うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

これも、年の瀬だから?

2005-12-14 05:29:18 | フランス(日常用品・日常生活)
動揺から抜けきっていません。。。
そう。実は先ほど、空き巣に入りかけられました。

火曜日の、午後の授業は始まりが遅く、4:30からなので、それまではと、家で勉強していた午後2:30ごろのこと。
玄関のドアを叩く人がいました。

一応、建物に入るために2度ドアを通らなくてはならないし、1つ目はデジコードもついているので、それほど変な人が入るはずはないのですが。
時折、押し売りがやってきたり…。

それに。私のステュディオは、入るとそのまま部屋!
玄関から全てが丸見えなんですね。

だから。部屋にいても居留守を使います。
だって。私に本当に用がある人が来るわけないもの。

「ドンドン」
私の部屋のドアが強めに2度ほど強く叩かれました。
その後、隣の家、そして、半階下がった家のドアが叩かれるのが聞こえました。

やっぱり、クリスマス前の寄付の強要とかかしらね、と思って、自分の世界に戻りました。

ところが。
再び、すぐに「ドンドン!」。
強くノックする音に、思考が中断されました。

なんだろう?私、誰とも約束なんてしてないし…
こんなに叩かれるなんて、何か呼び出しでもあるのかしら???

と思って、身を緊張させたとき…

ミシミシっ、ギ~!

え?

なんと、ドア(ボロッちい木で出来ています)の鍵を壊そうとしてる!

ぞ~っ!
空恐ろしくなりました。

でも。壊されたらたまらない!

ドアに体当たりをして、
「貴方は誰?何をしてるの?」と思いっきり叫びました。

すると。
ドアの覗き窓(っていうんでしたっけ?)を、慌てて、手のひらで隠した男の人が見えました。

私の理解できない言葉をはき捨て、彼は慌てて階段を下りていきました。
部屋の中から再び「何してたの?警察を呼ぶわ!」と絶叫。

「郵便受けに、○○(←理解不能)を入れておく!」という意味不明の言葉を返して彼は消え去りました。
本当は追いかければよかったのかもしれません。

でも。
怖くて、ドアを開ける気にもならなかったし。

その後は、呆然と床にへたりこんでしまいました。
…授業にでかけたくない。

一介の外国人学生ですから、入ったところで何もとられるものはない。
でも。
入られるということがどうしてもイヤ。
それに。
ドアを壊されるというのは、明日の住まいはどうなるの?ということです。
そんなことはどうしても困る!

それに。
何も取るものがないから、と、きっと、パソコンを持っていくでしょう。
確かに調子は悪いけど、今この2台のパソコンを取られたら、気持ちの命綱をとられたことになる。
さらに言えば、何とか喰らいつこうと努力している情報科学系の科目の勉強が全くできなくなることを意味します。

なんとしても阻止せねば。

…私の住んでいる建物は、隣接の建物と共に16世帯くらい住んでいます。
でも。
殆どが、昼間は留守。
それを知ってか、確かめてか、こうした犯行に及んだんだと思います。
ということでは、再来の可能性は大。
しかも。
私の隣の家は、一昨日越していって空き家です。
…私の家が狙いやすいということでしょう。

そう思うと、ガックリしてしまいます。
これからどうやって暮らしていきましょうか…。

あれやこれや、いろんな考え・心配に襲われている、せつない夜です。。。