負けない MCTDとの気ままな日々

MCTD、シェーグレン症候群である大学生の気ままな毎日をリポートします。

後輩指導で時間にうるさかった訳

2023-05-31 08:22:00 | 研究室ぐらし(博士のタマゴ)
「先輩は唯一時間にうるさかったが、それ以外はザルだった」と定評です。おはようございます。

さて前回記事でもお伝えしましたが、私が唯一口酸っぱく指導してきたのが「時間を守る」ことでした。逆に言うとそれ以外はマジでザルでした。今日はその理由をお話しします。

・時間は金で買えないから
まず1番はこれでした。この世の中にはどんなに頑張ってもお金で買えないものがあります。それは「時間」と「命」です。この二つだけは相手のものを奪ったり盗んだりしてしまうと、どんなに頑張っても取り返しがつきません。そして有限のものです。ものは壊してしまったら買い直せます。でも時間はそうはいきません。あなたにとっては何気ない数分でも、相手にとっては貴重な数分かもしれません。

・一分一秒を争うから
臨床工学技士自体が命に関わる疾患(循環器疾患など)を取り扱うこともあり、時間に学科全体としても厳しかったです。授業に遅れますと、「その時間で患者が死ぬぞ」は定番でした。実際心筋梗塞などは一分一秒を争いますのでやむを得ません。私自身もそれを感じていたし、卒研期間では授業などでの徹底した時間管理教育がなくなるので、臨床現場に出る学生には卒研中に感覚が鈍らないようという意味も込めてしっかり指導していました。

・研究者は忙しいから
著名な先生は忙しいです。大学の先生もね。大学院の学生も申し訳ないですが時間刻みのスケジュールなのでなかなか難しいです。そう、研究者のタマゴから研究者にかけてはみなさんお忙しいのです。そんな中、約束を守らない人や遅れてくる人がいると研究のペースを乱します。なので研究室全体として安定したスピードで研究成果を出すためにも、時間を守ることは大切です。

・チャンスを失うから
で、著名な先生とアポイントメントを取る幸運に恵まれたとします。でもあなたが遅れていくと次のスケジュールが詰まっているので先生はいなくなってしまうわけです。こう言う感じで貴重な話が聞けるチャンスを失ってしまうのです。それだけではありません。時間を守らないことが続けば、ラボメンバーからの信頼も失ってしまい、雰囲気の良いラボにいるチャンスも無駄にするかもしれません。逆に言うと、時間を守るだけでこう言うチャンスをモノにできるのです。自分が仕事をしやすくするためにも、時間を守ることはとても大切です。

・信頼を勝ち取るのに早いから
ちなみにそんな感じで研究者同士は忙しいので、相手が遅れてくることはザラにあります。しっかり時間に遅れずに仕事をする人はそんなわけでかなり貴重な存在です。というわけで、時間を守り続けることは研究を進めるうえで1番最初に信頼を得るのに手早い方法なのです。こっちからすればただ時間きっちりに行動すればいいだけなんですから。これで信頼が得られるなら楽なモノです。

こうした理由から私はかなり時間についてはうるさかったです。今はスマホで時間きっちりに「遅れるー」と言える時代になりましたが、研究室の場合は実験中で手が離せなかったり、事前にわかっていればできる作業が出る可能性もあるため、そうした意味でもロスさせないようにキャンセルも早めに伝えるよう指導していました。かなりうるさかったと言う自覚はありますが、こうした明確な理由があるので今後もし後輩ができたらまたうるさくなることでしょうね。
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スケジュール帳選びに失敗した話

2023-05-30 06:55:00 | 日記
えー、今年がまだ半分も経っていないのに、既に若干スケジュール帳選びに失敗した可能性が出てきました。

おはようございます。

というのも、ドライラボからウエットラボに変わり、だいぶ文化が変わったんですよね。

そのうちの一つが、自分の予定だけではなく「細胞の予定」の管理も重要になったことです。

細胞の予定ってなんだよと思うかもしれませんが、細胞の中には何日おきに棲家を引っ越しさせなきゃならない(継代という)とか何日おきに培地を変えてやらなきゃいけないとかそう言うことが明確に決まっている細胞があるんですよ。これを守ることが結構至上ミッションなんです。

なるべくそんな細胞を飼うのはごめんこうむりたいのですが、弊ラボは免疫系なので結構こう言うのが多くてですね。これをすべて書いているとまず細胞の予定だけで半分くらい埋まります。実験スケジュールも特殊な機材を使うものなどは明確に時間が決まっているので書かなければなりません。

それからこれは大誤算だったのですが、博士課程の授業が多いことです。しかも毎週時間割が組まれているわけでないものもありますのでね。これも書かないといけません。

加えてベビーシッター、その他も書かなければなりません。ゼミの予定もね。通院もね。

つまり、スペースが足りません。まぁ圧倒的に細胞のせいなんですけど。だんだん分刻み時間単位のスケジュールになってきてるから、次回からデイリーのついたやつ買うか……。来年まではなんとか頑張ろう。
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江戸東京たてもの館

2023-05-29 05:55:00 | お出かけ
昨日は都立小金井公園内に併設されている江戸東京たてもの館に行ってきました。

さて、こちら「館」とはついていますが、実際は屋内展示ではなく、屋外に建つ歴史的建造物を見るような展示です。


例えば霊屋(おたまや)と言って亡くなった人の魂をまつるもの。


お店などもあります。

昔の銭湯の展示もありました。富士山の絵がもちろんしっかり描かれたやつで、最近はなかなか少なくなってしまったものです。

そのほか昔のものも小道具として飾られていて、非常に雰囲気が良く子どもの学習にも最適です。今回は後半時間がなくなったので、またリベンジ確定です。

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ゼミって何なの?

2023-05-26 07:39:42 | 研究室ぐらし(博士のタマゴ)

学部生は卒業研究がやっと始まり、通称お客様期間から脱出、そろそろゼミ発表を控える頃ではないでしょうか。おはようございます。

さて今日はそんなうら若き君たちに、博士課程に進学して骨の髄まで研究が染み渡ったお姉さんがゼミについて解説します。

皆さんも先輩が「ゼミが」「ジャーナルクラブが」「進捗報告が」などと死んだ目をしてつぶやいているのを目にしたことがあると思います。これらの違いは何ですかとたまに聞かれますが、「こちとら死ぬか生きるかなんだわ。死ななきゃなんでもいい」と思っています。本音は。大丈夫、君たちもいずれそうなるぞ☆

とまあそんな冗談は抜きにして、私は学部からいままでだいたいこんな感じで使い分けています。

ゼミ:教室内(教授・助教・ポスドクなど含む比較的大きな単位。研究室全体をさす)で行う研究成果の発表

進捗報告:班内(ある特定の研究グループ)またはPI(指導教員)と一対一で行う進捗報告(英語でprogress meetingというので略してプログレなんて言ったりする研究室もあるぞ)

ジャーナルクラブ:各自すでに出ている論文を持ち寄って発表する、通称知識の共有

ちなみにいずれも身内なんで容赦ない指摘が飛んでくることが多いです。あまりひどい発表をすると、「今日はもうそれ以上やらなくていいよ。出直してきてね」なんて言われることもあります。これを退場と呼んでいます。だから「先輩たちは死んだ目をしている」のです。どうか優しくしてあげてください。

幸い今のPIはかなり懐が広いようで、今までの研究室なら即退場案件もすでに見ていますが、退場はさせられていません。文化の違いだろうか。すげえな。

 

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膠原病外来

2023-05-25 07:59:00 | 病気
昨日は膠原病外来でした。

鉄は相変わらず小康状態です。正確に言うと血清鉄(血液中に流れる鉄)は多いのですが、鉄の貯金を示すフェリチン値がまだ十分ではありませんので、引き続き鉄剤さんよろしくお願いします。

そしてそろそろこの季節がやってきましたね。

結晶が尿中に検出される、「石の季節」!

ええ。なんなら日曜日もキラキラした結石尿出ました。マジでいつか結石やりそう。まぁちょっとね、ちゃんと水飲みますわ。はい。(培養やら実験やらで飲めないことも多いけど)頑張ってももしやったらブログのネタということで。
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