高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

マコモ長茶だより 3月29日記

2023-05-11 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
いの町 マコモ長茶生産者の奥山加奈子です。

まずマコモについて
私の大好きな若杉ばあちゃんの
お言葉をお借りして紹介させて下さい。


『マコモは、縄文人たちの日常食だったのよ。
昔は日本中の村や川には、
ヨシやアシと一緒にどこにでも生えていて、
葉はお茶にするだけで、
血液の浄化と細胞の活性化になるし、
マコモタケは繊維が多く、
腸の煽動運動を起こし便秘を解消するのよ。
マコモは聖なる霊草で、
出雲大社では神事や祭事にマコモを敷くし、
お釈迦様は多くの病人にマコモ茶を飲ませたり、
葉で編んだ布団に寝かせた話は有名よ。
マコモが人体に入ると、
血液、体液、リンパ液、細胞液、唾液に浸透し、
内臓部分から緩やかに穏やかに
不必要な老廃物や毒素が、
吐き出され排泄され、
身体や心が浄化されるのよ。』

マコモは稲科で多年草です。
マコモダケが9,10月頃1,2ヶ月収穫出来ます。
コモダケがとれる旬の1ヶ月、
毎日指一節分を毎日、
家族で一本を30日食べると
一年分のデトックスと言われます。
ダケの旬が短いので、
茶葉で通年マコモを取り入れることができます。
今は田んぼから新芽がたくさん、
お茶は7月に収穫がいいそうなので、
じき新茶をお届けできると思います。


秋、どうマコモダケを出荷するか思案中です。
なんせ百姓って大変!!
わらしべ長者をもじって『マコモ長茶』と
お茶には名前をつけました。
ご縁と奇跡がめぐって
今日の私があれることに感謝して、
私の大好きなマコモが
皆様に幸せと健やかな毎日を
届けられます様に(^-^)


※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2023年5月号より転載しました。
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