木春菊の雑記帳

2005年6月開設の徒然日記。その時みたマーガレット(木春菊)が名前の由来です。

コメディ時代劇

2023-07-13 20:51:03 | 映画
下級役人の子・間垣小四郎は実は前藩主の落し胤。
落馬した長男、うつけの次男、病弱な三男に
代わり藩主になることに。
それは大抜擢ではなく借金の押し付けであった。

これが「大名倒産」のあらすじ。
大名倒産(現在でいう自己破産)を目論む先代の一狐斎と
自立を目指して再建の道を探る小四郎との対決が
物語の軸です。

いくら明治に近い江戸末期とはいえ、
江戸時代らしくない描写がいくつか。
でも映画はエンターテイメントであり
こういう時代劇も楽しめます。

舞台となった丹生山藩は架空ですが
モデルは村上藩であり
実際に鮭が名産の地。
地元でも盛り上がっているようで
行きたくなりました。
日帰りは難しいですが。

余談ですが
主演神木隆之介、ナレーション宮崎あおい。
まるで「らんまん」のようでした。
また、松山ケンイチ、小手伸也、佐藤浩市、梶原善出演で
「鎌倉殿の13人」「どうする家康」を
見ている気分でした。
(敬称略)
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鈴芽は椅子と旅に出る

2022-11-30 18:44:41 | 映画
新海誠監督の新作
すずめの戸締まり」を
ようやく見ることができました。

一部ネタバレかありますので
気になる方は見てから読んで下さい。

煌めく星空と広大な草原。
それは岩戸鈴芽の夢ですが
その美しきから惹きつけられました。

宮崎の女子高校生岩戸鈴芽と
呪いによって椅子に変えられた
青年、宗像草介の旅。
それも物見遊山でも自分探しでもなく
人知れず日本を救うための旅。
宗像大社と天岩戸を連想させる名前。
しかし福岡も信州も部隊にはなりませんでした。

どんな風に日本を救うかは劇場で。
アニメと知りつつ
現場の緊張が伝わるようでした。

今回の舞台の一つに
東京があります。
「天気の子」で三葉と瀧が出てきたから
今回も……。
と思ったら出てきませんでした。
残念。
その代わり瀧の声を演じた神木隆之介君が
タイプが違う人間を演じていました。
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炊飯器夫が弁護士に

2022-01-16 21:24:16 | 映画
主役は松本潤さんですが
助演の西島秀俊さんにも注目していました

劇場版 99.9%
15年前に発生した毒入りワイン事件の
真実解明が今回の題材。
和歌山で起きた事件を連想させますが
そちらとは関係ないそうです。

ネタバレになるので
内容は伏せます。
気になる方は劇場で。

事件で死刑判決を受けた
ワイナリーオーナーを演じるのは
「真犯人フラグ」で刑事役の渋川晴彦さん。
西島さん演じる弁護士の接見シーンは
ドラマを彷彿とさせます。
立場こそ違いますが。

事件の舞台となった村の住民の一人に
猫おばさん役の平林敦子さんがいました。
まさか配役に秋元康さんが絡んでいませんか?

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西郷どん、新選組に。

2021-10-16 22:27:55 | 映画
もちろん、そんな史実はありません。
ただ、「燃えよ剣」を見ていたら
そんな感想を抱いてしまいました。

というのは近藤勇役が鈴木亮平さんだから。
強いカリスマ性を持つ近藤勇役に
鈴木亮平さんはぴったり。
NHK版の香取慎吾さんもよかったですが、
鈴木さんもよかったです。
でも、西郷どんのイメージがまだ強くて、
そういう意味では違和感がありました。
特に大政奉還後に薩摩を目の敵にする場面は。

西郷さんも近藤さんもカリスマ的リーダー。
幕府側・新政府の側両方のリーダーを演じきった
鈴木さんの力強さはさすがです。

と、鈴木さんの評価を書きましたが
この作品の主演は土方歳三役の
岡田准一さんです。
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俳優志村けんの遺作

2021-08-21 14:32:39 | 映画
こうタイトルをつけましたが
それは正確ではありません。

志村さんが出演するはずだった
キネマの神様
が公開されています。
生前に親交があった沢田研二さんが
代役を務めています。

沢田さんの演技はまるで志村さんを
彷彿とさせます。
それでいて志村さんの完全コピーで
ないのが素敵。
酒とギャンブル中毒の不甲斐ない
老人を見事に演じています。

そうはいっても志村さんの
姿を偲ばずにはいられません。
特に東村山音頭を熱唱する場面は。

沢田さんも悪くはありませんが
志村さんが出演していたら
きっと印象に残る作品になったでしょう。

永野芽郁、北川景子、菅田将暉、野田洋次郎さんら
過去編のキャスト陣が豪華でした
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二度と見たくない映画

2021-06-25 22:26:11 | 映画
(敬称は略します
)決して映画を誹謗するわけではありません。
むしろ名作と思える映画でした。
ヒノマルソウル
最後は見ていられませんでした。
1998年の感動がよみがえったので。

リレハンメルで惜しくも銀メダルだった
スキージャンプ団体。
西方と原田は
長野での金メダルを誓います。
しかし西方は直前で負傷。
回復するも代表落選。
代表となった原田と対照的に
テストジャンパーとして長野大会を迎えます。

そして競技の日。
1回の段階で日本は4位。
悪天候のなか競技を続けるかどうかの
会議が行われます。

出された結論は
「25人のテストジャンパー全員が
ジャンプを成功したら競技続行」
果たして競技の行方はいかに。

作品の内容もさることながら
原田役の濱津隆之にも注目していました。
特に勝利インタビューでの
一言に感激。

いい映画でしたが
残念な観客も。
舞台裏の英雄をテーマにした映画で
エンドロールのスタッフパートで
退席する人間がいました。
この映画に限りませんが
これは特にエンドロール途中の退席は
礼儀に欠けていると言わざるを得ません

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雪女・有村架純

2021-06-17 09:02:58 | 映画
とはいっても雪女の役を演じたわけではなく
「るろうに剣心 the bigining」で
雪代巴を演じた彼女に対する印象。

剣心に対し抱いた憎しみを
無表情で隠す様はまさに雪女。
白い衣装がその印象を強めます。

ほとんど変わらない表情の中
垣間見える心境の変化は
この作品の魅力。

映画を見たあとで
原作を読むとイメージがぴったり
和月先生が彼女をモチーフにしたと
思えるほど。
主人公は剣心ですが
巴視点で見たくなる作品でした。
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画狂老人の気迫

2021-05-30 17:25:26 | 映画
青年期から壮年期を柳楽優弥さん
晩年期を田中みん(さんずいに民)さんが
葛飾北斎を演じた「HOKUSAI」 を見ました。


世界に影響を与えた北斎も
最初から順風満帆ではなく
多くの悩みの末に名作があることを
実感できました。
肖像画で見る北斎は老人なので
若い姿を想像できていませんでした。
北斎にも若かりし頃があったという
当たり前を実感しました。

晩年の田中さんの場面も感激です。
現代人の役者が過去の人物に似るということは
なかなかないですが
まるで本人がタイムスリップしてきたと
思えるほどイメージ通りの北斎像でした。

日曜日ということもあるけれど、
座席の3分の2程度が埋まる注目ぶり
北斎ゆかりの地、小布施が近いからでしょう。
同じゆかりの地、墨田区の温度を
知りたくなりました。
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永野芽郁大暴れ

2021-05-26 17:22:09 | 映画
OLをレディース風に描いた
バカリズム脚本のコメディ作品
地獄の花園」を見ました。

レディースをテーマにした映画の脚本を依頼された
バカリズムさんは当初女子高校生を描くつもりでいたところ
監督の提案でOLを描くことにしたそうです。

個人の感想ですが
その選択は正解です。
実際にはこんな会社ありえないと思いつつ
だからこそ楽しめました。

主役の永野芽郁さんが演じるのは普通のOL田中直子。
抗争に距離をとっていた彼女の
豹変ぶりがなかなかでした。
今までアクションのイメージがないだけに
新鮮なのに違和感がありませんでした。

広瀬アリスさん演じるカリスマや
菜々緒・大島美幸・川栄李奈さん演じる三本柱以上に
勝村政信・松尾諭・丸山智己・遠藤憲一さんの存在が
面白かったです。
設定上はOLですが、女装した男性社員にしか見えませんでした。

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心臓に悪いサスペンス

2021-03-14 22:47:14 | 映画
決してけなしているわけではなく
それほどに緊張感かあった映画でした。
太陽が動いた日

表向きはインターネットニュース制作会社
その裏で企業の機密情報を売買する諜報団体
AP通信。
情報漏洩を防ぐため24時間以内に
本部に連絡しなければ
胸の心臓が爆発するという
危険と隣り合わせの諜報部員。

藤原竜也演じる鷹野と
竹内涼真演じる田宮の二人が
裏社会にも通じた
中国の大手ゼネコンに挑む
アクションサスペンス。

ベルギー、香港、シベリア鉄道、タクラマカン砂漠と
世界を股にかけた手に汗握るアクションの連続。
爆発手前の場面は自分の心臓が
締め付けられました。

それだけに軽井沢の風景に
ほっとします。
日本は平和でよかった。
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