人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

小説の舞台

2018年02月20日 | 読書

ある小説を読んで、その舞台となったところへ

ぜひとも行ってみたい、と思わせる小説が

魅力的な小説ではないかと思ったのは

例えば「泥の河」もそうですし「家守綺譚」なども。

だから私にはそういう魅力が感じられない小説は

あまり興味が湧かない、と思ったら違いました。

例えば内田康夫などはそこへ行かなくても

行ったような気にさせられてしまうので行く必要も感じないのでした。

ただ、芥川や太宰などは「舞台」が精神のなかに含み込まれて

しまっているので、この話題とは別次元。

梶井の「檸檬」などは多くの人があの「軒の低い」八百屋さんを

訪ねて、今はその店の窓に張り紙がしてあります・・・

お向かいの和菓子屋「かぎや」はもうありません。

百万遍に移されたのでしょうか。

と言ったところでちょっと首を傾げたのが

梶井の「檸檬」の碑が大阪は土佐堀の近く

靭公園にあるってことでした・・・

京都・寺町にあってこそ、なんですけどね。

彼が大阪生まれとしても

ここにそれがあるのはちょっと・・・


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辿りたい

2017年11月20日 | 読書

ある本を読むと

そこに行ってみたくなるようなのが

いくつもありますよね。

私の中ではトップは

「墨東奇譚」(ぼくの字はさんずいがある)

「夜明け前」そして「白秋詩集」

藤沢周平の下町もの

などなど・・・

でもねぇ

玉の井あたりはまだしも

馬籠はすっかり観光地になってるし

深川あたりは戦災で丸焼けの跡も悲しく・・・

やっぱり小説として

想像力を働かせながら読むのが

真っ当な読書なんでしょうかねぇ。

それでもやっぱり

白秋の生家を訪ねて柳川にいったりするのでした。

 


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女を育てる ?

2017年11月15日 | 読書

立原正秋という作家の名前は

知ってはいましたが

まったく読んだこともなかったのです、

たまたまBookoffで100円だったので

買ってみて

読みました、「名残の雪」・・・・

へぇ、こんな作家だったの・・・

梅を褒めに行く、なんて表現は

優雅だし

いっぱいお金持ちが登場して

鎌倉を描き尽くしているのは

いいとして

不倫という言葉では不満な読者もいるとは

思うけれど

まごうかたなく不倫をしている

男達・・・があたかもそれが

まっとうであるようで

読んでいてやーな気持ち。

でも一番やーな気持ちになったのは

男が「女を育てる」と表現されたところ。

この作家、上品で優雅で、趣味が深くて

という仮面の下はとてもじゃないけど・・・

ともあれ

きっと田嶋 Y子氏なんかは

何よっ、これ !

激怒するかも。

私は激怒しませんけど

読後すぐ捨てました・・・

気持ちわりーと

若者言葉で言いたいですね・・・

 

 

 

 


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帰郷

2017年11月07日 | 読書

浅田次郎「帰郷」は

日本人がなるたけ見たくないものを

ひん剥いてしまった作品・・・

戦友の肉を喰らうまでに

ならざるを得なかった無謀な戦争。

それも日本が好んで始めたわけでもなかった

のに

何万の無駄死に、餓え死に、自害・・・

これらの死に何か意味をつけねばと

日本国家が考えたのは「お国のために」

そしてお国はそのまま「天皇陛下」だった。

天皇ご自身が欲したのではなく

利用されてしまわれたといえる。

あの戦争は欧米の「締め付け」によった。

あの抑圧が一つの国家を破滅的な戦争へと

走らせたのを

今の北朝鮮にそのままそっくりだと

主張しているのは武田邦彦氏。

かつての「真珠湾」が今度は

「核ミサイル」で東京へ

ということになるかもしれない。

どんどん締め付ければ締め付けるほど

起爆力が高まっていく。

第二次大戦の導火線と同じ轍を踏もうと

するのは是か非か・・・

北を侮ってはならない

あの地には「その人のために死ね」

という

どこかで聞いたような思想ががっちり

存在していて

どんなに国民が嘆こうとも

「真珠湾」が爆発することを

忘れないように・・・

 

 

 

 

 


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就眠前読書

2017年09月25日 | 読書

特に女性に多いかも・・・

寝る前の布団のなかで

本を読むって。

一日の終わりの儀式みたいに

必ず本を読む女性は

案外多いのではないかしら。

これがないと一日が締めくくれないみたいに

感じます。

そして今

老婆には

これぞという本が見つからず

困っています。

実は流行りの村上氏とかの

本は

はなっから読む気がしないし

わくわくしながら読む本が

ないかしら。

たとえば「モンテ・クリスト」みたいな・・・

宮城谷氏も司馬遼太郎も楽しんだなあ。

内田康夫も楽しんだ。

梨木香歩も少し楽しんだし

藤沢周平は別格だったし。

それに比するものを早く見つけたい。

だれかが津島佑子を推したけど

あまり・・・

歴史物では永井路子を楽しんだなあ。

何かないかなあ。

 

 

 


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