Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

アサギマダラ2016

2016-09-25 23:19:19 | 自然から学ぶ

 

 もう半月近く前から我が家に訪れていたというアザギマダラ、今年は例年とちょっと違う。ここ数年あまり耕作をしなかった畑に、今年はフジバカマを植えた。妻がアザギマダラを呼ぼうと、増やしていたフジバカマを、初めて意図的に畑に植えた。山際で、上に木が覆いかぶりそうなポジションが良いのか悪いのかは解らないが、いつもの場所で咲くフジバカマとは違って、丈の短いフジバカマが群生するように花を咲かせている今年だ。とはいっても数メートル四方といったところで面積的にはそれほど広くはない。周囲にもここ数年耕作していない田んぼがあるので、そこにも増やしたらどうかと、ときどき妻との間で話題にのぼる。

 そんな山際の畑に先日も記したように、曇天どころか小雨の日にも姿を現していたアサギマダラ。ようやく陽が顔を出した今日、少しカメラを構えてみた。最初は用心深くわたしが接近するとすぐに飛び立っていたアサギマダラも、しばらく仲を取り持とうとしていると、近寄っても飛び立たなくなった。とりわけ大きなアサギマダラ(ここ数年来では最大かも)は、慣れてくるとじっとフジバカマの蜜を吸い続ける。畑に群生させてしまったため、これまでのように丈の長いフジバカマにとまった蝶を下から見るというわけにはいかないが、いつも通りの光景が広がった。匂いの発散がこちらの方が強いのか、例年の株の方には目もくれないアサギマダラが多い。とりあえず今日は3個体があちらこちらに分散して舞っていた。場所を広げたため、1株に複数のアサギマダラが飛び交うという光景はあまり見られなかったが、フジバカマを増やせば個体数も多くなるということがよくわかった。

 どの個体にもマーキングされていなくて安堵する。今はアサギマダラ流行りで、マーキングする催しも多い。マーキングされても個体に影響はないとはいうものの、人の手にその都度触られていればまったく影響がないということはないだろう。妻はかつてマーキングされた個体もやってきたというが、わたしの記憶にはあまりない。我が家にやってくるアサギマダラは、マーキングされてないものがほとんどだ。

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