俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○方法俳句473・思考の物質化9・松本翠01・2020-04-09(木)
○「蝶は翅ぴたりとたたみたる思案」(松本翠01)
○季語(蝶・三春)(「俳句201208」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:羽を畳んでいる蝶は自らの思案を畳んでいる。寸分の隙間もなくぴたりと畳んでいる。すなわちそれは作者の思案ともとれる。
○松本翠(まつもとみどり)(1928~2016)
○好きな一句「走り根の先が地に入る大旱」02
○季語(大旱・晩夏)(1979年→加藤楸邨特選。伊賀上野芭蕉堂に献額。)
【Profile】:鹿児島県出身。1975年「河」の→角川源義に師事。78年「橘」編集人、同人から副主宰。82年、産経新聞埼玉版俳句選者。「河」新人賞、「橘」天鼓賞、埼玉文芸賞他受賞。「橘」主宰→松本旭(1918~2015)夫人。