負けない MCTDとの気ままな日々

MCTD、シェーグレン症候群である大学生の気ままな毎日をリポートします。

歯が見えるようになった!

2019-02-09 10:50:25 | 口唇口蓋裂
さて、補綴科で抜けた前歯を補ってもらった私。私の場合、両側の口唇口蓋顎裂なので普通の人だと笑った時に使う口周りの筋肉も切れていると思われていたので、「笑った時に見えはしないけど、ないよりはあったほうがいいよなー」という程度で、この歯は再建しました。

歯が抜けてから6年間もそのまま何の補綴などの治療もせずにいたため、(正確に言うと部分入れ歯的なのはすぐ作ったんだけど、その後に膠原病を発症して、入れ歯を使わずにいたら退院して入れられなくなっちゃってた)隙間も埋まってきてしまっていました。成長期に歯を失ったため、せっかく歯の導出のために移植した顎裂の骨も用を為さず、骨格も小さめになっていました。他の歯を並べた後、スペースが取れるか?というのがかなり微妙だったわけです。

そんなわけで、今回前歯を作るのは矯正の中でもハイライト級に難しいと予測されていたのです。診断の際に矯正の方でも「前歯ほしいっす!」ってリクエストしたら、レベリング期からオープンコイルって言う隙間を開けるコイルを入れられるよね。しかもこのコイル、強度が一定しかなくて、最初はむぁじかってくらい痛かった。

しかし、とうとうやっと、補綴治療をしたところ、最初に歯医者さんに鏡を渡されて「笑って見て」と言われる。

この時は全然見えない。でも歯医者さんは喋ったりしたら多少は見えると思う、と言うので半信半疑で帰宅。家に帰って喋ったりしてみると、見える!おおっ!歯だ!(小学生並みの感想)


歯医者さんの説明だと、一番最初の口唇形成の時にスーパー先生が、笑った時の筋肉は使えるように形成はしてくれてたらしい!(どうやら電カル経由で情報が出てきたらしい)それがなければ、無理して矮小歯を使っての再建は勧めなかったと思う、とも言っていました。

ところが、歯が抜けてから長いこと何もしていなかったので、唇の重さに負けて唇がもともと歯があった部分に下がってきてしまったらしい。そのため、筋肉もどーにか唇を支えるのに必死で、笑った時、喋った時のことまで手が回らなかったらしいのです。そのため、だんだん上唇が引っ込んできてしまい、唇のバランスも悪くなってきていました。その唇のバランスも今回歯を再建したことで多少マシになり、顔つきも多少良くなりました。補綴科の先生は成長期に歯を失うと骨格形成にも問題があることが多くてうまく再建できないケースもあるけど、今回は顎裂部骨移植までの手術のレベルが高かったこともありうまくいった、とご満悦でした。(あとうちがあんまり成長しなかったことも都合が良かったらしい。チビで何より)途中で見てもらえなくなってしまったスーパー先生だったけど、まさかこんなところで贈り物があったなんて!


さらに歯が抜けたのは中二でまだ吹奏楽をバリバリやってたころ。前歯がなくなって音色が悪くなったのは自他共に認めるところでしたが、さすがに「歯が取れて……」なんてコンクールのオーディションで言えません。そのままコンクールに出て(最低)三年後ジャズバンドを始めてラッパを吹き始めた頃には最早上唇が引っ込んで、上唇にマウスピースが当たらない状態!まだ前歯を作ってからラッパは吹いてないけど、音色変わるのかな?楽しみ!

そんなわけで、歯を一本失うだけで、骨格や表情、顔のバランスまで変わるということがわかり驚愕したのでありました。お年寄りが歯を失うことがいかに怖いか。みなさん歯は大切にね!

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