さざえのつぶやき

音楽活動を中心に、日頃の思ったこと感じたことを日記のように綴っていこうと思います。

ピノッキオ

2021年11月14日 | 下手の歌好きソングライターのつぶやき
今までにたくさんの本を読んできたけど、本が好きになったのは、母親が親父に後で怒られながらもローンで買ってくれた、54冊の「世界の名作図書館」講談社のおかげだった。
ブックローンというその名の通りローンで本を買えるからなのか、そんな名前のところから買ってくれたもので、トタン屋根二間しかない貧乏あばら家に、縦長5段?くらいの本棚とセットで送られてきたものだから、そりゃ親父も怒るわなぁ~(苦笑)エジソンや野口英世なんかの伝記、坊ちゃん、ドン・キホーテ、ガリバー旅行記、大宇宙の少年、十五少年漂流記、いま思い出せたタイトルがこんなの、その中で一番小学生の僕が感動したのが「ピノッキオ」だった。

最近、映画で「ほんとうのピノッキオ」という作品が公開されていて、観たいんだけど奈良県では上映されていない!!(怒)



僕が読んだ本も、あのディズニーのアニメ「ピノキオ」や日本のアニメ「樫の木モック」のような明るいタッチじゃなく、暗くて、ダークで、読んでて少し怖くて、悲しい・・・そして最後は感動的!!そんな印象だった。

今でも微かに本の挿し絵まで覚えてる・・・ゼペット爺さんがお腹を空かしたピノッキオに梨を食べさせるシーンがあるんだけど、ピノッキオは「皮を剥いてくれなきゃいや!」だとか「芯は食べれない!」といってだだをこねるんやけど、でも爺さんはそれを説得させて皮のまま食べさせる、そのシーンが永田家で親父が「ジャガイモの皮を剥くな!!そこに滋養があるんじゃ!」といって母親に怒鳴る場面と重なってるんやろね(苦笑)

悪い狐と猫?の盗賊に騙されて、怠け者の集まる遊園地でロバの姿にされるシーンは怖かった・・・そして最後はクジラのお腹の中でゼペット爺さんを見つけ、救出して、たくさんの事を学んだピノッキオが、女神の力でやったか、木の人形から生身の人間になり、ゼペット爺さんの息子になるという、そこに小学生の僕は「人の役に立つことで、夢はかなう!!」みたいな教訓を受けたんよね~たぶん・・・(笑)

で、これを書き込みながらネットで探せば、あるじゃないか~その僕が読んでた本が古本で!! これはもう一度買って読むべきちゃう?