負けない MCTDとの気ままな日々

MCTD、シェーグレン症候群である大学生の気ままな毎日をリポートします。

総合病院とクリニックの違い

2019-03-31 10:31:09 | CEな日々
さて、お約束した通り、総合病院と透析クリニックでのそれぞれのインターンを経験した私が、総合病院と透析クリニックの違いを力説したいと思います。

まず、勤務体系の違い。

総合病院はオンコール夜勤がある
透析クリニックはオンコール夜勤はないことが多い(都市部の夜間透析病院などはあります)
総合病院はちゃんと見ないと著しくブラックな場合がある
透析クリニックはブラック少なめ
教育から独り立ちまでの期間が透析クリニックは短い
総合病院はローテーションがあり、まずは色々な分野を見て回ることができる分、独り立ちまでに2から3年を要する
透析クリニックはスペシャリスト、総合病院はジェネラリスト
学会発表を積極的にするのは総合病院
開発などを視野に入れるなら総合病院
認定をたくさん受けたいなら総合病院

ざっと言うと、まず大きな違いは最初に述べた「オンコール夜勤があるか」ですね。オンコールとかだと、自宅に「半径何キロ以内」などの制限がつくこともありますし、そもそもオンコール無理!って人は総合病院はやめたほうがいいと思います。
あとは、色々な分野を経験したい!と言う方は、総合病院は基本的にローテーション制を採っているので、初年度にカテ、心肺、透析など全ての科を順繰りに回っていくことができます。この後に、自分の専門を見つけていくスタンスが多いので、「自分どこ向いてるかわからない」って人はとりあえず総合病院に就職しておくケースが多いです。


次に患者さんの感じ。

患者さんとの距離はどっちも同じくらい
総合病院の方が患者さんの状態は悪い
クリニックはある程度状態のいい患者さんが来る
患者さんの自己管理がいいのは総合病院
患者さんの自己管理が悪いのはクリニック

まぁ透析に関しては、患者さんとの距離や声かけの仕方はどちらも同じ感じでした。ただ、総合病院には、「別の」病気で這々の体なのに、定時の透析をしている人とか、クリニックでは診られないくらいの重度の認知症で非常に好戦的な態度であるというような人もおられます。(これはスタッフにも危険があるので、鎮静します)また、寝たきりも多いです。そのため、話をできる患者さんは総じて少ないです。ICUは言わずもがな、ですし。ただ、そういうことがなければ、患者さんの教育をしっかりしているからでしょうね、かなり長く透析される方もいますし、患者さんの自己管理はものすごくしっかりできています。(具合の悪い人以外は毎回きっちりドライウェイトを守ってきていました。引き残しも無しです。素晴らしい!)シャントトラブルもすぐ見つけるので、早期発見早期治療が出来ます。
クリニックは寝たきりやスタッフも命がけで治療に当たらなければならないような患者さんは少ないというか、いないです。(もちろん穿刺時に保定しなければならなかったり、ミトンをはめなければならないくらいの認知症の方はいましたが)認知症であっても、なんとか意思の疎通が出来るくらいの方々なので、アセスメントなどに苦労することはないです。ただ、とにかく設備がないので、シャントトラブルの対応も早期には出来ないし、スタッフとの距離が近すぎるばかりに馴れ合いで終わるのか、教育がちゃんと出来ないこともあります。そのため、「著しく穿刺しにくい」患者さんや、「自己管理ができていない」人が一定数います。(それこそ中2日で10キロ増、キャーみたいなのも所によってはいるみたいですね。私のインターン先にはそういうのはいませんでしたが)


私が両方見た感じでは、若いうちは総合病院でジェネラリストを目指し、総合病院に体力の限界を感じ始めたら、クリニックに移動するのがいいのではないかと思いました。やはり、総合病院の一番の盲点として、夜勤があります。これは体力が必要なので、年取って体力がなくなってくると厳しいものがあります(事実、総合病院の技士長さんは若いですし、平均年齢も低いです。)ただ、学会などで知り合ってお話しすると、面白い話をしてくれるのは、総合病院の技士さんが多いです。これはやはり色々な分野を見ているからこそのものがあります。この経験は変えがたいものがあるように思いました。

就活の段階でよく言われるのが、病院はちゃんと見ないと、激しいブラックが一定数あると言うことです。つまり、完全に「労基なんてないさ」、「病院は労基守らなくていい」みたいに考えているところがあるってこと。(マジで、総合病院に就職した先輩が一ヶ月で泣きながら研究室に帰ってきたときはビビった。多分白衣のままだったから病院から飛び出してきたんだと思う。これがわしがちゃんと労働条件について考えるようになった原点です。)そのため、残業代が出るのか、時間外が出るのか、オンコール夜勤は月どのくらいなのか、くらいは最低限聞くようにした方がいいと聞いています。そのため、特にインターンだと正直そうな人を捕まえて、なるべく人事の息がかかってなさそうな人を捕まえて最低限二人から聞くようにしています。ここで口ごもったり、暗い顔をしたり、嫌な顔をしたりする病院には就職しない方がいいです。ということは最後に付け加えておきます。

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インターン行ってきた

2019-03-30 11:30:10 | CEな日々
さて、今週は総合病院のインターンに行ってきました。その感想を書く前に、かねてより心臓血管外科手術の見学をさせてやると言っている我が教授、いつさせてくれるのですか?もう楽しみで長くなった首がちぎれてしまいそうです。ちぎれる前にはお願いいたします。

では、インターンの話ですね。

まずはお馴染みの病院見学からです。総合病院はやっぱり広いなぁ。迷路みたいだぜ。本当に迷子になっちゃうぞー。(事実なりました。ごめんなさい)ただ、ここで分かったことは、MEセンターがカテ室や救急に超近いこと。アクセス良好だな。ここは。

そして、透析室へ。ここでまず、モデルを使った穿刺練習をさせてもらいました。これね、得意なんですよ。何回もやってるから。ちなみに、このモデル、市販のもの以外でも自宅で簡単に作ることができますので、今度ご紹介しますね。(透析勤務の方は自宅にお持ちになるといいかと思います。)

それから、ICUでCHDFのプライミングや、NPPVのマスクフィッティングもさせてもらいました。これは大学での実習もほとんどないものなので、こう言う機会がなければ入職まで触らないと思います。(ラパロも然り)

あと、おかま(高気圧酸素)にも入れてもらいました。加圧はしなかったのですが、それでもこの閉塞感。たまりません。脳梗塞などでせん妄気味になっていたら、「こ、殺されるーっ!」って叫ぶ人がいるとか聞きますが、実際は加圧もされていて耳も痛いですから気持ちわかります。

カテ室も見せてもらいましたが、丁度カテがあったので、初めて防護服を着たのですが、とても重いです。鉛の入ったものなので、もう肩こりが。これ臨床実習中はずっと着るんだよな……ぷるるるっ。


今回のインターンでは、前回の透析クリニックとの違いも含めて書いていきたいのですが、それはまた明日「総合病院とクリニックの違い(仮題)」ということで出すことにします。今回の病院はかなり守秘義務が厳しいので、患者さんと話したことは全く書けず、こんなことしか書けないのは無念ですが、なにせここで総合病院との違いまで触れたら、本当に患者さんのことを書いてしまいそうな予感もいたす。それではっ!

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抄録の取り扱いに困る

2019-03-29 11:38:31 | CEな日々
今日は部屋の大掃除をしました。するとあれよあれよと出てくる大量の会誌と抄録!

これってたまに研究とかで、「都臨床工学技士会二千十七年度会誌ペケペケ」的に引用したり、参考にしたりするから捨てるに捨てられない!でも場所は取る!特に日臨工っ!あぁっ!

今は学会として参加してるのは、日本、東京都、関東のみなのですが、さらに参加した場合抄録はどんどん増えてくることが予想されます。みなさんどんどん増える抄録はどうされているのでしょうか?自炊(データ化)でしょうか。

来年からは大学の抽選に当たればロッカーの支給があるので、そこに抄録を持っていけばしばし猶予がありそうなのですが。まぁ学生終われば、そんなに大規模な研究をすることもなくなるかもしれないし、そこまで何年も前の抄録を取っておく必要はあるまい。

ついでに言うと、学会でもらうものの中で、パンフというものもいるのですが、これはダブりをいちいち確認するのが面倒なので、真新しい気分になるものだけ取っておくことで合意しております。午後はこれの整理をしておかなければいけません。

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仮合わせ

2019-03-28 14:38:32 | 病気
今日は足底板の仮合わせをしてきました。やっとですやっと。

呼ばれるとインソールのオバケみたいなものを足の裏に敷かれて、立ちます。この時点でだいぶ膝の調子がよき!ただ、仮合わせなので、本当につぎ当てのオバケ。

そして、靴の中に入れてもらい、歩いてきて〜と言うのですが、まぁ足の裏の違和感は強い。ただ膝の主張が全くない!もう何ヶ月も歩く時に主張してきていたひざがっ!はやくもこれは素晴らしいものなんじゃないかと言う気がしてきました。ただ、この時点ではまだ土踏まずの骨(なんて言うんだっけこれ舟形骨とか言うやつだっけな。後でアトラスを見よう)にインソールが当たってて、やや痛いので切り出してもらいます。切り出してもらって再度歩くと、全く痛みなし!すごいな。義肢装具士。

あのね、歯科技工士もそうなんだけど、この手のオーダーメイドの身に付けるものは上手い下手がかなりはっきり分かれるもんなんですよ。歯科技工士の方はね、口唇口蓋裂だと度々お世話になるので、できた装置をつけると「あーうまい」、「あー下手」ってすぐわかります。本当にうまいと、2週間もすれば付けていることを忘れてしまいます。(今のリテーナーがそうです)

ただ、義肢装具士は扱うものが大きいし、そこまでかなぁと思っていたんですが、かなり上手い人なんでしょうね。数ヶ月間悩んだ膝の激しい主張が一瞬でこれだけ軽減されるんですから。しかも、口の中と違って、最初こそ違和感があるものの、その違和感もすぐに解消されてしまいそうな感じ。これは義足ユーザーが上手い義肢装具士求めて探し回るのも分かる気がするわぁ。(春休みも終わりそうだし)早く完成してくれっ!というわけで、また来週予約を取りました。無事これで春休みに終わりそうです。

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学生時代に資格を取るべき?

2019-03-27 08:31:53 | CEな日々
「あのー、こども病院って新卒採用ないんですカネ?」って気軽に聞いたら、「保育士取ればええやん」って言うツワモノの教授が現れました。おはようございます。

えー、学生といえば
「学生時代に取れる資格は取っといたほうがええで」
「資格コレクターにはなるなよ」
「資格とっとけば就活楽だから」
っていうような資格に関する話がはびこっていますね。でも実際、どこまで取るべきなんでしょうか。そもそも学生時代の資格の有用性ってなんなんでしょうか?


医療系の場合、病院の履歴書に書く順番は「運転免許→国試(主眼のやつね)→もしあればその他国試→英検漢検→トイックTOEFL→その他資格取った(大事な)順」だということからまず覚えた上で、資格に取り掛かる必要があります。つまり、あまりたくさんとっても意味がないということ。(まぁもちろんBLSなどは別欄になっているところもあるので、持っていて損はないと思いますけれど。)実際私もねー、上位資格を優先するがあまり書けない資格あるんですよ。日赤のね、救急員に付随して取った資格なんですが、いや全くもう。あまりに書かないので名前すら忘れました(おいこら)

また、資格の中には定期的な更新を要するもの(運転免許を筆頭に、救急資格、認定など)があり、その度にお金が必要になることを押さえておかなければなりません。基本的に病院の考えによりますが、学生時代に取った資格の更新は自己負担になることが多いです。なので、あまり資格を取りすぎるとかえって負担になります。

それに、特にCE関係の資格は、どんどん出来るので「いまいちこいつ有用性わからんな……」「学会潰れたらこの資格終わりなんちゃう?」みたいなのがあって、将来性の確約が今ひとつなものもあります。そういうものを取るかどうかというのは非常に悩ましく、それこそコレクターで終わる可能性もあります。

あと、資格に関する大きな罠として、ME二種のような基本の資格が取れていないと、なかなか次の資格を受けるわけにもいかない(あるいは教員からゴーサインが出ない)というのがあります。これは落単した場合も然り。こうなると最初の一発が受かるまで、コレクションできなくなるという悩みが発生してしまいます。


さて、こうしたことを踏まえて、どのようなスタンスで資格には挑めばいいのでしょうか。

私は

あれば損はしない、しコレクションするのも楽しい。でもなくても死なない

というスタンスです。まぁ資格はあればあるほど助かるのは事実なんですよ。特に医療系は。しかし、元々の勉強がまぁまぁ(かなり)しんどいので、資格のために単位を落とすと(わいだ!)本末転倒となります。そのため、なくても死なないと思っていなければいけません。

私は大学入学時に目標とした資格はあと、
心電図検定
ME一種
のみとなりました。これが受かって、国試も受けられそうだとあらば保育士も検討します。(本音を言うと院試までにトイックかTOEFLを受けなければとてもむずい英語科目が免除にならないので、早く規定の点を収めて鮮やかに勝利を収めたいところ)

まぁ先輩からの意見としては、「資格のために単位落とすなんて馬鹿だからね!」ってことよ。ほんと。コレクションに否定はしないけど、ここだけは気をつけて。

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