人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

今日は背中が痛い

2019年11月29日 | 日記

今朝から癌の発生している大腸外側の

右背中下部が痛い。

目覚めた時から。

息子たちが一生懸命になっていてくるのに

癌はしっかり成長しているのかもしれない。

宣告を受けて今日でちょうど一週間

息子が毎日人参ジュースを作ってくれて

糖類はやめ、

朝と昼は主食なしでジュースや生姜茶で過ごしたり

酵素風呂に入ったりしているけれど

そんな息子との日々を

めったにないことだから

楽しんではいるがーー

甲斐無くあちらに逝ってしまったら

がっかり力を落とすだろうなと

そんなことを気にしたりしている。

でも

石仏の微笑む写真をプリントして

壁にかけて絶えず見ていると

何事も煩悩の原野に咲く花だよと

こちらも微笑みを返したくなる。

 


癌に感謝

2019年11月28日 | 日記

癌に感謝 !

周りのすべてが立ち上がってきて

新鮮に輝き始める

いずれは来るお迎えに

一歩一歩近づいてゆく

その道程が

はっきりと見定められて

今までの空漠とした観念ではなく

目標が見えると

こんなにも

周りが愛しい。

息子たちが限りなくやさしい。

これで私はもろもろの執着を捨てて

「優しさに包まれて」旅立てる。

こんな幸せなことがありましょうか。

孤独死は悲しい。

男たちは孤独に耐える姿が美しかったりするけれど

老婆は悲惨だなぁと思っててーー

ともあれ、今朝も息子が人参ジュースを作ってくれて

朝と昼は主食をいただきません。

甘いお菓子が我が家から消えました(笑)

 


余命一年

2019年11月27日 | 日記

久しぶりの投稿です

余命一年と宣告されました。

大腸ガンです。

手術もだめとのことです。

高齢なので抗がん剤もお勧めはできないと。

それに私も希望しません。

余命一年と宣告されたことで

とてもいいことがあります。

高齢 86歳の私、女性

一人暮らし。

息子二人は遠くに住んでいる。

今までは

ずっと「孤独死」の結末を想像してて

「遺体発見二週間後」とかになったら

異臭が近所に漂ったりしていやだなあ

と思ったりしていました。

がーー

この宣告を受けた途端に

息子たちが毎日電話をくれたり

なにやかやと世話をやきに帰ってきたり

まるで私は彼らの手のひらの上に

ほっかりと浮かんでいるような心地に。

これで遺体発見二週間後の腐臭の恐れは

なくなったかもと

すっと気持ちが軽くなりました。

これからの一年を綴ってみようと思います。

癌のみなさまの参考になれば幸いです。

この記事がなくなったとき

私は透明な秋の空のひとひらの雲となって

漂っていると思ってください。