浜松市北区都田「茶房 日々」です。
私が先週末、このギャラリー・カフェでひと時を過ごすことができたのは、
とても幸運だったと言えます。
なぜなら、
住宅地の外れの、細くて曲がりくねった砂利道を進んだ行き止まりの、
雑木林の中にひっそりと佇む、お店の看板さえ掲げていないこのお店は、
「不定期営業」だからです。
つまり、
月に3、4日しか営業していません。
しかも、
営業日のスケジュールは、
前の月にお店に行ってみないと分からないのです。
それでも、無駄足を覚悟で出掛ける人が少なくなさそうなのは、
たまたま開いていれば、
それはもうとても落ち着いた、心休まる時間を過ごすことができるからでしょうね。
「機会があればぜひ一度」と簡単に言いにくいのは承知のうえで、
でもやはり「おすすめ」したくなる素敵なカフェです。
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しかも、月3、4日の営業とは・・・
オーナーの趣味なんでしょうか?
昔流で言うならば「風流人」なんでしょうね。
風流とは俗世間のことを離れて 和歌や俳句を
作り、また茶の湯などを楽しむこと(国語辞典)
何とも縁の無い世界です。
日頃縁がないからこそ、たまにこんな世界に浸りたくなるのでしょうね。
外の植栽も 美しいですが、廊下のガラスの戸が きれいですね。
もし、席が無かったら、小学生に戻った気分で
あの廊下を、ダダダダ――と、雑巾がけで掃除したいですねー
ちょっと、おもしろそうじゃありません?
あ~…想像しただけで、アタシは嬉しい気分になりますぅ
庭の植栽はもとより、畳の間や縁側の金属製のテーブルの位置や、照明や、すべてが1cm単位で計算されたように最適の状態にありました。
つまり、この店のすべてが「アート」でもあるんですね。