CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

イメージするための情報を、もっと発信してほしいなぁ・・・

2021-08-12 09:50:00 | 新型コロナウィルス・・・素人のつぶやき
想像力・・・という能力を与えられた人間は、深読み誤読をして、誤解をうむこともある。
余計なお世話・・・ってこともある。
実に厄介なもんだ。
だから、目の前の現象だけを見て、とりあえず自分の周りが幸せなら大丈夫って方が、楽ちんだ。
若いころ付き合った彼氏にげんなりして、別れたきっかけ・・・
「手の届かない所にうずくまっている人がいたら、何もできなくてもそのひとの事を考えたいんだ」
私は彼にそう言った。彼は言った。
「自分の周りが幸せなら、それでいい。みんながそうすれば、みんな幸せになる」
直感的にそれは違う・・・と感じた。

人それぞれ、文化も違う、言葉の感じ方も違う・・・だからこそ、想像することが大切なんだ。
相手を、どこかにいる誰かを、想うことが大事なんだ・・・私は、子どものころから、そう思っている。
想ったからといって、何かが解決するわけでなくても、想うこと・・・それが大切なんだ。

さて、現在、COVID19は、大変な状況となっている。
それを職場で感じている。
医療現場ではないが、それを感じる仕事をしている。
一番外側で、専門知識はなく、電話のオペレーションだけの職場だが、
第5波といわれるデルタ株のひろがりは、想像を超えていること・・・が分かる。
いろんな意味で、ヘロヘロに疲れる・・・
絶望とは言わないが、ピークアウトが見えない中、今の状況がいつまで続くのだろうと、疲れ切ってしまう。

職場から帰宅するときに、乗換駅ですれ違う。
イベント帰りでテンション高く人が流れていくのとすれ違う。
「人の流れがウィルスの流れに見える」と言った日医大の先生の発言をなるほどね・・・などと思った日が懐かしい。
今は、私も、それを実感してしまう状況だ。
一番外側の人間が、実感してしまう状況なのだ。

で、自宅に着く。
ある程度の愚痴を言う。
いう相手がいて、よかった・・・
愚痴を聞いてくれてありがとう・・・とお礼を言う。

そして、眠る。

目覚めたこの部屋に、COVID19のことを感じるものは何もない。
扇風機を回し、近所の物音と、遠くの車の音、
たまに聞こえる救急車のサイレンだけが、ふとCOVID19のことを思い出させる。

つまり、そういうことだ。
現場やその周囲にいなければ、
あるいは、家族や知人が新型コロナウィルス陽性と言われなければ、
大多数の人々が、普通に暮らせている。
病気にならなければ、ケガをしなければ、医療現場にはいくことはないし、
病院に行ったとしても、先日私が受診した眼科のようにいつもと変わらない診療をしているところもたくさんある。

COVID19の患者を受け入れている病院に行っても、感染症対策をバッチリしているから現場は見えない。
テントがある風景・・・が、いつもと少し違う程度だ。
どこでなにが起こっているかは、見えない。

だから、どこで感染拡大しているか、さっぱりわからない。

だからこそ、想像しなければいけない。
イメージしなければいけない。

職場の救急隊OBと話した。
救急車の中で、呼吸不全になっている患者とその家族・・・
病院が見つからず、容態がどんどん悪化する患者を目の前に、
一緒に救急車の中で何時間も病院探しをする・・・
そのつらさ、精神的にどれくらいつらいか・・・話してくれた。

救急車のサイレンを聞きながら、病院見つかればいいな・・・といつも思っているが、
とくに最近受け入れが厳しい事はわかっているから、つよく思っているが、
実際に、体験した人から話を聞いて、そのつらさ・・・半端ないだろうなと思った。

医療という現場にいて、患者がいて、今、何とかしなければいけない患者が病院にやってきて、
受け入れ態勢がとれないために断る病院・・・つらいし大変だろうな・・・と思う。
もう勘弁してくれ・・・と思うかもしれない。
ストレス半端ない、してあげなければいけない医療を提供できないのだから・・・。
そのストレスの大きさ、容易に想像できる・・・

だから、想像するための材料ときっかけを、もうすこし社会に提供してほしい。
それは、現場からの声が一番いい。
取材に対応する時間なんてかけらもないだろうが、現場近くの、病院関係者が、現場の状況を伝えてほしい。

そして、今、全力で頑張っている人たちへの批判ではなく、現状を伝える情報も欲しい。
え~~~自宅療養にインスタント食品送っておしまい???じゃなくて、今、そういう状況だと云う事。
陽性になったのに、保健所から連絡がこない・・・いったい何やってるんだ!と言いたいだろうが、
そうではなく、今そういう状況で、もっと連絡が遅くなる可能性がある、
それ覚悟しなくてはならない事態だとうことを発信をぜひしてほしい。

本当に大変な状況の中、頑張っている人たち、
ワクチン接種、通常医療、発熱の対応・・・
みんな何ができるか、どうすればできるか考えている。
でも、今進行している事態の中にいる当事者を批判しないでほしい。
その批判に対する説明をしている暇はない。
検証はすべてが終わってからにしてほしい。
意見は、あって当然だ。
物事を前に進める議論は、有効だ。
知恵を絞って、意見をしっかり受け止め、変化する局面に対応していくことは大切だ。

オリンピックの時、無化観客になったからテレビ観戦を・・・と言った。
そのテレビ中継でL字の注意喚起をなぜしなかったのだろう。
オリンピックに水を差すことになるから?
どんな理由で感染拡大の注意喚起をする絶好の機会を利用しなかったのだろう。
スポンサーの意向?
医療現場がひっ迫するかもしれない事態の時に注意喚起をすることを是とすることがなぜできなかったのだろう。
そのことをぜひ検証してもらいたいものである。

幼馴染が、
第1波のころは、自分が無症状で感染をひろげる可能性がある事が怖くて気を付けていた。
今は、自分が感染して医療をひっ迫させることがあってはならないと思って気を付けている。
と言っていた。
彼は、本当に、気を付けている。
言葉の端々にそのことが出ている。
その彼に私は言った。
それは、違う・・・
感染したら、医療ひっ迫させるのではなく、
医療を受けられないこと覚悟しないといけないんだ。
いまは、もうそこまで来ているんだよ・・・と。

いまこそ、人間のもっている想像力を存分に発揮するときだ。
自分の生活の中に感染拡大が実感できない。
そうだろう・・・
しかし、現実は、
医療を受けられない事を覚悟しないといけない事態だということをイメージしておく必要があると云う事なんだ。

とはいえ、一方で、経済を回せないために、生活苦に陥っている人たちがたくさんいることも事実で、
そのことも、考えなければならない・・・本当に、考えれば考えるほど、つらくはなる。

だから、ひと休みすることも必要だ・・・頭をくるくる回していると心が病んでしまうから・・・
怠惰になる時間も必要だ・・・いろんな事考えないで、今日も断捨離するとしよう。
だんだん、断捨離がストレス解消になってきたかもしれない・・・^_^;

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