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「伊豆の海に立つ白波のありつつも継ぎなむものを乱れ始シめめや(#14.3360)」
「伊豆の海たつ白い波ありますが続くものだが乱れ始める()」
「白雲の絶えつつも継がむと思へや乱れそめけむ(或ル本ノ歌ニ曰ク、 右の一首は、伊豆の国の歌。)」
「白雲の絶えてまた出るそんななかふと思いたり乱れきたかと()」
「足柄の彼面此面ヲテモコノモにさす罠のか鳴る間静み子ろ吾アレ紐解く(#14.3361)」
「足柄のあっちこっちに罠仕掛け潜みたる間に彼女と寝よう()」
「相模嶺サガムネの小峯見過ソぐし忘れ来る妹が名呼びて吾アを音ネし泣くな(#14.3362)」
「相模嶺サガムネが小さな峯を隠すように妻の名呼んでわたし泣かすな()」
「武藏嶺ムザシネの小峰見隠し忘れ行く君が名懸けて吾アを音し泣くる(或ル本ノ歌ニ曰ク、)」
「武藏嶺ムザシネが小さな峰を隠すよに君の名口にわたしは泣ける()」
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- von/七草粥[01/07]
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