CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

イメージするための情報を、もっと発信してほしいなぁ・・・

2021-08-12 09:50:00 | 新型コロナウィルス・・・素人のつぶやき
想像力・・・という能力を与えられた人間は、深読み誤読をして、誤解をうむこともある。
余計なお世話・・・ってこともある。
実に厄介なもんだ。
だから、目の前の現象だけを見て、とりあえず自分の周りが幸せなら大丈夫って方が、楽ちんだ。
若いころ付き合った彼氏にげんなりして、別れたきっかけ・・・
「手の届かない所にうずくまっている人がいたら、何もできなくてもそのひとの事を考えたいんだ」
私は彼にそう言った。彼は言った。
「自分の周りが幸せなら、それでいい。みんながそうすれば、みんな幸せになる」
直感的にそれは違う・・・と感じた。

人それぞれ、文化も違う、言葉の感じ方も違う・・・だからこそ、想像することが大切なんだ。
相手を、どこかにいる誰かを、想うことが大事なんだ・・・私は、子どものころから、そう思っている。
想ったからといって、何かが解決するわけでなくても、想うこと・・・それが大切なんだ。

さて、現在、COVID19は、大変な状況となっている。
それを職場で感じている。
医療現場ではないが、それを感じる仕事をしている。
一番外側で、専門知識はなく、電話のオペレーションだけの職場だが、
第5波といわれるデルタ株のひろがりは、想像を超えていること・・・が分かる。
いろんな意味で、ヘロヘロに疲れる・・・
絶望とは言わないが、ピークアウトが見えない中、今の状況がいつまで続くのだろうと、疲れ切ってしまう。

職場から帰宅するときに、乗換駅ですれ違う。
イベント帰りでテンション高く人が流れていくのとすれ違う。
「人の流れがウィルスの流れに見える」と言った日医大の先生の発言をなるほどね・・・などと思った日が懐かしい。
今は、私も、それを実感してしまう状況だ。
一番外側の人間が、実感してしまう状況なのだ。

で、自宅に着く。
ある程度の愚痴を言う。
いう相手がいて、よかった・・・
愚痴を聞いてくれてありがとう・・・とお礼を言う。

そして、眠る。

目覚めたこの部屋に、COVID19のことを感じるものは何もない。
扇風機を回し、近所の物音と、遠くの車の音、
たまに聞こえる救急車のサイレンだけが、ふとCOVID19のことを思い出させる。

つまり、そういうことだ。
現場やその周囲にいなければ、
あるいは、家族や知人が新型コロナウィルス陽性と言われなければ、
大多数の人々が、普通に暮らせている。
病気にならなければ、ケガをしなければ、医療現場にはいくことはないし、
病院に行ったとしても、先日私が受診した眼科のようにいつもと変わらない診療をしているところもたくさんある。

COVID19の患者を受け入れている病院に行っても、感染症対策をバッチリしているから現場は見えない。
テントがある風景・・・が、いつもと少し違う程度だ。
どこでなにが起こっているかは、見えない。

だから、どこで感染拡大しているか、さっぱりわからない。

だからこそ、想像しなければいけない。
イメージしなければいけない。

職場の救急隊OBと話した。
救急車の中で、呼吸不全になっている患者とその家族・・・
病院が見つからず、容態がどんどん悪化する患者を目の前に、
一緒に救急車の中で何時間も病院探しをする・・・
そのつらさ、精神的にどれくらいつらいか・・・話してくれた。

救急車のサイレンを聞きながら、病院見つかればいいな・・・といつも思っているが、
とくに最近受け入れが厳しい事はわかっているから、つよく思っているが、
実際に、体験した人から話を聞いて、そのつらさ・・・半端ないだろうなと思った。

医療という現場にいて、患者がいて、今、何とかしなければいけない患者が病院にやってきて、
受け入れ態勢がとれないために断る病院・・・つらいし大変だろうな・・・と思う。
もう勘弁してくれ・・・と思うかもしれない。
ストレス半端ない、してあげなければいけない医療を提供できないのだから・・・。
そのストレスの大きさ、容易に想像できる・・・

だから、想像するための材料ときっかけを、もうすこし社会に提供してほしい。
それは、現場からの声が一番いい。
取材に対応する時間なんてかけらもないだろうが、現場近くの、病院関係者が、現場の状況を伝えてほしい。

そして、今、全力で頑張っている人たちへの批判ではなく、現状を伝える情報も欲しい。
え~~~自宅療養にインスタント食品送っておしまい???じゃなくて、今、そういう状況だと云う事。
陽性になったのに、保健所から連絡がこない・・・いったい何やってるんだ!と言いたいだろうが、
そうではなく、今そういう状況で、もっと連絡が遅くなる可能性がある、
それ覚悟しなくてはならない事態だとうことを発信をぜひしてほしい。

本当に大変な状況の中、頑張っている人たち、
ワクチン接種、通常医療、発熱の対応・・・
みんな何ができるか、どうすればできるか考えている。
でも、今進行している事態の中にいる当事者を批判しないでほしい。
その批判に対する説明をしている暇はない。
検証はすべてが終わってからにしてほしい。
意見は、あって当然だ。
物事を前に進める議論は、有効だ。
知恵を絞って、意見をしっかり受け止め、変化する局面に対応していくことは大切だ。

オリンピックの時、無化観客になったからテレビ観戦を・・・と言った。
そのテレビ中継でL字の注意喚起をなぜしなかったのだろう。
オリンピックに水を差すことになるから?
どんな理由で感染拡大の注意喚起をする絶好の機会を利用しなかったのだろう。
スポンサーの意向?
医療現場がひっ迫するかもしれない事態の時に注意喚起をすることを是とすることがなぜできなかったのだろう。
そのことをぜひ検証してもらいたいものである。

幼馴染が、
第1波のころは、自分が無症状で感染をひろげる可能性がある事が怖くて気を付けていた。
今は、自分が感染して医療をひっ迫させることがあってはならないと思って気を付けている。
と言っていた。
彼は、本当に、気を付けている。
言葉の端々にそのことが出ている。
その彼に私は言った。
それは、違う・・・
感染したら、医療ひっ迫させるのではなく、
医療を受けられないこと覚悟しないといけないんだ。
いまは、もうそこまで来ているんだよ・・・と。

いまこそ、人間のもっている想像力を存分に発揮するときだ。
自分の生活の中に感染拡大が実感できない。
そうだろう・・・
しかし、現実は、
医療を受けられない事を覚悟しないといけない事態だということをイメージしておく必要があると云う事なんだ。

とはいえ、一方で、経済を回せないために、生活苦に陥っている人たちがたくさんいることも事実で、
そのことも、考えなければならない・・・本当に、考えれば考えるほど、つらくはなる。

だから、ひと休みすることも必要だ・・・頭をくるくる回していると心が病んでしまうから・・・
怠惰になる時間も必要だ・・・いろんな事考えないで、今日も断捨離するとしよう。
だんだん、断捨離がストレス解消になってきたかもしれない・・・^_^;

人流を減らすこと・・・自分の出来る範囲で、自分にできる事(^^)

2021-08-07 10:30:05 | 新型コロナウィルス・・・素人のつぶやき
善とか悪とか、わかりやすければいいけれど、なかなかそうは、いかないものである。
立場や見方を変えれば、その評価も変わる。
なにごとも、そうであると云う事を理解していること、
いや理解しなくても、うすうす感じていることが大事な気がする。
なにかを否定することからスタートしては、いけない気がする。
んなことしてると、八方美人というか、自分が分からなくなりそうだから、
ついつい、自分の主張とあわない人たちを否定的にとらえたりする。
そうすれば、楽だからなぁ・・・安心だからなぁ・・・弱っちいな、人間って。
そう、とっても弱っちい・・・。

自分が弱っちいことに気づいた時、初めて開き直れる。

オリンピックがまもなく終わる。
オリンピックなんて、金もうけ主義の権化・・・と思いつつ、
空手のような種目がオリンピックの場で競技として、発信できること、
開催国の文化や精神性を伝えられる場・・・でもあるわけで、
あぁ、金かけたい人が金かけて大会をやるって意味なくはないのかなぁ・・・などとも考えてみる。
私の税金が投入されていること考えると、なんか、それには、納得できないこともあるわけで・・・
なにしろ、感染症のパンデミックの状態で、開催することは、やめるべきだと思っているわけで・・・
そんな風に思っている人たちは、一定数いたと思う。
医療崩壊に直面しているほどの感染拡大の中、マスコミはオリンピックの中継画面に注意喚起を表示しない。
スポンサーの意向もあるかもしれない、オリンピックに水を差すと思ったのかもしれない・・・
しかし、人命にかかわる重大事で、一人一人の行動に、抑制をかける必要があることは火を見るよりも明らかなのに・・・。
マスコミは、中継を見る人たちに、医療現場の危機を、感染拡大の注意喚起をおこなえる機会なのに、それを伝えないままだった。
そんなマスコミや『選手に罪はない』という論調に押されて、反対の声も小さくなってしまう。
選手に罪はない!それは自明だ。
オリンピック開催に反対していた人たちも、それぞれの考え方、立場は様々だ。
選手の誹謗中傷など、許しがたい。
反対している人すべてが、選手やスポーツを否定しているわけではない。
それなのに、なんとなく、気が引けて、
本当は、感染症が心配で、金もうけ主義が嫌で、などなど、それぞれの思いがあったのに、精神論に押しつぶされて、
社会心理学を勉強していなくても想像に難くない『人流を抑制する力を弱める効果があるオリンピック』は開催された・・・
感染の急拡大が続く東京で・・・
何度でもいう、選手は悪くない・・・だから、反対している人たちも苦しかった・・・選手もつらかった・・・
なんということだろう・・・こんなオリンピック、いまだかつてなかった・・・

マスクしない派、ただの風邪派の人たちが同調圧力について叫んでいた。
私も同調圧力は、嫌いだから、マスクしない人を取り囲んだりはしない。
が、マスクの目的を一定理解した大多数が、マスクをすることに、
あの人たちは、同調圧力に負けている・・・と評するのは、違うと思う。
いつか、ただの風邪になる日まで、
なにをどうすれば、ひとりでも多くの人を救えるか・・・ということなんだ。

ことオリンピックに関しては、同調圧力に負けてしまった感がある。
マスコミの怖さを感じた2週間だった・・・
そして、仕事柄、感染拡大と医療現場のひっ迫を感じる2種間だった・・・

生活が懸かっているから、
表現することをやめたくないから、
私は、それらを否定しない・・・
みんな、それぞれ頑張っている。

自分が分裂してしまいそうだ・・・
だから、何が正しいのかを考えるのではなく、
なにが善でなにが悪かを考えるのではなく、
せめて、自分ができること、やるだけだと思っている。

観に行きたい舞台をあきらめて・・・
母に会いに行く回数を減らして・・・
買い物の回数を減らして・・・
あらゆる外出の機会を減らして・・・
自分の表現も今は内包しつつ、育てることにして・・・

そう心掛けている・・・
たった一人の人流でも、減らすことが出来るのなら・・・それをしなければと思う。

なんとなく、社会がすさんでくる・・・そんな時こそ、優しくならなくては・・・と思う今日この頃だ。

『正しく恐れる』って難しいんだなぁ・・・と思う今日この頃。

2020-08-14 10:32:38 | 新型コロナウィルス・・・素人のつぶやき
危機に瀕したとき、老いも若きも、金持ちも貧乏人も、
今まで出会ったこともないような危機に瀕したとき、
とてつもない不安を集団が抱えた時『同じ方向を向く』ことがある。
なんとか、この危機を乗り越えなければいけない・・・と。
ただ、一瞬の間、同じ方向を向くのだが、少しするとそれは、ばらけて来る。
危機感が薄れ、個に帰っていく。

さて、危機感や不安感をあおることで、
人心を一つにし何かを成し遂げようとする権力の話ではない。
情報過多の現代において、
その情報に振り回されて、
不安だから、『正義』を見つけないと落ち着かなくなる人。
そんな中で、自分の『正義』を振りかざしたりする人。
そんな人たちを見て、自分は違う!と逆の振り子の『正義』も登場する。
長いものに巻かれろ・・・が、一番安心、
自分はとりあえず、あの人の云う事を聞いておこうという人もいる。

まぁ、みんなそれぞれ違う、それはそうだ。

COVID19との付き合い方が、一定落ち着くには、まだまだ時間がかかりそうだ。

しかし、わたしが不思議に思うのは、
『陰性の証明』をもらってくるように・・・という会社があったり、
検査をして『陰性』なら安心・・・と思うこと。
つまりその安心って『陰性』だからじゃなくて『検査しました』ってことを
ほかの人たちに言える事、これだけ気を付けてました・・・って、いえる事。
『免罪符』みたいなものなのだろうか・・・
自分の安心感のため・・・
お守りみたいなものなのだろうか・・・
それって、ちょっと違うよなぁって思う。

だって、結果を受け取った瞬間にはもう、り患しているかもしれないし、
偽陰性がある以上、『証明』などすることはできない・・・
きっと『証明書』なるものには、注意書きがあるのだろう・・・
そんなもの、何の役に立つのだろう、4万円も払って・・・
しかも、偽陽性もある中で、陽性と云われてしまったら、
現状では、『隔離(療養)』となり、その人の職場も対応を迫られる。
家族も・・・もちろん、巻き込むわけだ。
医療現場もひっ迫する。
だから・・・検査は必要だと判断された人が受ければいい。
安心のための検査・・・
社会全体が、そんなものに価値はないと認識すれば、いいのになぁ。。。
だって、ウィルスなんだから。

そう、ウィルスの感染症である。
新型コロナウィルスは『時限爆弾』と云われるように無症状でも感染力がある。
それは、咳やくしゃみをしなくても、目をいじった指でつかんだつり革から、
そのつり革をつかんだ人が手すりに摑まればそこから感染することがあるわけで、
マスクをしながらマスクをいじっている人たちを見ると・・・
あんれま・・・ちと、違うんでないの?と思う。
マスクをいじってしまうなら、してない方がいいかもしれない・・・と思う。
飲み物を飲むために、マスクを顎にかけている人のなんと多いことか・・・
耳のひもを外して片耳にかけて飲み物を飲んでいるなら、まだ許せるけどなぁ・・・

つまり・・・自分の頭で考えていればわかりそうなことが、そうなっていない。
そこまで説明しないといけないのかぁ・・・
そうなんです、マスコミさん、具体的にお願いします。
マスクに手をかけて、顎に移動したり口に移動したりは、好ましくないと・・・

咳もくしゃみもなくて一人で電車に乗っていて、
誰ともしゃべらないのにマスクって必要なのだろうか・・・
とも思うけれど、人込みでは、ほかの人がしゃべったりもしているし、
ウィルス通しちゃう穴の大きさのマスクばかりだけど、
してないよりはいいから、やっぱり、一人で買い物するとき、
一人で電車に乗る時も、マスクしてるに越したことはない。
していない人・・・を攻めてはいけない。
自分がどうするか・・・だからな。
していない人がいるから、義務化したり罰金とったりは、日本ではないと思うけど。
マスクをしないひと・・・を攻めてはいけない。

ウィルスである、感染症である、だから、感染するリスクは、そこここにある。

体調も持病も、体質も、それぞれ違う。
だから、隣にリスクの高い人がいる場合がある。
だから、不特定多数が集まるところは、きちんと気を使うべきなのだろう。
マスクは、そういう人たちの不安感を少し和らげるだろう・・・とも思う。
誰かになんか言われるといやだから・・・ではなく、
ちゃんと自分の頭で考える事大切。

症状の出方も・・・同じ病気でも多種多様だ。
そんな中で、多くの臨床結果で、ある程度の標準的な、特徴が分かるようになる。
それには、もう少し時間がかかると思う。

風邪薬を発明したら、ノーベル賞ものだというのは、よく言われる話で、
それなのに最初から、特効薬に期待し、ワクチン待望論・・・まで・・・
なにをかいわんや・・・とはこのことだ。
不安をあおって、うまいこと言って買いに走らせる・・・
ってこりゃ世も末だって思っちゃう。

『正しく恐れましょう』ってものすごく難しいことなんだ・・・と思う。
何が正しいか模索が続くなかで・・・正しく恐れることの大変さを感じる今日この頃。

ただ・・・新型コロナウィルスのおかげで、ほかの感染症が例年に比べ減っていると聞く。
つまり、普段から、手指をしっかり石鹸で洗う・・・
これが、大切だってことだけは、
証明されたといっていいのかもしれないなどと思うわたしなのでした。

まだまだ分からないことの多い新型コロナウィルスと、
酷暑の中での熱中症の危険・・・
大変な夏となったようですが、発汗機能の衰えている現代人も、
毛穴開いて汗かいて、睡眠を充分にとって、
夏をしっかり乗り越えられるといいですね・・・
秋は、すぐにやってきます・・・そしてあっという間に寒い冬・・・
文句ばっかり言って死ぬのはもったいないから、暑さもしっかり楽しんで、
雲を見上げて季節を感じ、星を探して夜空を見上げるとしましょう。
年を重ねると、時間の過ぎるのがとても速く感じます・・・
あるがままに、自分らしく・・・ですね。

新型コロナウィルス・・・素人のつぶやき最終回にしたいものだ・・・

2020-07-26 10:16:07 | 新型コロナウィルス・・・素人のつぶやき
第二波か!といわれ、人々もさすがにその数字に驚いたりしている。
第二波かどうかはともかくとして・・・
その数字の増加は、検査数が増えたということも
一つの要因になっていることは確かだと思う。
3月の末、すでに誰が感染していてもおかしくない状況は
生まれつつあったと思っている。
だから、細心の注意を払うべき時だったし、
それぞれが、気を付けなくてはいけないと思い始めていた。
が、注意喚起をすれども、その気を付ける度合いがそれぞれで、
「俺は戦うぞぉ!」みたいな意味不明の輩もいたことは確かで、
それは、緊急事態宣言を出さざるを得ない状況にまで追い込んだ。
(必要であったとは思う・・・休業補償や、もろもろの政策の根拠になる)
そういった状況でも日本はPCR検査を増やさなかった。
それは、検査体制が整っていないという側面と、
検査をして無症状や軽症の陽性となった患者を隔離する体制をとれば、
医療はたちまちパンクすることは、火を見るよりも明らかだったことが、
もう一つの理由だと思う。

三次救急の現場では、新型コロナウィルス以前から、
医療体制は厳しい状態が続いていたことは確かで、
そんな中で国は、稼働率の低い救急病院を統廃合すべきなどと
訳の分からんことを言っていた。
その矢先に新型コロナウィルスが現れた。
『この病院はいらない』と言われていた病院がなくなっていたらと思うと、ぞっとする。
統廃合の旗振りをしていた人、いま、どんな気持ちでいるのだろう・・・

教育・医療・福祉は、『効率』という言葉ではかるべきことではない。
もともと非効率なものなのだ。
だから、そこに効率だけで物事を判断する人たちが介入するととんでもないことになる。
と、私は思っている・・・・

そのことを語りだすと話がどんどん膨らむのでやめておくが、
とにかく、普段から、大変だった三次救急の現場に、
正体不明のCOVID19がやってきたわけだ。

重篤患者を救うということにシフトしても、
限界を超える状況が生まれたことは容易に想像できる。
そこに、中等症患者、軽症患者の対応も生じる・・・
正体不明の相手にどう対応するか・・・
急に重篤化する人も現れる中、放っておくわけにはいかない。

ぎりぎりの戦いが現場では続いていた・・・
そんな時にもPCR検査!PCR検査!の大合唱は続いた・・・

何度も言うが擬陽性もあり、偽陰性もある状況の中で、
検査より以前にすべきことをする・・・
おのおのが、手を洗いマスクをして、顔を触らないようにする。
たくさんの注意喚起がされていた。
それをすることが、一番必要なことだった。
三密にならないようにする・・・これもまたとても大切なこと。

テレワークを推進し、電車は、かなり空いた・・・
都心の昼間人口は、激減した。
そのために消費は、地元スーパーに移り、インターネットや宅配利用が増えた。

これまでの一極集中、が、ばらけるスタート地点に立ったかに思えたが、
宣言解除後、テレワークは、激減し、もとの状況に戻っていった。

感染は、増える・・・と思った。

そりゃそうだ、生活様式・・・とやらの根本的な変革はできていないもの。
手洗いマスクソーシャルディスタンスだけでは、どうにもならないもの。
これまでの経済活動や様式を根本的に変革しないと、
延長線上じゃダメでしょと思っていたから、私。
どうすれば、それができるかは、よくわからないのだけど、
それが必要なことは、専門家でなくてもわかる。

が、元に戻った・・・
さらに検査数を・・・
体制を増やし強化する前に、検査数を増やした・・・
あちゃ~~~、なんでやねん。。。
まず、体制をつくらにゃあかんでしょ。
素人でもそう思うわ・・・

現場(臨床・研究)では、COVID19の姿が見え始めているはずだ。
私たちには、見えないものがかなり見えてきているはず。

だから、私だったら、熱があっても、咳が出ても、
検査するしないは、ドクターに判断をゆだねる。
それは、何かあったら何もかもドクターに責任を取ってもらうということとは違う。
現段階で、私より知っているドクターに判断してもらうってこと。
それは、私が選択したこと・・・責任は、私にある。
そのことも、忘れてはいけない。

というわけで、とにかく、陽性者数に関係なく、
いつでも、私たち市民は、きちんと、気を付ける・・・それにつきる。
そして、経済界の方々は、
どうぞ、今まで通りの経済のカタチではない何かを考えてくださいませ。
それはとても大変なことかもしれないけれど、一極集中をなくして、
日本全体が潤うような仕組みを考えてくださいませ。
そして、政治家の皆さん、
一部に富が偏るのでなく、富を再分配できる仕組みを考えてくださいませ。
みんなが誇りをもって暮らせる社会にしてくださいませ。
貧困が現存する社会は、決して成功した社会とはいえないと私は思うのです。
江戸時代にはできなかったことも、今の時代ならできると思うのです、私。

新型コロナウィルスは、いろんなきっかけを与えてくれている。
それを、どうしていくかは、すべての人間に問われていることなのだと私は思う。

あふれる情報に踊ることなく、端然と・・・ですかね(^^)

『場』を共有するということ

2020-07-22 09:13:35 | 新型コロナウィルス・・・素人のつぶやき
世界中で感染症が拡がる中、それぞれの国での状況、対応が違っている。
それぞれの文化の中で、当然のことと思う。
ただ、『マスク』が世界で受け入れられているということは、
その有効性は、完ぺきではないが、確かにしないよりした方がよいということなのだろう。
ただ・・・これだけの湿度・・・蒸し暑さの中ではリスクもあるから気をつけないといけない。

相手はウィルス・・・なわけで、あの人が感染した、あそこで感染が起きた・・・
ということではなく、どんな状況で感染が拡がるか・・・ということをもっと知りたい。
つまり、『場』を提示しても、漠然とした『イメージ』だけが、『話題』として拡がっていく。

相手は、未知のモノであり、ごくごく・・・極ちいさいものなので、
専門家だってその実態をつかみきれていない(輪郭は私たちより見えている)。

だから、不安になるのだからせめて、具体的な状態をもっと知らせてほしいと思う。

絶対ではなく、たぶんこうなのだろう・・・ということと、
確信をもってこうだ・・・と言えることをごちゃ混ぜにしないで伝えてほしい。

まぁ・・・『三密』を避ければいいということらしいけれど・・・

なぜ、『状況』を知りたいかといえば・・・
人と人が集うこと・・・
その『場』があることが、『人間』にとってとても大切だと思うからだ。

大人数での飲み会などはいけない・・・
少人数ならいい理由がわからない・・・
おおよそ・・・漠然とわかるんだけど・・・わからない。
って思ってる人多いのではないだろうか・・・
つまり、わからない人にわかるように伝えてほしいんだ。
わからない人が混乱するように伝えないでほしいんだ・・・
マスで伝えると、わからない人達は、混乱しがちだから、
マスコミは大変だと思うが・・・もうちょっと丁寧に思う。
それと、こういった、集団ヒステリックに陥りかねない状況の時には、
話題性ではなく科学性重視のスタンスで、と思う。

どういう点にその『差』があるのかを話してほしいんだ、具体的に。

『線引き』はしないといけないのだろう・・・確かに。
それが厄介なわけだが、東京人だけが動かなければ大丈夫・・・
なんて理屈はなく線引きさせていただきました・・・ってことなんだろう。

『東京』の中にも、人口密集がない地域もあるし、
私は、ほぼ神奈川県と揶揄される町田に住んでいる。
日常的に神奈川県に移動している・・・

あの『Go To』なんちゃらを検討し直したときに、
全体を延期にできなかった理由はなんなのか・・・
私は全体で延期することが、今は必要だったと思っている。

多くの国民がそう思う中で、今日始まったようだが・・・

感染症が拡がる可能性は否めないが、
経済をこれ以上ひっ迫させることはできない。
みなさんリスク覚悟で、『Go To』してください・・・
なお、一応『話題』の東京は、外しておきますから・・・これで手を打ってください。
とでもいうことなのだろうか・・・

はっきり、言ってほしい・・・移動は感染リスクを高めます。
それを承知で経済が危機的状況ですから、みなさん、感染リスク高いけれど、
自己責任で気を付けて、『Go To』してください。
経済のために・・・よろしくお願いします。くらい・・・言ってほしい。

私は、『場』を共有するかということが、とても大切だと思っている。
だから、旅行だってライブだってやることに大賛成だ。
ただ、そこにはリスクがともなうわけで、そのリスクを減らす方法を、
『場』を設定する側の人間としては、様々、もっと具体的に知りたいのだ。

それは、フェイスシールドとか、アクリル板とか、そういうことでなく、
『ナマミ』同士で『場』を共有するための条件を知りたいってことなんだ。

具体的に何をするとリスクが高いんだろう・・・ということを・・・

三密にならないように企画運営すること・・・それに尽きるのだろうけど。

『場』を共有すること、
『時間』を共有すること、
みんなで笑い、つどい、感情を通わせること、
泣いている友を抱きしめること、
肌触れ合うこと、
手を当てて『手当』というそういった自然の力・・・
ウィルス・・・なんぞに奪われてたまるか!と思っている。

ネット越しの会話や飲み会も楽しいのかもしれないが、
私にはどうも・・・なのである。

そして、やはり『場』を・・・そう思う今日この頃なのです・・・
というわけで、表現の『場』を・・・変更することになりました。
私なりの工夫・・・をどこまでできるか、具体的に考える段階に入っています(^.^)
近日中にお知らせできそうな気配・・・

『死守せよ、だが軽やかに手放せ』
そう、フェイスシールドもマスクも、アクリル板も、軽やかに手放し、
『表現』を死守してみせる・・・そう思う今日この頃なのである・・・
何事も我田引水(笑)
彼の人の演劇論を具現化する肉体は私には備わってない・・・
しかし、精神だけは、そこに向き合っていたい・・・と思うこの頃なのです。