高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

たいもとタコの煮もの

2017-02-09 09:00:00 | 作ってみたら・・・おいしそう
土佐山からの お役に立ちたいレシピ
フライパンひとつで簡単にできます!
生活学舎桃土車春恵です。

★ たいもとタコの煮もの (3人前) ★


たいもをたくさん頂きました。
簡単でほっこりと美味しいものです。
ぜひ作ってみて下さい。

【材料】
たいも 中くらいのものを6ケ
タコ 300gくらい
出し汁 材料に被るぐらい
酒と醤油 適当

【作り方】
たいもの皮をはぎ、湯の中でぬめりを取りながら洗う、適当な大きさに切る。
タコを水で洗って少し厚めにそぎ切りにする。
フライパンにたいもとタコを入れて、出し汁を材料に被るほどに加えて中火にかける。
そこへ酒少々と少なめに醤油を入れて煮る。
たいもに火が通ると火を弱めて味をととのえて、水分がなくなるまで煮る。
たいもにタコの赤い色がつき、ほっこり、ねっとりなったものは冬の煮ものとなります。
名古屋の方は砂糖を入れましたが、私は砂糖を使いません。


私のお役に立ちたいレシピは今回で終わりです。
すこしでも皆さまのお役に立ったなら嬉しいことです。
私の亡き母は、60歳になり子育ても終わり、時間に余裕ができた時から、
テニス、英語、数学を習い楽しんでいました。
料理は料理教室に参加すると必ずその日の内に作っていました。
習ったものは必ず作って自分のものにしてしまうという人でした。
私が結婚する前に、アメリカ人の方から習った料理を、50年も前のことです。
冷凍庫やオープンを持っている家庭もすくなかった頃です。
そのオープン料理の七面鳥の肉詰をクリスマスに作っていました。
その前の年の暮れに私が帰省した折に、なにか珍しい料理をしてよと言われたのですが、
この村には肉屋は一軒だけ、それに七面鳥なんてなくて、
母に鶏が一羽あればいいと話すと、母は農家の庭先で飼っている鶏を、
その家の人に絞めてもらって買って来たのです。
その鶏にミンチなどを詰めて、七厘でじっくらじっくら焼きました。
家の軒下で焼いていると、通りかかる人が珍しいそうに見て「何しゃうが」と聞き、
「鶏を焼きゆう」と答え、「どうするか」と聞き返され、「食べるが」と答えて笑ったものです。
そのように私はある物で工夫して作ることがほとんどです。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2017年2月号より転載しました。
コメント
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