負けない MCTDとの気ままな日々

MCTD、シェーグレン症候群である大学生の気ままな毎日をリポートします。

後輩指導に金は出るのか?

2024-01-31 07:44:00 | 研究室ぐらし(博士のタマゴ)
よく私が後輩指導していた頃、後輩から「先輩ってそこまでして金もらえてるわけじゃないんですよね?」とかきかれていました。

うるせー。

おはようございます。

今日はそんな後輩指導の裏側の話です。

大学生達、いる院生には2パターンありますね。そう、「授業や実習にいる、なんかよくわからないけどうるさい院生」と「研究室にいる院生」です。

このうち、お金の出ている院生はどちらでしょう。

毎週コンスタントに授業に現れている院生の場合は採点などを担う場合もありますので、TA(ティーチングアシスタント)としてお金をいただきます。時間にして千円くらいだったと思います。そんなに高くないですが、まぁ一応出ています。(最低賃金ギリとかそんなレベル)何十人も見るし、責任も大きいからですね。

ところで研究室で君たちを指導してくれている院生は……。修士の場合、「指導」ではお金が出ていません。え、あんなに親切にしてくれていたのに?と驚くかもしれませんね。マジです。(博士はRAとして出ていることがあります)

え?じゃあ待ってください、先輩って……

研究室の後輩のやらかしの尻拭い
ジャーナルクラブの準備の手伝い
後輩のメンタルケア
病んだ後輩のサポート
etc etc

って昔言われましたけど、はい。無給ですよ。

そうなると当然ムラは出てくると思います。私みたいに指導熱心なのかよくわからないが、とりあえず面倒は見てくれる人(ごく稀に熱心な人もいる)と、全く見たくない人とね。まぁお金もらってりゃ義務と責任はあるけど、そういうの、別にないしね、と。の割にいざ指導がちょっとでも行きすぎたらハラスメントとか言って突き出されるんだぞー、と。

つまり、研究室の先輩は善意です。

本当になんの見返りもなく、面倒を見ています。

私は結構見返りのない、この少人数の指導、好きでしたがね。でも今一番下っ端になって思うのは、「自分の研究だけに時間使えるの神」です。もちろん後輩できたら全力で育てますよ。ただ、その一方で「ムラができるのも仕方ない」とは思っています。だって指導なんてめんどくさいって思うのも無理ないからね。卒研生はピヨピヨ鳴いてもいないんだよ。卵の中から出てくるようにさせないといけない。それがどんなに大変なことかと思います。

ただ一つだけメリットがあるとすれば、お金を貰ってないからこそ、期間を選ばず大事に大事に育てられるということと、指導に力を入れる子を選べる(後輩入局時にある程度指導する子を選べる)ということでしょうか。TAは結構香ばしくても逃げずに頑張らないといけないからね。(地味にキツイぞ)どんなに学級崩壊みたいになっててもね。

つーわけで、研究室の院生は大事にしてやってくださいね。喜びます。

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若干死んだ

2024-01-30 10:05:00 | 研究室ぐらし(博士のタマゴ)
大物の実験をして、盛大に失敗してきました。

いえええい!(いえええい、ではない)

来年度の予算執行可能になるのはいつですか⁉︎私は早く買い物をしなければなりません!後二ヶ月(予算種別によっては五ヶ月、この辺はまた語ろう)も待てません!

そういえば今週末、今年もとパラスキー連盟の方々とスキーに行くのでこの若干やられた心を浄化してきます。
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一本釣りって何?どうしておススメしないの?

2024-01-29 08:12:00 | 大学生向け
えー、この時期になると「一本釣り」された学生が「こんなはずじゃなかったんですけど」とか言って配属前教育とかのタイミングで狼狽えて、逃げ出したがる季節ですね。

ようこそ修羅の国へ。

今日はこの研究室における一本釣りについて解説していきたいと思います。

そもそも一本釣りとは、卒研や修士の学生として特定のお気に入りを囲うことです。「おかかえ」とか大学によって呼び方が違うのですが、お気に入りを囲う、成績優秀者を囲うという意味では一緒です。

でも今となっては思うんですよね。

研究能力と成績って比例しないし。
まずかかえたい理由を察した方がいいって。

普通、マトモな先生は3人くらいは卒研生が入ってきます。まぁ学科で決められている人数に満たなかったとしても、第二希望まで含めればかなりいます。なのでわざわざ囲う必要がないのです。

じゃあなぜ囲うか?
頭のいい方は察しが付きますね。定員充足がどんなに頑張っても不可能だからです。あとは成績優秀者を入れて、なるべく業績を上げる確率を上げたい、とか。まぁ要は自分本位の理由なんですよ。
もちろんごく稀にとても気に入ってくれて、学生を育てたいという高尚ないる方もいますが、かなり稀だと思います。

定員充足できない理由はさまざまですが、厳しい、アカハラ、セクハラなど学生にとっては不利になる要素が満開なことが多いです。私自身もさして長くもない研究者生活で「一本釣りされたー!」と自慢していた学生の血の気が引いているのを何人も見たのですが、だいたい教授の性格がやばいんです。
加えて、お気に入りにはそれなりの期待をしています。まぁしないで欲しいけどするのが人というものなんですよね。それの研究能力が、実際学業成績などからイメージしていたものと違っていたら、期待と「こんなはずじゃない、できるはずだ」という気持ちが相まってものすごく先生側もフラストレーションが溜まると思うのです。そうすると学生からは「高圧的な指導」になってしまうわけです。

こうなるともう最悪ですね。
先生の期待は満たせず、かなりキツい生活になります。

もちろん、修士以上になれば研究業績もある程度つくので、そうした期待と実力のミスマッチは減りますし、一本釣りを恐れる必要もないとは思います。(でもあんまりマトモな理由はきかないので原則やめたほうがいいと思います)

が、研究をかじったこともない卒研のうちは避けておくのが無難です。なぜなら研究はやってみなければわからないからです。業績が出るかも、向いているかすらわかりません。(私自身は修士の入試がB4の夏にあるのがほんとわけわかんないと思ってる人です。私はすでに三年つんでたけど、普通の人はたった半年で研究の向き不向きなんてわかるかー)そのタイミングでそういうことするのはミスマッチが起きた時のリスクが半端ないということです。

というわけで、危ないラボに入ったら今のうちならまだ逃げられるからにげて!お姉さんとの約束だぞ!
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型取り直しになったぞ

2024-01-26 16:11:00 | 口唇口蓋裂
えー、前回あと一回で終わるって思ってた左上7番様の被せ物ができてきました。あとは調整してはめるだけ……そう思っていたのですが。

まぁ被せ物自体がばちくそ小さいわけです。銀歯を削ったらあと一息で穴が空くところまで行ってるのに適合しないという事態になり、「やりなおし……ましょう」という話に。

ちなみに真下は貴重な天然歯。エナメル質形成不全の歯なので、象牙質がどこまであるかもわかりません(もし剥き出しになったりでもしたらとんでもないぞ)し、何より貴重なので削れません。前回は下の歯が詰め物だったので削って解決したんだったと思い出しました。

つーわけでまた土台の形成をほんのりやり直して、保持用の金属がハマる穴までつけて再び全顎印象カモン。
まさかこんなところで足踏みをするとは思ってもみませんでした。よろよろ。まぁ全顎印象自体は慣れてるし歯医者都合の再作成はお金取られないからいいけど。

つーわけでまた持ち越しになりました。新年度までに終わってくれ頼む……。(切実)
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申請書ねかす

2024-01-25 17:48:00 | 研究室ぐらし(博士のタマゴ)
やっと1通申請書が書けたので学振もついでに書きました。学振の怖いところはこれが数ヶ月するとゴミみたいになってたりすることです。

ちなみに今回、先行研究との比較が割と薄っぺらく仕上がったので(だって仕方ないだろ、研究計画を全体の2ページに納めろっていうんだからさ)わりと早々にゴミの未来見えてますけどね。

ちなみに明日はやっとクラウン充填なのでこれでようやくです。

さああとはギリギリまで申請書たちを寝かせます。
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