【サンパウロ共同】地球温暖化対策に消極的なブラジルの右翼ボルソナロ大統領は10日、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)について「ピラリャ(ポルトガル語で『ガキ』の意)」と批判した。これを受けてグレタさんはツイッターの自己紹介欄に「ピラリャ」と表示し、子どもじみた攻撃に「大人の対応」を示した。
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ブラジルのアマゾン地域では最近、先住民の環境活動家2人が殺害される事件があり、グレタさんが懸念を表明。大統領は「グレタだっけ、先住民がアマゾンを守っていたから殺されたとか言っていたな。あんなガキにマスコミがスペースを割くなんて」と記者団に話した。
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いくら若いとはいえ、公の場で真剣な少女をガキ呼ばわりする感性、
地球温暖化を理解しようとせず、その一因であろうCO2削減に消極的な知性、
どれをとっても大人とは言い難い。
アマゾンの衝撃的火事群も、この人にとっては取るに足らない事なのだろう。
ブラジルの悲劇は世界の悲劇だ。