昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

オーロラ観測

2010-02-27 | 海外旅行
バスに乗って1時間くらいだったか、街を外れて山の中に入っていきます。3日間毎日午後9時になると、ホテル前からバスで出かけます。

 オーロラ観測をするあたりは、どうも夏季にはキャンプ場になるのではないかと思う。ベンチとかが設置されていて、今は雪が10cmほど積もっている。


この小屋はキャンプの時には、本部の小屋になるようです。赤いランプが気に入りましたね。月が見える。



 クッキーとか熱いお茶とかブランデイーの接待がある。山男のような鬚の男が、クッキーを作り、そのレシピを配ったりします。

 小屋の中には猫が数匹いました。時々外に行きたくて、ニャーニャー鳴くので、ドアを開けてやると、さっさと出て行った。開いたドアーからは猛烈な霧が入ってくる。外界との温度差は50℃以上になる。

ドアの前の杭に、温度計があった。+50℃からー50℃までの温度計です。現在ー40℃を指しています。








小屋の外で、オーロラの出現を知らせる口笛が聞こえる。皆さんぞろぞろと外に出る。つなぎの防寒具は寒さを感じません。








ぼやーっと空に輝く白い雲のように浮かんでいます。月光が冴える山野は、煌々とした月明かりの中に埋没しています。



 今から14年前はデジタルカメラもなく、ASA400のフィルムを使い、絞りは開放で、肘を突いて、カメラを固定し、息を殺してシャッターはタイムボタンを押し続けます(40秒~10秒) 撮影が終るとカメラは懐に仕舞っておかねばならない。

 それにカメラを室温から、氷点下に置くと、露がつき、それが瞬時にして凍結して、駄目になる、だから、三脚で始めから屋外に出しておくといい、と誰かが言ったとかで、ビデオカメラも普通のカメラも、そうした人がいた。
 彼は後程、凍ってカメラが潰れたと言っていた。


この光る影は、あまり変化しません。この画像の傷が気になります。DPE屋さんで依頼した時、フィルムの扱いで何かあったと思います。




頭上に出ていた、カーテン上のオーロラは、音もなく縦揺れをしながら動いていきます。







このオーロラは、太くなったり細くなったり。




この3枚は、10分ほどの変化を3枚並べました。そして消えていったのです。