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「我が背子を大和へ遣りて待つ慕シタす足柄山の杉の木の間か(#14.3363)」
「夫をば大和に送り慕い待つ足柄山の杉木の間ほど()」
「足柄アシガラの箱根の山に粟蒔きて実とはなれるを逢はなくもあやし(#14.3364)」
「足柄の箱根の山に粟を蒔き実になりたるも逢わぬは疑問()」
「延ふ葛クズの引かり寄り来ね下なほなほに(或ル本ノ歌ノ末ノ句ニ曰ク、)」
「()」
「鎌倉の見越の崎の石崩イワクエの君が悔ゆべき心は持たじ(#14.3365)」
「鎌倉の見越しの崎の崖崩れ
あなたが悔いる必要はなし()」