CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

平成29年夏場所千秋楽に寄せて・・・

2017-05-28 13:44:34 | お相撲(スポーツ)のこと
白鵬の最高位優勝をまず讃えなければなるまい。
全盛期を観てきた私は、昨日の照の富士との取組を観て、
ふと・・・そうか、白鵬も歳を重ねているんだ・・・と感じた。
そして、その中で、怪我なども抱え込みながら、
土俵に立って、そして、白星をつかんでいるんだ・・・と、
ある種の感動を覚えた。

栃煌山や隠岐の海をみていればわかる。
怪我を抱えながら、鍛錬すべきは、身体と精神なのだ。
大関になるのではと言われていたこの二人の失速と、横綱白鵬の最高位優勝。
白鵬の偉大さを改めて、しみじみと思う場所となった。

これまで通り、張り差しは嫌いな私・・・ですけど、
この張り差しの技術も実は、白鵬がピカイチで、
廻しを切る技術も天下一品。
巻き替えの技術も見事だ。
ほとんどの力士が、
立合いで張ろうとすると体が起きてしまう。
廻しを切るときのタイミングも絶妙。
四つに組んでいる時の白鵬の背中の筋肉は休まず、機会をうかがっている。
巻き替えはかなり高度な技術を要する。
相手の意識を他に向けて、瞬時に自分の上手を離し、
相手の腕の下に自分の腕をねじ込み腕を返す。
これを無理矢理やろうとしても、失敗に終わる。
タイミングがとても大事で、
相手の動きと呼吸が読めないとできない技である。

張り差しはともかくとして、
私は白鵬の相撲を観て、相撲を勉強してきた気がする。
相撲の凄さを白鵬が教えてくれたと言っても過言ではない。

今場所は、いろんなドラマがあちこちでみられて、
すごい場所だったとつくづく思う。
稀勢の里という横綱の誕生が、白鵬を刺激したことは間違いない。
切磋琢磨するライバルがいることが、強くなる条件の一つかもしれない。

千秋楽・・・十両優勝が気になりながらも、
やはり阿武咲と貴景勝の取組が私の一番の関心事だ。
この二人、切磋琢磨して、気風のいい相撲で大暴れしてほしい。
大相撲に外連はいらない。

あ・・・ちなみに宇良の相撲は外連ではない。
無差別級の格闘技、相撲に外連は通用しない。
宇良は、あの身体で、持てる身体能力を思う存分発揮してほしい。

というわけで、
中学の全国大会で、優勝し中学生横綱になった佐藤(貴景勝)と
負けて大の字になって悔しさに天を見つめた打越(ウテツと読みます)(阿武咲)

高校中退し先に角界入りした阿武咲。
高校卒業して角界入りした貴景勝。

阿武咲が、18歳で新十両を掴むも、
行ったり来たりで一度幕下に落ちたりしている間に
取組が実現しないまま、貴景勝は、先に入幕を果たす・・・
どんなに悔しかったことだろう。

今日、千秋楽。
大相撲の土俵でこの二人が取る相撲は、必見だ。

あ〜、千秋楽かぁ・・・なんともいえない、この日なのであります。

阿武松部屋の千秋楽打ち上げパーティーに参加できず、残念。
今日は、会場に人が溢れ、入りきらないのじゃないかしら。
仕事とぶつからない時に、また参加させていただきますね(^^)