人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

徒然なるままに

2015年04月22日 | 日記
徒然なるままに

最近「内田康夫」にはまって

つぎつぎ読んでいるけれど

その面白さは

殺人の犯人に行きつくまでの

興味以上に

これがときとして

この国に棲みつく

巨大悪の

告発文学になっているところ。

たとえば昨日読んだのは

吉野川可動堰を

無理やり作るゼネコン癒着

の話で

日本中に蔓延するこの手の

構造が告発されて

もともとそんなものとはわかっていても

殺人に絡んだ小説として

ふむふむと改めて

ゼネコンのさまざまの姿に思いいたる

のでした。

有明海や

長良川

宍道湖

なども挙げてあって

そうなると身近な

私の町でも

このたぐいのことがあったのを思いだす

のです。

町の景観としての水濠を

埋めて道にする

あのときも

「初めに結論ありき」でした。

市民との話し合いなんてものは

形式だけで、

意見を聞きました、はい、終わり

というものでした。

こうして「渚」はコンクリートに変わり

「美しい日本」は

どんどん「醜い日本」になったのでした。

久しぶりで田舎の故郷に帰った人が

目にしたのは

コンクリートづくめの川や海

ではなかったでしょうか。

ゼネコン・・・・

内田康夫さん

次は何を告発してくれますか。

そして

告発し続けてくださいね。

あ、もちろん

歴史伝説の類も書き続けて

老婆を楽しませて

くださいね。



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