うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

今年お世話になりました。。。

2005-12-31 16:18:22 | Weblog
…昨晩更新するときに、つい書き忘れました。
今年最後のブログだったんですね

書き始めてもうすぐ1周年になりますけど、今年は私にとってハタマタ試練の1年でした。
今までもいろいろあったハズ、でどんなことがあっても乗り越えられると思っていた自負もあっさり覆された、って感じですが。
ま、無理やりにでも前だけ向いてマイペースでボチボチいきたいと思っています。

またどうぞ遊びに来てやってください。
(ブログもボチボチですが…

来年がいい年になりますように。
皆様も健康を第一に、新しい希望に満ちた1年をお迎えくださいね

晦日の食事

2005-12-31 06:13:00 | うさたろうの食生活
今日のパリは朝からずっと雪、または雨が降り続いています。
クリスマスの時期だったらよかったのに。と言っても仕方ありませんね。
人気も少ない街に、寂しさが漂います。
ん、でも明日は大晦日。
新年を迎えるに当たっては、また盛り上がることでしょう

…こんなお天気であまりに気分が冴えないので、新年前祝に(?)とご馳走でも作ってみることに。
といっても大したことはないんですが。
先日、クリスマス・イブでのメイン料理が、「仔牛のフィレ肉、モリーユ茸ソース添え」だったんですね。

このソース、実は私がお手伝いをして作ったので、忘れないうちにやってみたいというのもあり。
(なんちゃって、簡単なんですよ。でも。
何でも、すぐ後の復習をするかしないかで習得度はずいぶん違うものですよね、というわけで。。。)

このモリーユ茸、日本では見たことがないのですが。
辞書で調べると「アミガサタケ」だそうです。
存在するのかな?
こちらでも、結構高級な部類のキノコの一種。(キノコ採りの名人がこっそり収穫するものらしい)

そして、生えているときはオレンジ色らしいのですが(本当かしら?)、乾燥モリーユは真っ黒に近いです。

レシピは簡単
この乾燥モリーユをまず水でさっと洗います。
(=アミガサタケというだけあって、アミ網なんですよ。だから砂とか入っている場合もたまにあるらしいので。)
そして、ボールに開けたモリーユが全部ひたひたに隠れるくらいミルクを入れて数時間待ちます。
(ミルクで戻すというのに、私は最初!でも考えてみたら当たり前ですよね。。。)

フライパンにバターをたっぷり溶かし、モリーユをしっかり炒める。
(バターをたっぷりいれないと焦げます。
…レシピは簡単なんですが、ずっと火の側についていなくちゃいけないので手間がかかる、と言えるかな。)

そして、十分に炒めたら、キノコを戻したミルクをたして、また炒める。
調味料(塩、こしょう少々)を加える。

後は、仔牛のフィレ肉がいい具合に焼ける前に、生クリームを加え、お肉の焼けたところにたっぷり添えます。
うふっ。。。美味しい
まるでソースがメインみたいな…(なんて大袈裟?)

でも。考えてみればこういう料理を自分のために作ったのは実は初めてでありまして。
ソースに工夫、というのがフランス料理なんだよね、と改めて実感したのであります。
それと、フランスにいるからって、ちゃんとしたフランス料理のレシピを自分のレパートリーに殆ど増やしてなかった、ってことにも改めて気づきました。
帰る前には、伝統料理を教えてくれるお料理教室でも通えればいいなぁ

インクやぁ~い…

2005-12-30 04:43:07 | フランス(人)
フランスで生活するようになって3年以上が経ち、ここでは「サービス」というものを期待してはいけないんだ!という教えは、骨の髄まで沁み込んでいるはずなんですけど。
(あ、失礼。勿論、基本的にサービスなるものは存在している、のですよ。ただ当たり前に期待はしてはいけないってこと、なんです。)

またしても、やられました。

…私のプリンターは、日本製・キャノンのポータブルです。
これはすっごい働き者。
こちらに来る前、つまり日本でも時折非常用として使っていたのが、留学するにあたってポータブルだから、と持ってきたのです。
インクも結構食うし、処理も早くないのですが、全く壊れず、うるさい音をたてながらもしっかり働いてくれます。
それに、狭い空間イチイチ仕舞うのにもそれほど苦労しないのもよいところ。
使ったらすぐはずす。(勉強テーブル兼食堂テーブルですから…)

ただ、不便なのはインクです。
古い機種でもあるし、小さな店ではなかなか置いてない。
それでも、量販店では見つかります。(と思う…)

私は、読む事に関しては基本的に印刷した、活字を読むのが好きです。
時間を気にせずどこでも読めるので、勿体無いなぁと思いながらも大量に印刷します。
従って、インクは結構消費してしまいます。

前住んでいた街では、バスに乗っていかないと買えなかったし(街中でも1軒買えたのですが、純正品ではなくすっごく質が悪かった…)、一度にかなり大量に買い込んでくるのです。

…パリだから、どこにでもあるだろう。と高を括っていたのが間違い。
意外とみつからないではありませんか。
それでも以前買い込んでいたのが幸いして何とか窮地にたたされませんでしたが。

11月に、もう買いに行かなくちゃと、放浪しました。
幸い2軒目の大型量販店で見つけたので、買い込もうとしました。
が、在庫はぶら下がっていたたった3箱。
(それでも1箱に3つはいっていますけど。そんなに持たないのです。)

また、すぐに買いに来ないとね(←試験前になるから印刷量も増える)と思って帰宅したのでした。

そして。
今日、後残りは1つ。ヤバイ!印刷したいものが山ほどあるのに。
というわけで、件の量販店に。

???
カラーインクは同じ品番であるのですが、黒インクの場所が取り外されている。
そんなぁ。

店員さんに聞きました。
「このカートリッジを探しているんですが。見当たらないのです。」

彼はそのコーナーを一瞥するなり、
「品切れですね。」

「あの。いつ入ります?」
「さぁ?」
「急いでいるですけど。目処はありませんか?」
「…」(顔をしかめる)
「他の店舗に在庫がないか調べてもらえませんか?」(←パリ内に幾つか店舗があるのです)
「そんなことはわかりません。」
(…そんなバカな。ホントですか?)

「それでは、一体いつ頃こちらに入るかだけでも教えてもらえませんか?」
「う~ん…業者に寄るから、業者が持ってくればはいるし。持ってこなければはいらないし。いつ頃とは言えません。」
「でも。一般的には、在庫切れしたらどのくらいで入荷されるんですか?」
「う~ん。業者に寄りますね。」
「それでも、大体の目処とか。フツーは、1週間くらいで入荷される、とか。」
「確かに、一般的には1週間くらいですよ。でも、わかりません」
「…。どうもありがとうございました。」
その場を後にしました。

確かに、彼が言うとおり、彼にとっては入荷時期はわからないのかもしれないし、彼がやれることはそういうことが精一杯だったのかもしれません。

でも。つい日本人としては。
困っている、って言っているんだから、何か対処の仕方はあるでしょ…
他の店舗に聞いてみるとか(フツーはネットで調べられるはず、と思いませんか?)、納入業者に問い合わせるとか、せめて、入荷し次第連絡しますよ、とか。

がっくり、して帰路についたのはいうまでもありません。
でも。
帰り道、すっごく気温も下がっているけど、私の大好きな雪がハラハラと落ちてくるのを見てなんだか嬉しくなりました。
純正品以外かもしれないけれど、騙されたと思ってネットで買うこともできますしね。
…いろんなことがあった今年だけど、年末くらいは穏やかな気持ちで過ごしたいものです。(って、もう遅い?)

年の瀬押し迫る。。。

2005-12-29 04:08:20 | 日常生活の中で
グレーの空。キンと冷えた空気。
雪が時折思い出したように舞い降りてくる、そんな昨日、今日。

クリスマス後のパリは何だか寂しいです。
まだイルミネーションは飾ってあるし、勿論、これからまた新年のお祝が待っているのですが。
街中に人が少ないせいなのか…そして、お店にイマイチ活気がないせいか。

でも、考えてみたら、クリスマスというのは、パリの街をあげてのお祭りというわけではないんですよね。
皆家庭でキリスト誕生を祝う、街はその影響で華やかになるだけなのです。
…日本の、何かあるときの街全体のお祭り騒ぎ状態というのは、こちらにはないものなのでしょう。

今年、クリスマスは前住んでいた街で過ごしてきたわけですが、久しぶりに見る街がとても綺麗に見えた。。。
なんでだろう?と思って、ハタと思い当たりました。
小さい街だから、中心の商店街の端から端まで歩いても15分。
ですから、どんな道にもクリスマスイルミネーションがそれぞれの横丁でテーマを変えて輝いている。
翻ってパリには、そんな小道はないのです。
私の家の界隈も、普段と殆ど変化なし。
家中でクリスマスの飾りつけをしているアパートも少ないし。
シャンゼリゼが大々的に電飾され、それにあたるのが小さな街の全てなわけなんですね。
こう考えると、小さな街もそれはそれで捨てたもんじゃないなぁ、と思ったのでした。



…今日はずっと家にいて、あ、買い物に行ってお店の人と一言二言は確かに交わしたけど、全く会話らしいものはしていません。
明日もかなぁ。。。
そんな状況だから、余計に曇った空の鈍より感を感じたのかもしれません。

初トライ、ホット・ビール

2005-12-28 06:19:28 | フランス(食べ物・飲み物)
私が、この夏まで3年間住んでいた街は、スイスに近く、つまりまたドイツの影響が残る地域にも近かったのです。
そのせいでしょうか、クリスマス前は、マルシェ・ド・ノエルなる、クリスマス市場が街の中心部に出店。季節を大いに盛り立てます。

というわけで、今回、クリスマスを過ごすために訪れたときの楽しみも、勿論このクリスマス市場訪問にもあるわけでした。

早速、着いた翌朝にはトコトコ訪問。

あれぇ
午前中って、出店は殆どオープンしていないものだっけ…
マルシェのある場所の人通りも閑散として、寒さが身に沁みるのでした。

夕方出直そうと思いながらも、ぷらりぷらりと歩いていると…
!ホットワインのお店が開いているのを発見
こんな時間に、早すぎるかなぁと思いつつも、ツ、つぅ~っと近づいてしまいました。

すると。
「ホット・ビール、2ユーロ」という張り紙に気づき、釘付け。
え、ホット・ビール???
そんなのフランスで聞いたことあったっけ?

「ホット・ビール?本当にそんなものあるんですか?
どんな味がします、美味しいです?」
お店の人は
「美味しいよ。でも、ビールの味が好きな人に限るけどね。
ビールが好きだったら、美味しくのめるよ。」と。

「私、ビールは大好きですよ。…ということでは、大丈夫?
トライしてみます!!!」
と早速、オーダーしてしまったのでした。

お店の人曰く
「来年はね、本物のホット・ビールを作るプレッションを持ってくるから、またおいでね。」

そんなもの、あるのかしらん?

いずれにしても、今年はないわけで。
まず、グラスに、シロップ(秘伝だそうです)を5分の1くらい注ぎ、ビールをプレッションでグラスの4分の3くらいまで埋める。
それを電子レンジに3分、チン。であります。

見ていると、電子レンジですからねぇ、一気に飲み欲も減退するわけですが、でてきたのをみると、ちゃんとクリーミーな泡が残っている。
騙されたと思って、飲んでみたら、意外といけるのに感激しました。

「ホット・ワインより甘くなくて、却って飲みやすいかも。身体も温まりますねぇ!」
「でしょ?好きな人には絶対美味しいんだよ」

ホント。先入観抜きにして美味しかったし、ひょっとして下手なホットワインよりいいかも、と本気で思ったのでした。

で。
今日の1枚は、そのお店のお兄さん、と、手前に、私が飲んだホット・ビール。
(わかるかな?ついでに、一番手前の張り紙が「ホット・ビールあります」)

クリスマス市場というのは、こういう小さな出店が連なっているのです。
まるで、日本の縁日のように。
これって、厳しい寒さを楽しく過ごす知恵でもあるんだろうな…。

あんまりクリスマスっぽくないけれど…

2005-12-27 04:41:56 | うさたろうの食生活
たった3泊のフランス人並(?)生活。
しかも、初日は夜遅く到着、最終日は朝出、でしたから、丸々中2日。
というのに、この日本食恋しさは一体何故?

それって…
1. 私が歳をとったってことなのか?
2. それとも、ストレスと体調イマイチで、胃が疲れていたのか?
3. 或いは、それも日本人としてはやっぱりフツーの範疇なのか?
よくわかりませんが。

以前は海外旅行に長期で出かけても、全くもって日本食の必要性がなかった私だったんだ、と考えると答えは微妙でありますが。
ま、2番目の「疲れが原因」ということで、無理矢理にでも納得したいところであります。

そんな気分のところに、珍しく日本の友達からの小包。
入っていたのは、あられと、CDと、お酒

実はうさたろう、のくせして
「馬に人参、うさたろうにせんべ!」と自分で唱えるくらい、あられ・おせんべの類が大好物。
(子供の頃は全然見向きもしなかったんですけどねぇ。。。)
放っておくとあるだけ全て食べ尽くし、その後で急に胃の中でそれらが膨らみ始め、胃の極度の膨張感に七転八倒する、という学習能力0度を繰り返す私。

自分を戒めながらも、早速バリバリやってしまいました。
…というわけで、夕飯時には全く食欲なし。

しかしっ!
大好きな、ホンモノの純米酒ですよぉ~!
一升瓶を、ペットボトルに移し変え送ってくれている心遣いの細かさ。
(見た目は今ヒャクですし、味も微妙に変わってしまうわけですが。
送料が節約できれば、その分送る量も増えますから。)

そして、その味の劣化を気にすればこそ、早速飲まずにいられますか…

というわけで、久しぶりの密かな贅沢、イクラの白ワイン醤油づけに取って置きの上質海苔、冷奴、豚汁なぞを用意し、ちびちびやってしまったのでした。

やっぱり。
お酒の旨さを知っている友達が送ってくれるお酒は違いますね。
最近飲んだのは、中華食材屋においてある日本酒でしたが、それも不味くはなかった。
でも。今日しみじみ感じました、全然深み・旨さが違う!

勉強に切羽詰っている、と思いながらも、またしても晩御飯の時間が長くなってしまいました、大いに反省です。

でも。
お酒はお酒で、恋しくて、味わってみると美味しくて。
なのに、ワインは、食事と別にまたすぐに飲みたかったりするのは、ワインがやっぱり美味しいせいで、別に私が特別なノンベではない、と思いたいものであります。。。

今年の、私のクリスマス前夜

2005-12-26 05:29:32 | フランス(余暇・習慣)
私がフランスに留学してから、4度目のクリスマス。
1年目、と去年・3年目は、それぞれ日本から友達が旅行で来て、ガイドということで、田舎モノなのに、わざわざパリまで出てきておつきあいをして過ごしました。

2年目は、すごくよくしてくれるフランス人の友達に、「クリスマスは外国人にとって寂しい季節なの。」(クリスマスは家族皆で過ごすのです。お店も閉まりますしね)とボヤいたところ、「僕の家においでよ。」と誘ってくれて、彼のご両親の家(ボルドーの近く、ペリグーというフォワグラとかで有名なところ)に、1週間もお世話になったのでした。
彼のお兄さんも、南仏から集まり、家族4人のところに私がノコノコ参加。
皆が暖かくもてなしてくれて、フランスの一般家庭のクリスマスというのはどんなものかと初めて体験したのでした。
(ご馳走食べ尽くめで、お腹がいつも苦しかったです、贅沢?)

そして。今年。
何の予定もなかったのですが、10月の終わりくらいに前の街に住んでいる、やっぱりとてもよくしてくれるフランス人の友達から連絡があり「元気にやってる?クリスマスはどうするの?もしよかった家においでよ!」とお誘いがあったのでした。
そのときに聞いた話では、彼が一緒に住んでいる彼女のご両親がいらっしゃるけど、彼の友達で、実家に帰らない友達も数人来るようだったので、「行きたい!」と2つ返事。

冬休みになったらすぐにおいで。
25日には、今度彼のほうのご両親の実家(ナンシーというアールヌーボーで有名な北の地方都市)に二人で行き、年末に街に戻り、新年はまた友達でパーティをするから、それまでずっと彼らのアパートで留守番がてら、勉強していたらどう?
なんて言う提案までしてくれていたのですが。

ブログで吐露してますように、勉強の切羽詰まり具合から、結局ギリギリに絞って、22日から25日までお世話になることにして、こうして今日帰ってきたというわけです。


いや~、たった3ヶ月なのに、それに結構小さな街なのに、変わっているものですね。
街を歩くと、とても新鮮に感じました。
そして、この滞在中は、往復のTGV車中以外は全く勉強が出来ないとキッパリ腹を括っていたので、そういう意味ではすっかり勉強を忘れ楽しんできました。
ですから明日も、またそんな話の続きを書こうと思っていますが、とりあえず今日は昨夜、クリスマスイブのお話。


友達が来る、と思っていたのに、結局とっても家庭的な集まりになり、やっぱり私一人がヒョッコリお邪魔した状態でした。

まず、私が3泊お世話になった家の、彼と彼女。
そして、近くの町に住む彼女のご両親。
それに、彼女のお兄さん、と、お兄さんの彼女、そして、その彼女のお母さん。プラス私の合計8人。
…こんな家庭的なところにいてホント来てよかったんだろうか。。。ちょっと後悔されましたが。

写真は、そして、恒例のクリスマスプレゼント交換のためのプレゼントの山。
もう、ホントいつも驚かされます。
特に家族同士の場合、かなり高価なもので、それを皆がそれぞれに用意しているので、こんな山となるのです。
(だから、クリスマス前、まだソルドになっていないのにモノがスゴイ勢いで売れているんだと思います。)

だから、このプレゼント交換の時間帯は、チョッとまたひとりぽっちの寂しさを感じたりするものですが、見ているととにかく驚きでとても楽しい。
そうして、感じるのは、親はやっぱり子供にいくつになってもスゴ~ク甘いんですよね。
ずっと欲しがっていた、スキーウエアだったり、ソファベッドだったり。(←この場合は持ってこれないこともあってカタログでした)


…私が来るのを知っていた人は、私にまでプレゼントを用意してくれて、ウルウル。
私のほうはといえば、何しろ貧乏人だし、集まる家族の人たちの好みもわからないかったので、ホンの気持ちばかりに、クリスマス市場の屋台で飲むホットワインのカップを人数分購入して、一人ずつの勝手なイメージに合わせてチョコやビールを添えて包んだだけでしたが。

というわけで、7:00過ぎくらいに皆が集まってから、ずっ~と、食べて飲んでお喋りして、また食べて飲んでお喋りして…楽しいパーティがお開きになったのは3:30でした。

戻ってきました

2005-12-25 23:31:25 | Weblog
先ほど、一旦繋いだパソコンの電源を切って、暫くして時計を見て気がつきました。
ハッ、今書かないと日本の25日に間に合わない。
そんなにこだわる必要もないのでしょうけれど、一応25日に更新するって書いちゃったしなぁ…。
ということで、少しだけ日々のつぶやきを書いて、また夜改めてクリスマスのことを書こうと思います。


いやぁ、それにしても。
さっきTGVで前住んでいた街から、パリに戻ってきたのですが。
パリの街も、なんと閑散としていることでしょう。
…改めて実感しました。

ホント、日本のお寺が周辺にない街の、元旦の午前中みたいな…そんな雰囲気です。
主要駅の構内のお店も、かなりの割合でお休みだったし。
最寄の地下鉄の駅を降りて、自分の家に向かって歩いてきたときも、何だか人のざわめきがない、というか。
案の定、私の住んでいる建物もガラ~ンとした感じ。
忘れていた寂しさが一気に押し寄せてきます。

ま、これだけ遊んできたのだから、早速気持ちを入れ替えて、勉強に、と思うのですが、寝不足もあってつい、ぼ~っ…。
とりあえず、明日からの予定でもしっかり立てましょうか、というところです。

…冷蔵庫を覗いて、何もないのに気がつきました。
今晩、一体私は何が食べられるのかしらん。。。

うわぁ~!!!

2005-12-23 00:09:22 | Weblog
あぁ!今がこんな時間になっているなんて気がついていませんでした。
TGVに乗り遅れる…
というわけで、これから前住んでいた街にクリスマスを過ごすため出かけてきます。

…ホントはほんとは、ちゃんと今日の記事を書いて、お断りをしてでかけるつもりだったのに。
すみませぬ。
更新は25日に戻ってきて、になると思います。

皆様も、どうぞとびっきり素敵なクリスマスをお過ごしくださいませ!!!

考えさせられたこと

2005-12-22 05:51:51 | 日常生活の中で
昨晩は、フランコ-ジャポネカップルである、日本人の奥様とそのお嬢さんとご一緒の夕飯だったのは、先ほど書いたことですが。
ちょっとばかり考えさせられたことがあります。

この奥様は、九州のとある県出身で、そちらの方言で話されます。
旦那様(フランス人。日本語がよくできる)が日本に仕事にいらしていた時に知り合い、日本で結婚。
お嬢さんも日本で出産。
そして、彼女が5歳くらいまでは家族で、その地方に住んでいらしたようです。

奥様とご主人は日本語で会話、奥様はお嬢さんに日本語で話しかける。
そして、旦那様とお嬢さんの会話は、日本にいたときからフランス語だったらしいです。

ところで。
こちらに住み始めてから、お嬢さんは勿論、すぐにフランス人の学校に。
全く問題がなかった、ということなので、ご主人がかなり頑張られていたのだと思います。

私がお嬢さんに初めて会ったのは2年前、日本語が上手で吃驚りしました。
まぁ、考えてみれば、日本ではすっかり日本の生活を送っていたわけですものね。
でも。
既にこちらに来て7年、ということでしたから、よく衰えないなぁと思ったものです。

確かに。
奥様が日本語でしか彼女と話さないので、毎日日本語のやりとりをしているわけですし。
1年に2ヶ月丸々(=1年の6分の1)、夏休みには必ず帰省し、夏学級とかにも参加してきた、とのことなので。
フム、なるほど。。。

ただ。
その初めて会ったとき、秘かに、こんなに日本語が上手で理解もできるのに訛っていて可哀想だなぁと思ったものです。
方言は方言で、私は好きですが、やっぱり外国人が方言というのは、何とも言えないものがあるな、と感じてしまうのです。
(日本語の完璧な方言ならよいのですが。外国人訛りが入った方言は…ということです。
タレントさんのように、それも丸ごと個性にしてしまうのもありかもしれませんけどね。)

特に、お母さんは自分の訛りがそんなに移っているだなんて、勿論夢にも思っていない。(本人は、標準語を話しているつもりです。)
彼女が大人になって、自分の喋っている日本語が実はかなり訛っていると知ったら、ショックを受けるんじゃないか、思ったものでした。

そして。
昨日。
彼女と話したのは1年以上ぶりです。
背も私より大きくなっていて、あぁ育ち盛りなんだなぁと思いました。
で、ちょっとまた驚いたこと。
日本語が、下手になっていました。。。
前はもっと上手だったのに。
お母さんとは相変わらず日本語しか喋らない生活なのに、ここまで変化するものなのか…
多分、大きくなって学校にいる時間が長くなり、親と話す時間が減っていることも関係しているのでしょう。



人のふり見て我ふり直せ、ではありませんが。
言葉というのは、たとえ母国語でも退化するものだそうです。
普段違う言葉の社会で暮らしている場合、使うことと、きちんとした言葉を使おうという意識、絶え間ない努力があってこそ、維持できるものだと、そういえば学校でも習ったのでした。

未だにマスターしたというには程遠い私のフランス語能力。
どんな状況になっても、維持と向上の努力を実践しようと改めて固く心に誓ったのでした。…だって私の場合、フランス語が好きで、たったそれだけで、こんな訳のワカラン生活に嵌ってしまっているのですから。

へま。。。

2005-12-22 00:34:33 | その他いろいろ
あちゃ…日本時間では既に21日になってしまっている。
昨晩更新しそびれたものの、やっぱり1日お休みするのもねぇ、と思い20日中に更新するつもりが。
そうでした、8時間の時差。
何だかまだ7時間時差のような(だいぶ前に変わったのに)気がしていたのも事実。
ま、仕方ありませんね、昨晩更新サボったバツ、かしらん。

そう。
一昨日がっくりを述べた、パソコン・ネットに繋がらない事件(?)。
何もしなかったのに、昨日勝手に繋がりました。
大変お騒がせいたしました

それにしても、摩訶不思議。。。
でも。深く考えません、繋がったと言うことだけで、一気にハッピィー

そのお蔭で。というか、そのせいでつい気が緩み…
午後に、前住んでいた街の奥様(日本人女性)から電話をいただき、今パリにお嬢さんとでてきているので、夕飯を一緒に食べましょうというお誘い。
断りきれずにノコノコでかけてしまいました。
…もう、このお休み中に、コレ以上遊び事はいれないように(明日の夜からクリスマスまで遊んできます&大晦日)と心に決めていたはずなのに。

特にふいをつかれると駄目ですねぇ…
何しろ、人相手の用事が無い限り、元々どうも断りきれない性格なんですよね。
…暫し反省。。。

ま、でも、楽しかったし、美味しかった。
そうです、彼女たちの滞在先は、ご主人(フランス人)の弟さんのステュディオ。
娘さんが中学2年生で、やっぱりお洋服とかパリで買いたいというお年頃ということもあり、その弟さんが休暇で旅行・留守中に、こうして度々パリに二人で出てくるというわけ。

外食はお高いし、ということで、まな板もお椀皿もない、不便なステュディオで、湯豆腐でもてなしてくださいました。
うふ、お豆腐は私一押しの中国豆腐屋さんのもの。
最近自分じゃなかなか買いに行かれてなかったので、久しぶり。
美味しくいただきました。

その奥様も結構イケル口なので、二人でワインを2本近く開けちゃったのかな…。
湯豆腐にワインというのも、ま、それなりのものです、ハイ。

それではまた今晩。。。

プレゼントの代わりにやってきたもの…

2005-12-20 08:33:44 | Weblog
…どうして、こう試練が次から次へとやってくるのでしょう。

今朝、2台あるうちの1台のパソコン(フランス人の友達からもらった)を立ち上げたところ、ネットに繋がりませんでした。
その後の経緯は覚えていないほど、動揺、いろいろ試しましたが、今もって繋がる環境にはありません。

今、ブログを書いているパソコンは、日本から持ってきたパソコンですが、あまりに調子が悪く、友達が上記のパソコンをくれたような有り様。

そしてその後、詳しい、とある方にすっかりご迷惑をかけ、いろいろ試行錯誤をしていただいた結果、両方とも使える状況になってました。
それでも。
やっぱりこの日本製パソコンはイマヒャク不安定さが残っています。
(ブログで泣きましたが、2度もブログを書いている途中に突然電源が落ちる経験をしています…)

ですから最近は、日本のメールや印刷など、どうしてもこちらに頼らざるをえないものを除いて、件のフランス製のパソコンを使うようにしていました。
ことさら、学校の勉強(情報科学系は)、すっかり頼り切っていました。
学校のサーバーに繋いで、勉強の源になっていたし。。。

それが。
こんなことになるなんて。
誰が予想したでしょう。
この休みの勉強は、パソコンにかかっていると言ってもいいほどなのに。
…今日だけで、やっぱりまた無為な時間をたくさん過ごしてしまいました。

打ちひしがれていても、時間の無駄。
ネットに繋げなくても、使える範囲で、何とか頑張れないかなと前向きに考え始めていますが。
とにかく、今日は、あまりの無力感、絶望感にブログも筆が進みません
明日は、心機一転、元気なブログにしたいと思っています…。

楽しいクリスマス♪後少し

2005-12-19 06:08:48 | フランス(食べ物・飲み物)
何だか冷蔵庫の中を歩いているような、そんなパリの街です。
冷えてますよ~!
今年の冬は、しっかり寒いに違いありません。

でも!
ているから、とってもありがたいです。
…ニュースによると、日本も今大寒波に襲われているそうな。
昨今の地球温暖化現象に逆らっていいじゃない?
なぁんて、チョッピリ思ってしまうものの。
新潟辺りの大雪の現状に、そんな暢気な感想はバチアタリと怒られるのかもしれませんね。。



今日は、思いもかけず、昼も夜も、お友達と時間を過ごすことができました。
あぁ、やっぱり休暇だわ~

昼は、日本人女性とモロッコ人カップルのお友達と共に、モスクでクスクスを。
…すっごい久しぶりのクスクスで、もりもり食べちゃいました。
但し。
モスクという場所柄、飲み物には限定がありまして。
ビールか、ロゼを!と言う思惑とは裏腹に、水で済まさなければなりませんでした。
あぁ、やっぱり私はイスラム教徒にはなれませんね。

で。
その後、家で暫し勉強をしたものの。
午前中にお電話をいただいた、やっぱり、これまた日本人の奥様と夕飯を食べに出かけました。
ガイドブックによく載っている「チェンマイ」というタイ料理屋さん。

私の古いガイドブックには、「カトリーヌ・ドヌーブもお気に入りの」なんて注釈がありますが。(本当かしらん???)
なかなか良いお店でした。
お味も、お値段も満足。
…多分、お値段の件は、お連れの奥様があまり「食べない・飲まない」方、だったかもしれません。
二人で頼んだのは、トムヤムクンをそれぞれ1杯。
それに、タイ風春巻き、カレーだけでしたから。
(飲み物は、勿論私のために、ボルドー1本。二人のデザートに何某か、でした。)

いずれにしても。
やっぱりアジア料理は、いいですね。
気になっていた「多食材摂取」も、すぐにクリアできちゃいますから。



いずれにしても。
今日、あまり勉強できなかった反省をこめて。
明日は頑張ります。

但し。
今晩は、このままメール書きとかで、余韻を楽しもうかな、というわけで。
…また明日。

クリスマス1週間前

2005-12-18 07:10:40 | フランス(余暇・習慣)
休暇って何て素敵なんでしょう!
朝目が覚めても、いろんなことを考えながら、ぬくぬくベッドに留まっていられる幸せ
「今日の何時までに○○を終わらせなきゃ!」と、思わずにいられるありがたさ。

そして。
気分もゆったり、久しぶりに朝のマルシェに行くことも出来ました。

ホントは、今日の夕飯、豪勢に(?)しゃぶしゃぶ、と思い描いていたのですが。
お魚屋さんの前を通ったら、ついフラフラと入店。
「今日の鯛、お刺身で食べられます?」なんてことを聞いてしまい、独り食にも関わらず、早速一尾買ってしまいました。
勿論、夕飯の献立予定が変わってしまったのは言うまでもありません。

う~ん、それから何したっけ。
勉強、です、一応。
そして。夕方。
急にまた思い立って、でかけちゃいました。
クリスマス前だけあって、どこもかしこもお買い物客で満ち溢れています。
いいなぁ。プレゼント、もらえて…。
それだけじゃなく、あげる人がいて
…今は、自分のために買う余裕も全くないし。
いつかきっと、ささやかでも好きなことが出来るようになると信じて、今は耐えるとき!そう思うしかありませんね。。。

でも。
休暇1日目にして、早速、フツーの土日には味わえない気分を堪能しました。
明日日曜日も、月曜日の心配をしないで過ごせる。
そう思うとルンルンです。
…夕飯には、とっておきの日本酒まで開けてしまいました

でも。
こんな風に過ごしたら、あっという間に何もしないまま休暇なんて終わってしまうんですよね。
これまで何度慌てた思いを経験したことか。
…今回ばかりは、あれ~!もう過ぎちゃったのぉ~?ではすまされない現実が待っています。
明日からもう少し気を引き締めなくっちゃ。
そうでなくても、意に反して予定が結構詰まってきているのですから。

今日の1枚は、シャンゼリゼ通りと並んでクリスマスイルミネーションが綺麗!と有名なヴァンドーム広場のクリスマスツリーです。
…私のカメラじゃ、夜景は土台無理なので。という言い訳のもとに…。
因みに、この広場周辺のいろんな有名ブランドショップもお客さんで賑わっていました。
ショーウィンドーを見て、暫し夢を見させてもらいました。。。ブルガリの宝石の輝きが美しかったこと…

教育指導のあり方を考える?!

2005-12-17 06:35:45 | フランス(教育・学問・社会)
やったぁ~!待ちに待ったクリスマス休暇です。
と言ったって、その間やらなきゃいけないことは勉強だけ、という厳しい現実なんですけどね。
それでも、嬉しい
何という解放感なんでしょう。

とにかく。
授業が進まない、これはかなりの安心感です。
…実は、先ほど日本人の留学生友達と電話で、しみじみ語り合ったものです。
「子供の心が見えてくるよね、こうして自分が追い詰められると…。私たちっていい先生になれるかも?」

彼女の場合、彼女が狙っている大学資格は結局フランス人か、よほどのバイリンガル(或いはフランス在住歴の長い)外国人にしかクリアできないと悟り、他のことをしようかと悩んでいる状態。
そんなところに、前の大家さんと電話をしていて
「やめちゃ駄目。勉強するしかないのよ。勉強しなさい!」と発破をかけられたんだそうな。
「でもね。余計反発しちゃうのよね。状況もわからないくせに何故?とか。貴方に言われたくないわ、って。で、全然やる気はおきないのよね。」

因みに、彼女は日本の某有名大学、フランス語学科卒業、しかも、いわゆる社会的挫折などからは全く離れたところで生活していた人。
負けず嫌いもあるのでしょうけど、自分が納得するまで一途に一生懸命頑張るひとなんですけど。
…確かに。いくら勉強したところでこの1年や2年で、フランス人、フランコフォンヌにはなりきれないわけで。

ホント、痛いほどわかります。
時間があれば、少しは埋められる溝も、知識だけではどうにもならないことが世の中にはたくさんある。
そして、最終目標を失ったら、悩める道を彷徨うものです。
何かふとしたキッカケで、違う道やら、違う角度でのアプローチの仕方をみつけるにしても。
頭ごなしに、言われても何の頑張りにもつながらないわけです。
子供に「今は勉強する時期。勉強しなさい!」はやっぱり、よくないよなぁ~…

そして。
自分のことを考えると。
普段の授業に落ちこぼれている…
それでも、授業自体は先生によって楽しい授業もあるから、学校行くのは楽しかったりするのです。
でも。
本当に全くわからない授業は、まるで針の筵に座っているような状態。
しかも、先生が敢えて私から目をはずしているのを感じると、そこに存在していることが本当につらかったりするのです。

そんなことが積み重なり、学校に行きたくない。
でも、授業に行かないと余計距離があく。
でもやっぱり、あの時間中の居たたまれなさを感じるなら
「あぁ、学校に行きたくない!」
(←でも、やっぱり大人で図々しくなっているせいか、毎日休まず行っていますけど。気持ちは一緒!)

ホントねぇ。
どんなにわからなくて授業に参加していても、参加できる小さな居場所さえ作ってくれれば、「よし、少しずつでも何とか頑張って追いつこう!」と思えるのですけどね。



というわけで、「専門、間違えたかなぁ、児童教育でも取るべきだった…」なんて半分本気で思いながら、自分の毎日を振り返ったりしちゃいました。


さてさて。
因みに、休暇は1月2日まで。
クリスマスを過ごすために、前住んでいた街の友達が1週間とか10日くらいでも家に来ない?と誘ってくれたのですが。
悲しいかな、行ったら勉強が捗らないのは目に見えているので、数日だけに留めるつもりです。
というわけで、暫くは勉強一筋の日々を送るつもり、で、つい休暇祝いということで、今晩は晩酌の量が増えました。。。