CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

富士山初冠雪に思う・・・

2019-10-26 09:25:11 | 日記
このブログがほとんど動かなくなって久しい。
FBでリアルタイムでつぶやくことが多くなり、
まとまった思考をしなくなっている傾向にある。
よくないな・・・と、ふと思った。

流れているのである・・・あらゆることが、
練られることなく垂れ流して終わっている。
ふ~む、良くない。

書かなければならないこと、ずいぶん置き去りにしてしまった。
相撲のこと、ラグビーのこと、もちろん表現のことも、
書きたいことは、たくさんあったが、日常の忙しさに、流してしまった。

そんな中で、富士山の初冠雪のこと、やはり書いておこうと思った。
それは10/22のことで、すでに4日前のことである。
平年より22日遅く、昨年より26日遅れてのことだった。
黒い山肌を10月に入ってからも眺めていた。
といっても、東京の10月の天気・・・
朝から夕方まで晴れていたのは、2日しかない。
このことが、すでに異常事態で、気温だって高い。
5年位前までは、いわゆる秋晴れの日が多かったが、
最近は秋晴れという言葉を使う機会も減ってきている。
だから、富士山を目視できる日も限られている。

そんな中で22日の初冠雪には度肝を抜かれた。
7合目まで真っ白である。
今回、初冠雪が7合目・・・ということで、
我が職場の窓から見える富士山は7合目あたりから上であることを認識した。
つまり、22日の朝、職場の窓から見える富士山は、真っ白だった。

例年の初冠雪といえば、9合目辺りまで、ところどころに少し白い雪が見える。
といった程度で、それも少なくなったり増えたりを繰り返しながら、
雪化粧・・・という状態になっていく。

それなのに今年は、初冠雪=雪化粧。

私はそのことに驚いている。

ひとつひとつの自然現象が、怖いくらいに変容している。
万物は変化し続けるわけで、その変化の表れともいえるが、
生物の存在を可能にした奇跡の星地球の変化は、
人間という生物が、何らかの影響を与え、加速させている気がする。
さらに言えば、あまりよくない影響を与えているのではないか・・・と思うわけだ。

この星で、生命が生まれた奇跡。
その奇跡に思いを馳せてみる。。。
ちっぽけな人間が、今この瞬間、自らのちっぽけな欲のためになしていることども。
それらは、私から見たら好ましくないことの方が多い。

サル目ヒト科ヒト属 ホモサピエンス・・・
『知恵のある人』はその知恵をいったい何のために使ってきたのか・・・

半世紀以上生きて、初めて、富士山の初冠雪に不安を覚えた。

すっぽり雪をかぶった富士山を見ながら、不安に感じた人が何人いただろう。
すくなくとも、私はその一人で、
その美しさに笑顔こぼれる自分と、
一抹の不安を感じる自分が同居していた。

雪化粧した富士山も、午後にはすっかり雲に隠れてしまった。

隠れてしまえば見えないから、不安も隠れてしまう。
でも、雲の向こうには、
初冠雪で七合目まで雪に覆われた富士山があることは、まぎれもない事実なのである・・・

まぁ、私の脳ミソでは、この程度までの思考で終わってしまう。
解決にはいたらない。
しかし、思考することは、何かが起きたときの判断に大いに役立つはずである。

富士山の初冠雪を眺めて、思考したことを書き留めておくことにした私なのです。