俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0112・反復(時間)04・篠田悌二郎・2013-01-13
○「旅なれや拾ひて捨つる栗拾ふ」(篠田悌二郎01)
季語(栗・秋)
旅のみちすがら、拾った栗を掌中でころがしながら歩いていました。そのうちにその栗を捨ててしまったのですが、ふと思い直してまた拾いました。せっかく旅の途中で出会った栗なのだから……。
○篠田悌二郎(しのだていじろう)(1899~1986)
代表句「地に群るる蝶のましろを暮春とす」02
季語(蝶・春)
東京小石川生まれ。三越勤務時代、→瀧春一と俳句を始め、1926年に→水原秋櫻子門に入る。「馬酔木」独立後第1回「馬酔木」賞を→軽部烏頭子とともに受ける。精細流麗「馬酔木」抒情の血は秋桜子よりも濃いといわれる。1936年より43年まで「初鴨」を主宰したが、戦後「野火」を主宰、1962年「馬酔木」を離れた。