。自分はあっさりと外国人からの献金で辞めたから、サッパリした物言いだ。

 経済が元にもどらないのは、『世界構造改革政策』が原因なのだが、これは湯田菌様の基本中の基本政策なので、批判は絶対に出来ない。マスコミも、チンコロ政治家も、金の鎖で繋がれた哀れな存在なのだ。

 放射線医師の被曝量
民主党は残骸だ はやく片付けよう

 

 わが郷の主幹・左近尉は、医療界で働いたことがある。

 なのでこの世界のおどろおどろしさは、ある程度かなり知っている。

 元凶は日本の医療制度、つまり皆保険制度が良くない。

 一割とか、二割の負担で、お年寄りは無料で医療が受けられたのは、もう昔のこととなった。なぜこの様になったのかは、無駄な『医療』をするようになったから。経済で政治家が、カネの鎖に縛られて、財界というより、ほんとうはその上の世界金融の下僕に成り下がっている。医療も同様で、政治家も官僚もカネが欲しい。官僚などは真っ当な報酬のほかに、様々な副収入がある。それを出すのが製薬会社とか医療機械の会社なのだ。どんどん高い薬とか、高い検査機材を売りつければ、会社は儲かる。医療費は保険システム、つまり健康保険とかから支払われる。直接の「医療サービスの消費者」は、高いとか安いとか言い出せない。これを書き出すときりがないので、この辺りで止めるが、医療は治らなくとも、やった分だけ余計に保険料を『盗む』ことが出来るのだ。


 マスコミは医師が少ないとか、常々間違ったことを報道する。

 医師は足りている。しかし 『 ちゃんとした医師は、全然足りていない 』 これが真実だ。

 病院は乱立で経営競争が激しくなっている。産婦人科なんぞは、第一次そして第二次のベビーブームは、とうの昔に終わってしまった。いまの産科病院などの経営者は、景気が良かった頃、贅沢をして育った二代目だ。日本の産業を二代目経営者が壊したように、日本の医療も二代目そして三代目が、決定的に悪くしている。

 その端的な例が、ピンクリボン運動とか、子宮頸ガン・ワクチンの騒動なのだ。

 乳がんを早期に発見して、治しましょうとか、子宮頸ガンの罹患を防ぐには、ワクチンを投与すべしとか、利益至上主義者が欧米医療資本とツルんで、悪魔の牙をむき出しにしている。そもそも癌などと言うのは、風邪のようなモノ。若くて健康、体力のある内ならば、食事をちゃんとして、良く睡眠をとって休養すれば治ってしまう。一般の人には知られていないが、ほとんどの医者は本人が風邪を引いても薬など、飲んだり注射したりなどしない。無駄だと知っているから。

 風邪と違って癌の場合は、『 手遅れになると、死の病 』 との宣伝が行き届いているので、風邪とはワケがちがう。

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 あまりにも有名なのだか、どういう訳かWikipediaにその稿がないのが、慶応大学の放射線科講師の、近藤誠医師なのだ。しかし医療界とりわけ、癌検診関係の医療人なら誰でも知っている。つまり『死の病』と医療情報に疎い人々を、脅かして金儲けをしているヤツバラにしてみれば、憎っくき第一の敵が近藤誠医師なのだ。

近藤誠医師

 その著書  『 あなたの癌は、がんもどき 』  からの一部のご紹介。

 

 記事の紹介です。 

 手術をすれば、1、2年、しなければ10年

 上述したことは、腹膜転移がしばしば見られる大腸がん、膵臓がん、卵巣がんなどにも妥当します。
 では患者・家族はのように行動したらよいのか。
 参考に、私が診察室で説明する内容を掲げます。具体的なケースを想定した方が正確になるので、ある胃がん患者を例にとります。
 1999年11月、当時62歳の男性が、早期胃がんとの診断で胃摘出術を勧められ、私の外来を受診されました。精密検査の結果、一応早期胃がんですが、粘膜下層まで達しており、直径は5センチ、生検では「未分化がん」(がん細胞が正常上皮の形をまねて分化しているのが、「扁平上皮がん」「腺がん」等の「分化がん」)で、分化していないものが、「未分化がん」との診断でした。
  胃の未分化がんの中には、タチのよいものも含まれますが、他方で、タチの悪いがんであるスキルスがんは、未分化がんです。この患者さんは、一見早期がんでも、スキルスがんの前身である可能性が高いと考えました。
 検査結果がそろったところで、私は説明を始めました。以下の内容を記憶していたわけではありませんが、通常、診察が終わるまでに、患者が以下のようなポイントを理解できるように配慮しています。

 「早期胃がんで、粘膜下層に留まっているという右診断です。ただし、がんがどこまで達しているかは断定できず、スキルスがんの一歩手前の可能性もある。
 どの病院でも、諸術を勧められるでしょう。しかし、手術が妥当かは別問題です。まず、呪術した場合を説明しましょう。
 あなたは、胃の部分摘出手術になるでしょうが、開腹して、がんが予想していた以上に広がっていた場合には、全摘術になる。
 手術の合併症・後遺症は、私の本をお読みになったそうので、何か分らないことがあれば質問してください。
 胃のスキルスがんは、タチが悪いと言われていますが、血流を介した移転傾向は少なく、たいていの場合、死因は腹膜転移です。

 もし腹膜に達していたなら、手術すると、寿命は確実に縮まります。逸見さんのように一年以内の可能性も高く、五年生きられる人は、1パーセント程度でしょう。
 注ぎに手術しなかった場合ですが、がん細胞が腹膜に達していない場合には、放っておいても腹膜に達することが出来ず、天寿をまっとう出来る可能性がある。
 腹膜に達している場合でも、すぐに死亡することはない。症状がない今の常態が、おそらく何年も続きます。三年、五年と生きられる人もいる。が、あなたの具体的余命は不明です。
 こういう場合、これから一年の間に死亡する可能性がどれほどあるかを考え、一年間生きることができたら、つぎの一年間の予想を立てるのがよいでしょう。あなたの場合、放っておいても、これから一年の内に死亡する可能性はゼロです。
 一年以内に死ぬ可能性が生じるのは、胃摘出手術をした場合と、抗がん剤治療をした場合だけです。
 胃袋は、放射線感受性が高い臓器で、放射線治療で重篤な合併症が生ずる可能性が有る。取るべき症状がないという、あなたの現在の状態では、放射線治療はお勧めできない。もっとがんが増大して、閉塞症状等が生じてきたら、放射線治療が妥当な場合もありえます。」

 説明終了後、「仕事をこのまま続けたい」「様子を見たい」との希望で半年に一度、検査や診察をすることになりました。原発病巣はだんだん進行し、2001年4月の検査では、はっきり筋層に入っているという見立てでした。
 それでも本人は手術を望まず、私も手術を勧めることはなく、2002年10月には、腹膜に達している可能性があると診断され、2006年9月には、腹膜に達していると診断されました。それでも元気でした。
 ところが初診時から9年たった2008年9月に、大便が細くなったとの訴えがあった。おそらく腹膜転移が大腸周囲にはびこって、内向を狭めたものと思われます。そのまま様子を見ると、2009年1月には、調子が悪い、食が細った、便通が良くない、ときどき下腹部が痛いなどの訴えがあった。すべて腹膜移転で説明が出来ますが、根本的な治療はないので、下剤などの対症療法をしました。
 体調はゆっくりと低下していきました。しかし仕事は続けられ、経営していた会社も八月に人に無事譲られた。そして10月に、近所の病院に入院。息子さんの話では、最期まで意識がはっきりしていたが、肺に水が溜まって呼吸が苦しく、麻薬の増量を希望さ(増量すると安楽死できる)、2009年10月18日に亡くなられたとのことです享年72。合掌。
 この方の経過について、二点だけ指摘しておきましょう。経過から見て、初診時から腹膜移転があったと考えるのが妥当で、手術をしていれば、一年、二年の命だったはずです。それが10年生きることができました・
第二には、腹膜移転による症状出現しましたが、食事も可能でした。食べ物を吐く、それを軽減するために鼻から腸までチューブを入れておく、といった、手術後に生じる腸閉塞症状とは雲泥の差です。
 胃がんの胃摘出手術には、得になることは一つもないようだ、と改めて実感した次第です。(P181~)

 記事の紹介終わりです。m(_ _)m 

 

   不要な手術で死期を早めて、患者さんも苦痛を味わう。そのうえ放射線やら、抗がん剤まで使用すれば、短期間で "経営学 ? "としての、『 治療実績 』 はあがる。お金は沢山入ってくるが、患者さんは十年生きられるところを、1~2年で早死にしてしまう。病院はこれで高い放射線治療機械のローンを払える。しかし日本国全体を考えれば、社長さんが突然死んでしまったならば、会社も潰れてしまい社員は路頭に迷ってしまう。

 日本の医療費の総額が、三十数兆円なのだが、どれだけ無駄が多いことか。

 はたして蓮舫行政刷新担当相に、この壮大な無駄と悲劇を、理解する能力があるのだろうか。 

 

 

  

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