俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句064・赭01・堀井春一郎・2011-11-30
○「野に赭らむ冬雲誰の晩年ぞ」(堀井春一郎01)
季語(冬雲)
平野の上空に冬雲が赭(あか)らんでいます。その赭い予兆は、いったい誰の晩年を染めているのでしょうか。「赭」とは赤土色のことで、褐色に近い赤色。
○堀井春一郎(ほりいしゅんいちろう)(1927~1976)
代表句「わらび餅口中のこの寂寥よ」02
季語(わらび餅・春)
東京元麻布生まれ。慶大卒。敬愛する→山口誓子の療養している土地を選んで高校教師として赴任。のち帰京して短大教授などを歴任。「天狼」「氷海」所属。「季刊俳句」を創刊し責任編集。結核のため49歳で他界。