うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

浅草見参、恩師健在

2005-08-27 11:44:46 | 表へ出ろ
昨日、何のために浅草に出没したのか。それは、浅草演芸ホールに行ったからなのである。実はこの日の夜に「禁演落語会」という催しがあって、そこに私の恩師であるアオチュー教授が解説として登場する、という話を先輩の花菊師匠から聞きつけ、「こりゃ久々にアオチュー節が聞けるぞ!」というわけで駆けつけたのである。母に「行くかえ?」と声をかけると「行く」と言うので二人して浅草へ。
教授の出番は夜7時過ぎなのだが、どうせなら夜の部(4:40~9:00)全部見よう、というわけで、4時過ぎには浅草に着いた。
実はちゃんとした寄席に行くというのは30年近く生きてきて初めてだったのだが、行ったらまぁ驚いた。超満員。昼の部がまだ終わっていなかったからなのだが、ドアが半開きになって立ち見客がゾロゾロあふれている。もともと大して広くないのだが、正直こんなにお客さんがいるとは!演芸ホールなめてました。ごめんなさい。
昼の部が終わると、帰るお客さんもいれば、そのまま夜の部も続けて見るお客さんもいる(入れ替え制がありません)。我々は1階左前列に陣取った。ホントは全ての芸人さんを詳しくご紹介したいのだが、やると長すぎて、書いてて飽きてしまうので(読んでても飽きるだろう)、ほんの一部だけ。

☆世相漫談・ローカル岡
茨城弁のボソボソとしたしゃべりが何ともおかしい。CM(某ワシのマークの栄養ドリンク)へのツッコミネタに爆笑!

☆落語・古今亭寿輔
見た目「バカボンのパパ」あるいは「ダメおやじ」。派手などピンクの着物で登場し(自称「チンドン屋」)、それだけでも笑ったのに、独特の間としゃべりがさらにツボを直撃。

☆歌謡漫談・東京ボーイズ
テレビでご覧になった方も多いかと。「謎かけ問答」は、オチがわかっていても思わず笑ってしまう。♪我々東京ボーイズを、謎かけ問答で解くならば、種をまかない畑です、いつまで経っても芽が出ない~…。

仲入りになり、お弁当でも買おうかと思ったらこれが売り切れ。仕方なくドーナツを買ってごまかした。
ここからは「禁演落語会」。禁演落語というのは太平洋戦争の直前、時局に合わないとして自粛された噺で、いわゆる廓噺や花柳界の噺、妾の噺など53種。その中からこの日は「紙入れ」(三遊亭遊三)、「お見立て」(三笑亭夢太朗)、「星野屋」(春風亭小柳枝)の3つが演じられたわけである。
さて、いよいよお囃子が流れてアオチュー教授が登場。相変わらずの笑わせるしゃべりで「これ以上しゃべると『解説』が『わいせつ』になっちゃう」とか言っていた。来年喜寿だというのにこの元気。安心した…全然老けてない。それは良かったのだが、母よ。先生の退場寸前に「あおやませんせぇ~い!」と叫ぶのはやめなさい!みんな見てたがな。

夜の部終了後、この日来ていた花菊師匠と、師匠の同級生で「右勢師匠」こと井上先輩とご対面を果たし、一緒に教授に一言挨拶でも…と思いきや「もう帰っちゃったよ」だと!何だよ、教授が出るの今日からだから、今日ぐらいは最後までいると思ったんだけどなぁ。それだけが心残りの浅草出没でありました。

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2 コメント

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よっ!アオチュー! (徳利屋)
2005-08-28 01:13:20
通りすがりの者です。「アオチュー」の文字についつい懐かしくなってコメントしちゃいます。それにしても、青忠先生が浅草の舞台に立つなんて、あまりにも似合いすぎていて想像しただけでも鳥肌がたちます。

青忠節も健在なようでうれしい限りですね。



私の青忠体験…



青忠「おい、先週の講義なんで休んだんだ。」

徳利「すいません。風邪をひいてました。」

青忠「何~風邪ひいてた?風邪なんざひかずに大八車でも引いてろ!」



お後がよろしいようで…。
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Unknown (うえぽん)
2005-08-28 18:10:37
徳利屋様

はじめまして。これはこれは、先輩でございますね。ちなみに私はアオチューゼミ最後のメンバーでした。先生の授業は毎回独演会聴きに行っているようで楽しかったですねぇ。
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